過労自殺しかけた経験を描いた書籍『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』の著者である汐街コナさんが、会社から身を守るための処世術などを紹介する漫画連載「会社につぶされないために」。今回のテーマは「ブラックに慣れすぎて(1)」です。

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これは最初に勤めた会社を退職した直後のことです。

今思えば、市役所でなくても朝9時から夜11時まで窓口対応しているわけがないのですが、本当に、当時は疑わず信じ切っていました。

この感覚がいきすぎてしまい、「当たり前」になると、人にもブラックな働き方を強要するような考え方になってしまうのかもしれない、と思いました。

それにしても、このとき対応してくださった窓口の方は、わけのわからないことを真剣な顔で言い出した人を相手にして、怖かっただろうなあと思います……。今思い出しても申し訳ないです。