チャットやメールだけで回る職場に、静かな“孤独”が漂い始めています。
出社しても、実際の会話はなし――。そんな“無言の職場”が、新たな孤独感を生み出しています。内閣官房孤独・孤立対策推進室による全国調査では、孤独感が「しばしばある・常にある」と感じている人が4.8%、「時々ある」が14.8%に上りました。特に若年層や中堅層では「人とのつながり」の希薄化が進み、隣に人がいても会話がないという状況が珍しくありません。
チャットやメール中心の職場は、一見効率的に見えても、感情の共有が削がれやすく、孤立のリスクを構造的に抱えた働き方とも言えます。この漫画では、そんな“声なき孤独”の裏にある現実を、笑いと共感を交えて描き出します。
無言だけど無音じゃない
\寂しさを笑い飛ばせ/
✅「職場の孤独」全18話が読める!
出社しても、聞こえるのはタイピングとクリック音ばかり。隣にいても会話はチャット経由、あいづちはスタンプ。便利さの裏で、誰かのぬくもりが少しずつ遠のいていく……働き方が進化しても、心の距離だけはまだアップデートできていないのかもしれません。
孤独がもたらすリスク
“無言の職場”が増える中で、孤独はもはや個人の問題ではなく、組織の生産性やメンタルヘルスにも影響する社会課題です。内閣府の調査でも、孤独を感じる人ほど仕事への意欲や集中力の低下を訴える傾向が報告されています。
コミュニケーションの効率化を追うだけでなく、「つながりを感じる仕組み」を職場がどう設計できるか――。それが、これからの“働き方の質”を左右する時代になっています。
