家族が認知症になったらどうしよう……そんな漠然とした不安が現実に。認知症初期の人に対する情報が乏しい中、少しずつ調べていくうちに、私が持っていた認知症のイメージは古いことを知りました。“認知症の解像度”を上げてくれる場所や人を訪ねて、認知症の現実に向き合います。

「認知症になると、家のあちこちで用を足すようになってしまう」「認知症は治ることなく進行し、家族の記憶もその人らしさもあっという間になくなってしまう」――父が認知症になる前、認知症に対する恐怖は大きいものでした。その印象をガラリと変えてくれたのが「福岡市認知症フレンドリーセンター」です。認知症を前向きに捉えられるようになったのです。

  • 認知症に対する“恐怖や先入観”をガラリと変えたのが福岡市中心地・天神近くにある「福岡市認知症フレンドリーセンター」でした

    福岡認知症フレンドリーセンター

例えば、トイレ以外の場所で用を足してしまうのにはトイレの場所がわからないなどの理由があって、認知症の人にもやさしいデザインを取り入れれば回避できる場合があるという話は目からウロコでした。漠然と人間らしさを失ってしまった象徴のように恐れていた行為に、理由と解決策があるというのは画期的な発見。そして、「認知症の先輩」から知恵を借りるという姿勢の「オレンジ人材バンク」があり、仕事を通して輝きを取り戻す方たちがいる

そんな希望を聞かせ、見せてくれたのが、長年介護の現場で働いた知見をもって現在はセンター長を務めている党一浩さんです。このような取り組みを市が主導して行っているというのも頼もしい。今回は「福岡市認知症フレンドリーセンター」の取り組みから見える、認知症との向き合い方を紐解きます。

■2023年9月にオープンした「福岡市認知症フレンドリーセンター」

福岡市は2018年に認知症の人やその家族が安心して暮らせるまちづくりを目的とした「認知症フレンドリーシティ・プロジェクト」を開始。行政や医療機関、地域住民、企業が協力しながら、認知症コミュニケーション・ケア技法である「ユマニチュード®」「認知症の人にも優しいデザイン」「福岡オレンジパートナーズとオレンジ人材バンク」など、特徴的な施策を推進している。「福岡市認知症フレンドリーセンター」はそれらをさらに発展させるための拠点施設として2023年9月にオープン。


■認知症であることを受け入れること。認知症の先輩から学ぶこと

「福岡市認知症フレンドリーセンター」は、福岡市の中心地である天神近くにあります。福岡市が地元の私たち家族が最初にここを訪れたのは、近所の人には認知症を知られたくないけれど、認知症からくる不安を自分たちだけでは抱えきれなくなった両親の相談場所になってくれないかという期待があったからです。知らない人ばかりだからこそ本音が話せるのではないかという予想は当たりました。さらに、自信をなくしていた父に社会人としての希望も与えてくれたのです。

――両親を連れて初めてこちらに伺った時、党さんが父に「我々は認知症の先輩から学びたいんです」と話してくれた言葉が印象的でした。

実際、2050年あたりには日本の人口は1億人を切って、その中で認知機能が低下した人は1200万人ぐらいなると言われているんです。そうなると、今の社会基盤は継続できないですよね。年を取れば多くの人が認知症になる。いずれ僕たちもたどる道なんです。その割合が多くなった社会に向けてどういう心備えをしていけばいいのか、日常生活の中でどういう工夫を重ねれば失敗が減るのかを先輩から学べば、そんなに大きな不安には至らない。そのためにも私たちは認知症の方から学ぶことが必要だと思います。

  • 一見おしゃれなデザインでありながら、壁は白く、ドアや手すりは濃い色にするなど色のコントラストをはっきりとさせたセンターの内観

――「認知症になりたくない」と予防をする話はよく聞きますが、認知症になった将来を受け止めて備えるという話はあまり聞かない気がします。私もそうでしたが、認知症への偏見と恐怖がいろんなことを妨げていますよね。

