メルペイは2019年2月13日のサービス開始から1周年を記念して、2020年3月1日よりポイント還元キャンペーン「メルペイフィーバー」と「メルペイサンデー」を開催。同キャンペーンでは還元対象となる店舗が段階的に増えていたが、ついに3月15日すべての店舗が出揃った。もうすでに3,000ポイントの還元上限に達してしまったという人もいるだろうが、改めて2つのキャンペーンについて解説する。

  • メルペイ、最大50%還元! 「メルペイフィーバー」「メルペイサンデー」を解説

「メルカリ」の売上金がなくても使える

メルペイはスマートフォンを使った決済サービスで、フリマアプリ「メルカリ」の売上金やポイントを使って、コンビニなど加盟店で買い物できるのが大きな特徴。利用には「メルカリ」アプリのダウンロードが必要だが、必ずしも「メルカリ」で売買をしていなくてもよく、売上金がなくても事前にチャージ、または後払いの「メルペイスマート払い」を利用すれば、買い物に使うことができる。

  • (左)「メルカリ」アプリの下部メニューで「メルペイ」をタップすると各種設定や最新情報が確認できる(右)アプリでは対応する金融機関から1円単位でチャージ可能

チャージは銀行や信用金庫の口座を登録(約350金融機関に対応)すればスマホ上で完結でき、セブン銀行ATMから現金でチャージすることも可能。利用の翌月末までに精算する「メルペイスマート払い」を使えば後払いで利用することもできるが、上限額は利用状況などにより審査されるためユーザーごとに異なる(18歳未満は利用不可で、18~19歳は保護者の同意が必要)。

メルペイにはiD決済、コード決済、ネット決済の3種類の決済方法がある。iD決済はスマホをかざして支払う方式で、NTTドコモが展開するiD加盟店で利用可能。iOSであればiPhone 7以降の機種、Androidであればおサイフケータイに対応したAndroid5.0以降の機種が必要となる。コード決済はQR/バーコードを提示または読み取って支払う方法。ネット決済は対応するネットショップで利用できる。

  • (左)iPhoneではWalletアプリに設定するとiD決済が利用できる。Mastercardコンタクトレス対応店でも利用できるがキャンペーン対象外(中)AndroidではiDアプリのメインカードに設定するとiD決済が利用できる(右)コード決済を使う場合は「メルカリ」アプリの「メルペイ」のメニューから表示できる

「メルペイフィーバー」は最大50%還元

開催中の「メルペイフィーバー」と「メルペイサンデー」は、期間中の条件を満たした買い物に対して、1決済あたり最大500ポイント(コンビニは300ポイント)、合計で最大3,000ポイントが還元されるキャンペーン。ポイントは利用の翌日に付与され、ポイント有効期限は付与日を含めて60日。1ポイント=1円相当で、メルペイでの支払いに利用できる。

「メルペイフィーバー」は対象店での利用に対して最大50%のポイントが還元されるが、「コンビニ」、「ドラッグストア」、「飲食店」、「まちのお店」で、それぞれ期間や還元率が異なる。コンビニでは利用時点でメルペイの本人確認完了済みの場合は20%還元、未完了の場合は10%還元。コンビニ以外では利用時点で本人確認完了済みの場合は50%還元、未完了の場合または本人確認完了済みでも18歳未満の場合は20%還元となる。

●コンビニフィーバー/2020年3月31日までの毎日7:00~13:00
コンビニでは1決済あたり300ポイントが還元上限。セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンなど大手コンビニは軒並み対象となっており、各店ともiD決済が利用可能。ファミリーマートはコード決済に未対応で、デイリーヤマザキのコード決済は3月23日以降に対応される予定となっている。

●ドラッグストアフィーバー/2020年3月21日まで
ドラッグストアは約60のチェーン店が対象だが、チェーンによっては一部対象外店舗があるので、利用前にメルペイのキャンペーンページで確認しておこう。ほぼすべての店でコード決済は使えるが、iD決済に関しては未対応のチェーンがあり、対応していてもiD決済はキャンペーン対象外となる店も一部あるので気をつけよう。

●飲食店フィーバー/2020年3月28日まで
飲食店はマクドナルド、吉野家、すき家、松屋といったファストフードをはじめ、居酒屋、焼肉、回転寿司など約120のチェーン店が対象。こちらもチェーンによっては一部対象外の店舗があり、特にショッピングモール内に入っている店に関しては注意が必要だ。マクドナルド以外はコード決済に対応しているが、iD決済に関しては未対応のチェーンもある。

●まちのお店フィーバー/2020年3月31日まで
まちのお店はヤマダ電機、エディオン、ビックカメラなどの家電量販店、ライフやサミットなどのスーパー、TSUTAYA、ゲオ、ブックオフ、東急ハンズ、トイザらス、アルペン、SPORTS DEPO、JapanTaxiなど約30のチェーン店が対象。こちらもチェーンによっては一部対象外の店舗がある。ほぼすべての店でコード決済は使えるが、iD決済に関しては未対応のチェーンがあり、対応していてもiD決済はキャンペーン対象外となる店も一部ある。

「メルペイサンデー」は日曜日に最大20%還元

「メルペイサンデー」は日曜日の利用に対して最大20%のポイントが還元され、メルペイのiD決済、コード決済、ネット決済で支払えるすべての店が対象。なお、「メルカリ」アプリ内での購入、およびSuicaチャージは対象ではないので気をつけよう。

「メルペイサンデー」では、利用時点でメルペイの本人確認完了済みで、なおかつ18歳以上の場合は20%還元。それ以外の場合は10%還元となる。「メルペイフィーバー」と重複する場合は、「メルペイフィーバー」の還元のみが適用される。

本記事掲載時点で、残りの対象日は3月22日と29日の2回。0時0分から23時59分までの利用分が対象となる。

なお、キャッシュレス・消費者還元事業の対象店で利用した場合は、さらに最大で5%のポイント還元も受けられる。こちらはiD決済とコード決済、それぞれ月1万5,000ポイントが還元上限だ。

このほかにもメルペイでは、2020年3月2日から4月30日までの間に、本人確認を初めて完了させると、コンビニや飲食チェーンで対象商品が大幅値引きとなるクーポンも提供中。セブン-イレブンの186円(税別)以下のセブンカフェが11円(税別)、松屋のプレミアム牛めしが180円などで利用できる。まだメルペイを使ったことがない人は、この機会にぜひ始めてみてはいかがだろうか。

※本記事で紹介したサービス内容は更新日時点の情報です。「税別」などの注記がない限り、原則として消費税込みの金額を表記しています。ポイント価値は編集部にて算出しており、利用方法によって上下する場合があります。各サービスには一部対象外となるケースがあります。ご利用の際は公式サイトなどで最新の情報をご確認ください。

■ 筆者プロフィール: タナカヒロシ(ライター・編集者)

普段は音楽やエンタメ関係の仕事が多いが、過去に勤めていた会社の都合でクレジットカード本を作ったことをきっかけに、クレジットカード、電子マネー、ポイントなどに詳しくなる。以降、定期的にクレジットカードのムック本を編集・執筆。3月8日発売の『最強クレジットカードガイド2017 本当にトクするカードの選び方・使い方=写真=』(角川SSCムック)では、編集統括および記事の大部分を執筆している。