飛騨高山に郡上八幡、美濃など、岐阜県内でも様々な場所でワーケーションをしてきました。今回、私が滞在先として選んだのは、岐阜県白川町。世界遺産で有名な白川郷がある場所…ではありません(白川郷がある地域は、白川村と言います)。

白川町は岐阜県の中南部にある加茂郡の東部に位置する地域で、総面積の88%が森林という緑豊かな町です。豊かな自然と仕事との相性の良さは私の中で立証済なので、今回の旅も期待充分。早速、白川町について調べてみることにしました。

白川町グリーンツーリズム協議会とは

白川町について調べていく中で、ある団体に辿りつきました。それは、白川町グリーンツーリズム協議会です。白川町の面白いコト・ヒトを、体験や交流ツアーを通じて知ってもらうということを目的に発足した団体で、2020年より活動をされています。

今回は、担当してくださった塩月さんが、おすすめのプランまで作ってくださいました(ありがとうございます~!)。内容が濃く、充実した旅だったため、前編後編の2本立てでご紹介していきます。一緒に旅をしている気分で、見ていただければと思います。

自然の中でリフレッシュ。アウトドア×ワーケーション

前編は、白川エリアからお届けしたいと思います。拠点となったのは、「美濃白川アウトドアリゾート クオーレふれあいの里」です。

  • 緑に囲まれた場所にあります

3泊以上の滞在からご予約可能で、1棟のコテージ 最大10名まで滞在することができます。キッチンで自炊ができ(調理器具・食器などもあります)、敷地内にはコインランドリーもあるので、暮らすように生活することができます。

  • 早速、中に入ってみましょう

  • こちらがリビング。コピー機もあるよ。

  • 木の温もりが感じられる寝室

  • 広々としたテラス

豊かな自然に囲まれながら、滞在することができます。

施設内には、何とBBQの設備も。

  • ちなみに岐阜県民にはBBQ好きの方が多いそうです

道の駅などで食材を購入してきても良いですが、クオーレふれあいの里では「ワーケーションBBQセット」というものも販売されています。

  • こちらがワーケーションBBQセット※3人前です

地元のブランド肉のあんしん豚や、癖になる味わいが人気の鶏ちゃん。採れたて野菜など、地元の食材がふんだんに盛り込まれています。

  • 締めは、焼きそばで

地元ならではの食材が味わえるっていいですよね。お腹も心も満たされました。

クオーレふれあいの里はとにかく自然が豊かなので、早朝や仕事の合間などに、散策に出掛けることもおすすめです。

  • 運が良ければ雲海が見られることも!

  • 笹平高原付近には、こんなアートな空間もあります

笹平高原にアトリエを構える、東京芸術大学美術学部彫刻科教授 林武史さんの作品が、高原一帯に展示されています。

現代アートや自然に触れながら、リラックスした時間を過ごすことができました。

白川茶におしゃれな喫茶店も? 白川町グルメを満喫

せっかく白川町に来たということで、ご当地グルメも楽しんできました。まず初めにご紹介するのは、「道の駅 美濃白川」です。

  • かわいらしいこの建物が目印

美濃白川ピアチェーレ内では、白川町やその周辺地域の特産品が販売されています。

  • 特産である白川茶がズラリ

種類が豊富なので、どれにしようか迷ってしまいそうですね。 施設内では、白川茶のソフトクリームも販売されていました。

  • 私はミックスをいただきました!

美濃白川ピアチェーレを後にし、そこからのびる歩道橋を渡って行くと、一つの建物が見えます。

  • 『よいいち41』という施設です

こちらの施設内にある白川野菜村チャオでは、地元白川町の農家がその日に収穫した野菜や、木工芸品などが販売されています。

  • 何と、こんな大きなうなぎがいることも!

それぞれの野菜には生産者の氏名が掲載されており、採れたてのおいしくて安全な野菜を購入できる場所として、地元の方にも親しまれています。

その隣のお店、てまひまでは、地元白川町のお母さんたちが手作りした惣菜や弁当が販売されています。

  • 彩りも鮮やかで、おいしかったです

お母さん方の愛情を感じ、ほっこりした気持ちになりました。 道の駅から離れ、次にご紹介するのは、話題の喫茶店です。

  • 喫茶 ポパイです

  • おしゃれな内観

  • モーニングをいただきました

こちらの半透明の飲み物は善玉ドリンクという、ちょっと酸っぱい健康ドリンクです。腸内環境を改善してくれるんだとか(外食続きの私には、最適です。笑)。

朝からしっかりと腸活し、元気に1日をスタートさせることができました。

昼時におすすめなのは、こちらのお寿司屋さん。

  • 鮨たくみです

道の駅から車で数分のところにある、人気のお店です。

  • ボリューム満点で、おいしかったです

種類豊富なランチは、どれもお得。ランチは混雑必須なので、事前に予約をしてから訪れるようにしましょう。

そして、少し距離がありますが、山の中腹にあるお茶屋さんにも行ってきました。

  • 新田製茶です

こちらでは自社で作られた白川茶や、その加工品、お茶に関する雑貨などを取り扱っています。

  • 店内で試飲もさせていただきました

店主さんの話も面白く、学びある時間となりました。

選べる! 体験メニューも存在

グルメの次に挑戦していただきたいのは、白川町ならではの体験。幅広いジャンルのメニューが用意されていました。私が体験したのは、以下の3つです。

まず初めにご紹介するのは、「ソーセージ作り体験」。

  • 道の駅 美濃白川の敷地内にあります

本格的なソーセージ作りを体験することができます。

  • 工場長の挨拶からスタート

  • 説明を聞き、いざ実践

簡単そうに見えた腸詰め作業でしたが……結構難しかったです。空気を入れないで詰めることが重要だと話されていました(私のものは空気がたくさん入ってしまったようで、何とも不揃いなソーセージに仕上がりました。笑)。

  • 腸詰作業の後は、茹でます

出来立てのソーセージは、本当においしかったです! 試食以外のソーセージは、持ち帰りが可能です。

  • 真空パック詰めをしてくれます

1回の収容可能人数は5人で、小学生くらいのお子さんから体験することができます。1週間前までにご予約が必要なので、興味のある方は白川町グリーンリズム協議会のホームページをチェックしてみてくださいね。

続いてご紹介するのは、「Let`s live a life with tea」。お茶のある生活を体験することができます。白川茶について学んだ後は、実践。まずは先生が見本となり、お茶を入れてくださいます。

  • 温度が大切な要素の一つだそうです

  • 美しい茶葉

お茶の種類によっても入れ方は異なるそうで、奥が深いなと感じました。

そして驚くべきことに、実践で使用した急須や湯吞みはお土産として持ち帰ることができます。

  • 白川茶も付いてきます

お茶体験は、先生がクオーレふれあいの里まで出張してくださるので、移動する手間も掛かりません。お茶好きにはたまらない、充実した内容となっています。

そして最後、こちらもクオーレふれあいの里で開催可能な体験メニュー「バードコール作り体験」です。

  • こちらが体験キットです

お子さんにも人気の高い、体験メニューです。

  • バードコールが完成したら、是非散策に

自然豊かな白川町ならではの体験。思い出をより濃いものにしてくれました。

今回は、白川エリアについてご紹介しました。たくさんの出会いと発見に恵まれた旅となりました。次回は、黒川の流域に広がる山間の集落、黒川エリアについてお話していきたいと思います。是非、お楽しみに。

南谷有美(なんや・ゆみ)

カメラマン/ライター
2018年4月に認可外保育園の園長を退いてから、各地を巡る旅人に。リモートで仕事をしながら、好きな場所で好きなことをして生活しています。