そうなんです。あまりにも世間に悪いイメージがはびこっているものだから、初期症状があったとしても「自分は違う」と思いたいし、「知られたくない」「周りに迷惑かけたくない」と抗ってしまう。そこにもう無理が生じていて、多くの人を苦しめているのではないかと思います。当事者もそうだし、家族も「うちの親に限って」と受け入れられずに、なんとか戻ってきてほしいと咎めたりするわけですよ。そこに悪意はないのに、家族も辛いし、言われる本人も辛い。


――老眼になったら老眼鏡をかけるように、受け入れると楽になることはありますよね。老眼を認めるのにも多少の時間は必要ですけど。

メガネで例えるならば、みんな一律に適当な眼鏡を与えればいいわけではない。それぞれの視力に合ったメガネがあるように、認知症も個人個人の状態に合わせてフィットする環境を整えていくことができれば、大きな失敗は減るのではと感じます。

心の準備をしておくと、全然違う

――そのための施策を福岡市では市が引っ張ってくれているのが頼もしいなと思います。

福岡市では「ユマニチュード®」「認知症の人にもやさしいデザイン」「オレンジパートナーズとオレンジ人材バンク」などを推進し、社会のアップデートを加速させようとしています。そういう状況を知ることができていれば、心の準備体操ができると思うんです。多くの方が、自宅や地域でこれまで通りの暮らしが継続できることを望んでいます。そのために今まで培ってきた経験、ノウハウを地域社会にフィードバックし、認知症介護というものを可視化することができれば、認知症は怖いものじゃない、行動の原因を知れば関わり方に工夫ができるよって。それはセオリーとしてあるわけだから、それを多くの市民が身につけていけば、認知症になっても望む暮らしが継続できると考えています。

――心の準備をしておくと全然違いますよね。私も初めてここに来た時に認知症の捉え方が変わって、前向きに考えられるようになりました。

そうでしょう? 知らないって怖いんですよ。漠然とした不安を抱え続けるのではなく、身近なものとして認知症を捉えることができれば、当事者と家族の双方にとっての不幸は解消、改善できるんじゃないかなと思います。

■やさしいコミュニケーションで、相手とのよりよい関係を結ぶことができる

実は、党さんが「我々は認知症の先輩から学びたいんです」と言葉にして父に伝えてくれたことは「ユマニチュード®」につながります。目を見て、父を年配者として立てながらその言葉を伝えてくれた時、心を閉ざしていた父の背筋が伸びて、発する言葉に力が戻ったことに驚きました。「ユマニチュード®」というのは「人間らしくある」という意味を持つフランス語の造語で、知覚・聴覚・触覚などのコミュニケーションを基に、「あなたのことを大切に思っています」ということを相手が理解できるよう伝えるケア技法。福岡市では高島市長のリーダーシップのもと、福岡市役所に「ユマニチュード推進部」があるほど力を入れています。

  • 認知症や高齢者に向けてのケア技法「ユマニチュード」の4つのポイント

――認知症や高齢者に向けてのケア技法がいろいろある中で、フランス生まれの「ユマニチュード®」を推進しているポイントはどこにあるんでしょうか。

福岡市として病院や介護施設、家族介護者などを対象に効果を検証し、その結果、介護をしている方、介護を受けている方どちらも負担感が減少したという結果が数値として出たそうです。また、「介護を受けている方の表情が穏やかになった」「発語がなかった人から『ありがとう』などの言葉が出るようになった」などの声もあったと聞いています。

――センターでは毎月一般の方に向けてユマニチュード講座を行っていますが、わかりやすく基本を教えていただけますか。

「見る」「話す」「触れる」「立つ」の4つ柱が基本になっていて、相手の目を正面から水平に、近く長く見て話をしましょうね、触れるときは上からつかむのではなく、下からそっと優しく支えましょうという、認知症の方に優しさを伝えるための技術です。

