こんにちは。お弁当講師の刑部菜穂子です。朝はとにかく忙しい。時間との戦いです。お弁当作りがあると、さらに慌ただしくなりますよね。

今回は、朝楽にスピーディーにお弁当を作るコツをご紹介します。

  • 忙しい朝でもお弁当をすぐ作れるポイントやレシピを紹介

    忙しい朝でもお弁当をすぐ作れるポイントやレシピを紹介

■あれこれ入れずに一品弁当でも

麺弁当やチャーハン弁当などは、それ一品でボリュームもあり野菜も摂れるので私も作るのが楽です。そして、我が家の子どもたちも満足度が高いお弁当です。

  • チャーハンにおかずをのっけただけのお弁当

    チャーハンにおかずをのっけただけのお弁当

前日、野菜を切るなど下拵えしておくと、より朝が楽になりますよ。

■サンドイッチも前日下拵えで朝楽に

子どもが大好きなサンドイッチ。リクエストされることも多いのではないでしょうか。朝から具材を切ってはさんでは……ちょっと面倒な時はありませんか? そこで私のおすすめはホットロールサンドです。

  • 簡単サンドイッチ弁当の作り方

    簡単サンドイッチ弁当の作り方

前日、お好きな具材をサンドイッチ用食パンで巻いて、アルミホイルで包んでおきます。

  • パンに具材をのせる

    パンに具材をのせる

  • アルミホイルでくるくると包みます

    アルミホイルでくるくると包みます

当日はオーブントースターで5~6分焼くだけ。これだけでも朝がグッと楽になりますよ。

■下味冷凍保存でお弁当にも晩ご飯にも

下味冷凍保存の良いところは前もって準備することで、前日と味が被らないように工夫することができます。朝、イチから作らなくても良いので、メニュー決めが楽なのもポイントです。

お弁当にも、晩ご飯などのいつもの献立にも使うことができるので、時間のある時に、少し多めに小分けに作っておくのが便利です。

  • 肉や魚に下味をつけて冷凍保存。晩ご飯のおかずにもなりますよ

    肉や魚に下味をつけて冷凍保存。晩ご飯のおかずにもなりますよ

■下味冷凍レシピ3選

《サーモンの塩こうじ漬け》

  • サーモンの塩こうじ漬け

    サーモンの塩こうじ漬け

塩こうじは、それだけで味付けが決まるのでとても便利。

【材料】
サーモン切り身 ── 小さいサイズ10切れ(約500g)
塩こうじ ── 大さじ2

【作り方】

1、材料を保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍庫へ。

  • サーモンと塩こうじを入れて、空気を抜いたら冷凍

    サーモンと塩こうじを入れて、空気を抜いたら冷凍

2、解凍し、フライパンを熱して薄く油を敷き、焼き色がついて火が通ったら出来上がり。

《タンドリーチキン風》

  • タンドリーチキン風

    タンドリーチキン風

スパイシーなカレー味は、我が家の子どもたちに大人気。食欲をそそります。前もって小さめの一口大に切っておくと食べやすいですよ。

【材料】
鶏もも肉── 1枚(一口大に切る)
aケチャップ ── 大さじ1
aウスターソース ── 大さじ1
aカレー粉 ── 小さじ1/2
aしょうゆ ── 小さじ1
aはちみつ ── 小さじ1
aにんにく(チューブ) ── 小さじ1

【作り方】

1、材料を保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍庫へ。

  • aの調味料を鶏もも肉になじませる

    aの調味料を鶏もも肉になじませる

2、解凍し、フライパンを熱して薄く油を敷き、焼き色がついて火が通ったら出来上がり。

お好みでパプリカなどの野菜と一緒に焼いても。

《しょうが焼き》

  • しょうが焼き

    しょうが焼き

定番のしょうが焼きは下味冷凍保存することで、肉に調味液がしみこみ ご飯との相性バッチリな一品に。

【材料】
豚薄切り肉 ── 400g
aさとう ── 大さじ1
a酒 ── 大さじ1
aしょうゆ ── 大さじ1
aみりん ── 大さじ1
aしょうが ── 小さじ1

【作り方】

1、材料を保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍庫へ。

  • aの調味料を豚薄切り肉になじませるaの調味料を豚薄切り肉になじませる

    aの調味料を豚薄切り肉になじませる

2、解凍し、フライパンを熱して薄く油を敷き、焼き色がついて火が通ったら出来上がり。

お好みでたまねぎなどの野菜と一緒に焼いても。

《味噌マヨ焼き》

  • 味噌マヨ焼き

    味噌マヨ焼き

パサつきがちな鶏むね肉も、漬け込むことで、しっとり柔らかくなります。見た目がシンプルなので、仕上げにパセリやゴマを散らしてアクセントをつけるのもおすすめです。

【材料】
鶏むね肉 ── 1枚(一口大のそぎ切り)
a味噌 ── 大さじ1
aマヨネーズ ── 大さじ1
aしょうゆ ── 大さじ1
aみりん ── 大さじ1

【作り方】

1、材料を保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍庫へ。

  • aの調味料をなじませて冷凍庫へ

    aの調味料をなじませて冷凍庫へ

2、解凍し、フライパンを熱して薄く油を敷き、焼き色がついて火が通ったら出来上がり。

お好みでキノコや長ネギなどの野菜と一緒に焼いても。


子どもにとってお弁当は、家を離れて自分の手で食べるお昼ご飯。完食する達成感を味わったり、お友達のお弁当に興味を持ったり、苦手食材を見つけてみたり、家では頑張れなくても、園でお友達と一緒なら箸使いを頑張れたり……。心の成長にもなっているのかなと思う時があります。

ただ、長く続くお弁当作りは「無理をしない」のが一番なので便利食材や簡単レシピなどで上手に乗り切りましょう。私もまだまだ子育て中、共に頑張りすぎずに頑張りましょう。