――私が見た映像では寝たきりの重度の方に向けての効果を表したものが多かったのですが、初期でも役立つ技術ですか。

程度は関係ないと思います。「真正面から目線を合わせて話しましょう」「立ったまま上から話しかけるとプレッシャーを感じます」というような、普段のコミュニケーションのスキルとして大事なことも多い。それに加えて、認知症の人は空間認識できる視野の範囲がせまくなっている方もいることから、むやみに横から話しかけるのではなく相手の正面から話しましょうというような知識も入ってくる。触れることで相手を大切に思っていることを伝える。そういうスキルを日常的に意識すれば関わり方が丁寧になるし、当事者も安心するんです。

小学生が「友達同士でもこれは大事」と書いたこと

――その話を聞いたうちの母が父の手を触りながら話そうとしたら手を振り払われてしまったのですが(笑)、年配の世代はスキンシップに慣れていないから難しいのかなとも思います。

介護が相手に受け入れてもらえない時は“届け方”の問題であることが多いです。“優しさ”を相手が理解できる形で行源するためには技術が必要で、触れ方が大事ですね。話し方もそうで、向き合って穏やかに、ゆっくりと話すことによって、それまでできなかったコミュニケーションが成り立つ場合があります。ストレスや不安感が症状を悪化させる要因になることがあって、反対に安心感は認知症の進行抑制に効くことがあるんですよ。いかに優しさを届け、安心を享受できるかということに力点を置くと、関わり方の質が変わってくる。そういうことが広がれば、お互いに良好な状態で過ごすことができるんじゃないかと思いますね。

――福岡市では具体的にどのように広げているんですか?

福岡市は家族介護者や専門職向けの実践講座を行うとともに、福岡市が独自に養成した講師による地域の方や児童生徒向けの講座の普及を推進しています。今年度は福岡市内のすべての小学校で、4年生に向けての講座を実施しました。今の小学生の子たちも認知症という言葉は知っている。自分のおじいちゃん、おばあちゃんや近所にそういう方がいらっしゃった時に、どう関わったらいいかを知識として身につけることができるので戸惑わなくなりますよね。講座受講後の子供たちのアンケートを見ると、「認知症の人だけじゃなくて、友達同士でもこれは大事だと思います」と書いていたりするんです。本当にそうだと思います。

■認知症の人が社会に参加し、認知症の人が求める製品が生まれる

センターの取り組みの中で一番興味を惹かれたのは「オレンジ人材バンク」でした。認知症でも仕事ができる。それは当時、自信をなくして小さくなっていた父の自信回復につながると思ったからです。実際、父は仕事の話を聞くとはりきり、その日に備えて家で掃除などを積極的にやるようになりました。九州男児で、これまで何十年も家の掃除なんてやったことがなかったのに。社会に役割があることは活力になる。そしてここでの取り組みは、それだけに留まりません。

  • 【写真】認知症の方々から学んで、企業は当事者ニーズに叶う製品やサービスを開発。当事者は対価を得る「オレンジ人材バンク」の取り組み

    「福岡オレンジパートナーズ」で開発された製品はセンター内に展示されている

――「福岡オレンジパートナーズ」と「オレンジ人材バンク」について改めて教えてください。

福岡オレンジパートナーズは、認知症の人とその家族、企業・団体、医療・介護・福祉事業者、行政で構成し、認知症について自主的に「知る」「考える」「つながる」「行動する」ための協議体です。福岡市は企業の方々に認知症の方が求めるサービスをどんどん開発してほしい。企業としても、少子高齢社会の中でビジネスを考えた時に、そこにマーケットがあるわけですよ。でも認知症の方のニーズがわからない。だったら当事者の方々から学んで、求める製品やサービスを開発したらどうですかというものです。福岡市では年に6回ほど、企業や当事者が参加するミーティングを行っています。

――そこから認知症の方でも安心して使えるリンナイのガスコンロなどが生まれたんですね。

あれは認知症の方の声から生まれたんですよ。当事者は「台所に立ち続けたい」という。周りは「火が危ないからIHがいい」というけど、新しいことを覚えるのは苦手だからIHは使いづらい。それによって台所に立つ時間が奪われ、ヘルパーや配食のようなサービスを紹介されるけど「それは嫌」だという1人のエピソードがあったんです。それを聞いた西部ガスの担当者がリンナイの担当者に声をかけて共同開発したのが、あのガスコンロなんです。開発までには延べで100人近い当事者やご家族の協力を仰ぎました。

  • オレンジパートナーズから生まれたリンナイのガスコンロ。料理していることを忘れても自動で消火する機能のほか、手順が違っても気づきやすいように音声案内も搭載

――当事者は仕事として引き受けるんですよね。

企業は最低賃金を下回らないように対価を支払っています。企業はそれだけの対価はあって、社会貢献的にやっているのではなく、「ビジネスとして価値がある」とおっしゃいます。参加する当事者は、本当に自分が役に立つのか不安を持つ方もいますが、今の自分の経験や工夫が世の中にフィードバックされていくことを実感すると自信を取り戻します。覚えていなくても、喜んでもらえたとか自分もうれしかったという感情記憶は残り続けるし、しかも対価がもらえることで希望に変わっていく。人材バンクは役割を手にすることがいかに大切なのかを市民に知ってもらうために“見える化”していく目的もあったりします。


――具体的にはどのような仕事になるんですか?

どういったものを求めているのかを聞くインタビューや、認知症の人がどこでエラーをするのかを知りましょうという実証もあります。例えば、料理をする場合に実際にスーパーに行ってもらい、目的の品にたどり着きにくいんだなとか、うしろか付いてモニタリングさせてもらうんです。調理場でエプロンつけて料理しようと思ったら空間認識が弱くなっていることで紐を結ぶことが難しいと。そこからワンタッチで着用できるエプロンが生まれたりするという感じで、まさに認知症の方から学んでいます。センターでイベントをやる時に受付係やカメラマンなどを、当事者の方から募集することもあります。

――今日も、とある企業の方が開発のためにセンターで作業されていました。そういう方たちの交流の場にもなっているのも素敵ですね。

ここは当事者の方から企業の方まで、日本各地だけでなく世界中からいろんな人がきますよ。

――普段からこちらで働いている方もいますよね。母はその方が生き生きと仕事をしているのを見て、認知症の人でも働けると感覚的に理解できたので、いてくださること自体がありがたいなと思いました。

そういった方々は、仕事が終わっても帰りたくないっておっしゃいます。普通は仕事が終わったら早く帰りたいと思うんですけどね(笑)。

――居心地がいいんでしょうね。人材バンクには現在どれくらいの方が登録されているんですか。

現在22名の方が登録されています。また、イベントの時にはデイサービスなどの介護事業所も一緒に参加し、結構な人数になりますよ。

■困りごとの原因を明確化して、デザインで解決する

トイレの失敗には原因があるという話。それをデザインによって解決できるというのは目からウロコでした。白い壁に白いドアだと、空間認識がしづらい認知症の人にはドアがどこにあるかわからない。だから家の中でトイレを見つけられなくなってしまう。そんな、聞けば一瞬で理解できる理由があったとは。福岡市では、認知症の方にも一般の方にもやさしいデザインを生み出し、街全体に広げることを目指しているそうです。

――福岡市で取り組んでいる「認知症の人にもやさしいデザイン」について教えてください。

イギリスのスターリング大学に認知症の研究機関があり、そこにデザインの評価基準があります。福岡市はそれを参考に、認知症当事者の意見も取り入れて「認知症の人にもやさしいデザイン」を開発しています。壁もドアも白だと認識しづらいのは“色のコントラスト”ことも要因の1つと考えられるので、色を替えるなど工夫しています。また、識別できる空間の広さが狭くなるのは、僕たちが歩きスマホしている時に手元しか見えていないのと同じようなことだと考えています。だからトイレやエレベーターなどのサインを目線の高さにサインを掲示したり、ピクトグラムも伝わりやすいものを考案しています。

  • 福岡市地下鉄七隈線「櫛田神社前」駅のトイレ。壁と床の色を分けることで立体空間を際立たせ、ピクトグラムもトイレだとわかりやすいものを採用している

――フレンドリーセンターはそのショールームのようになっていて、私たちにとってもわかりやすいと感じます。福岡市は大規模な都市開発が進んでいますが、今後、これらは公共施設に導入されるんですか?

公共施設を整備する時にはこのデザインを取り入れていて、博多区役所や地下鉄櫛田神社前駅などでも、サインをわかりやすくしたり、よく見たら床と壁の色分けしてあったち、さりげなくやっています。これを街中に広げることができれば、多くの方々の不安が過度にならずに街を歩けると思います。

――認知症のためと前面に出していないことも心理的負担にならずにいい効果がある気がします。

そうなんです。それにそういう空間は多くの方々にとっても過ごしやすいんです。実際にセンターは「認知症の人にもやさしいデザイン」を取り入れているので、訪れる方が安心して過ごすことができているんですね。ふらっと寄って長時間いらっしゃる常連さんもいる。まさに環境が与える影響があるんだというのを、ここで体験することができます

■認知症をとりまく日本の現在と未来

――党さんは長年、介護の現場で働いていたということですが、日本の認知症に対する状況はよくなっているという実感ですか?

確実によくなっていますよ。だって50年前に“痴呆”と呼ばれていた頃は、身体拘束は当たり前。鍵のかかる部屋に閉じ込めて拘束服を使っていましたよ。僕が30年前にこの業界に入った時にもまだありました。その状態で当事者が「帰りたい」と言うと、認知症の問題行動だと言っていたわけです。その人のためと思ってやってきたけど、一方でこのやり方はどうなのかと疑問でした。

  • センター内には興味深い展示品や本も多くある。こちらは91歳の認知症当事者の作品で、戦時中の千人針がもとになった刺繍が施されている

――親世代が認知症のイメージが悪いのは当然です。そこに疑問を持ってくれた人がいたおかげで今の状況まで改善されてきたんですね。

多くの実践者がおかしいと思っていたはずですよ。そこからやがて介護保険制度ができ、“措置“から“ケア”“サービス”になり、当事者が主体になった。そして現在、認知症基本法という法律ができ、フレンドリー社会について考えるチャンネルが増えているのは、アップデートにほかならない。さらにこの先どうなるのかは、考えていかなくてはいけないですね。

  • センターでは面白いイベントも多く開催されている。この絵は冨永ボンド氏によるワークショップで当事者の方が描かれたアート(筆者の父も参加)

――福岡市のように行政主導だと変わりやすいものですか?

実態が行政を変え、国を変えるという話になっていくと思います。制度はあとからついてくるもの。政策についてはわかりませんが、私は専門職の人たちが実態を生み出し、新しいものを作り、行政の仕組みを変えていくほうが健康的だと思いますよ。一発では変わりません。コツコツ、コツコツと言い続けてやり続けることが大事で、やり続けるということはつまり、実態が育まれるということなんです。


お話を伺って、「行政主導のスピード感」と「専門職が知る実態」のハイブリットだから、福岡市は認知症への解像度が高く、ひとつひとつの最適解を生み出していっているのだと感じました。私自身、失敗や不安には原因があるという発想は、父と向き合う上でとても役立っています。センターでは各講座や認知症の人の集いを行っているほか、基本的には誰もがふらりと寄れるような開かれた場所になっているのもうれしいところ。このような場所が各地に増えることを切に願います。