気がつけば3年にもなる、多拠点生活。様々な土地を訪れて生活を作り上げていくことは楽しいけれど、その反面、ホッと安心できるような場所がほしいなとも思うようになってきました。
そんな時に見つけたのが、とあるシェアハウス。こちらに拠点を移し、生活をしてみることにしました。
SHARE HOUSE 180°とは
今回滞在先として私が選んだのは、SHARE HOUSE 180°。名古屋を拠点に、様々なコンセプトのシェアハウスを展開されています。理念はその名の通り、「シェアを通じて人生を180°変えよう」。私自身も日々感じていることですが、人との出会いによって、人生は大きく変わっていきます。SHARE HOUSE 180°ではシェアハウスを通して、人と人とが出会い、共に成長していく機会を提供しています。
実は私、シェアハウスに住んでいたことが過去に3回ほどあります。いずれも2カ月程度の滞在でしたが、今思うとなかなかハードな生活でした。あるところは私以外の入居者は全て男性(いわゆる逆ハーレム状態、笑)、あるところは女性特有の派閥に悩まされ、またあるところは恋愛関係のドロドロに巻き込まれました。
表面がどれだけ綺麗に見えても、内部の事情って実際に入ってみないとわからないものですよね。実際に私が住んでみて、今までのシェアハウスとは異なるものを、SHARE HOUSE 180°には感じました。その内容をご紹介します。
SHARE HOUSE 180°の魅力
整った設備
当たり前のことだと思われがちですが、当たり前のことではありません。実際に他のシェアハウスでは「あれ? 写真や情報と違うじゃん…」と思う場面もありました。SHARE HOUSE 180°の設備は、本当に写真の通り! 生活に必要なものはほとんど揃っている状態でした。キッチン用品なども綺麗で、まるで新品のよう。躊躇なく、使用することができました。
また週に一回清掃業者さんが入るので、ハウス内は清潔な状態となっていました。家が綺麗っていいですよね。良い気分で、生活を営むことができました。
しっかりとしたハウスルール
SHARE HOUSE 180°では、共同生活を円滑にするためのルールが存在します。「ルールなんて面倒くさいな」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そのルールこそが自身や他者を守り、安心安全な生活へと繋がっています。
上記の5つのルールの以外にも、生活シーンごとに細かくハウスルールが設定されています。入居の際にスタッフさんが丁寧に説明してくれるので、初めての方でも安心。ルールが徹底されていることで、他の入居者さんとも円滑な関係を築くことができます。
個性豊かなコンセプト
SHARE HOUSE 180°の全てのハウスは、デザイナーの手によってリノベーションされたもの。おしゃれな物件が多く、見ているだけでワクワクしてしまいます。
シェアハウスにはそれぞれコンセプトが設定されているのですが、それがまた個性豊か。英語圏の外国人の方と住居をシェアし日常の中で自然と英語に触れる「英会話向上シェアハウス」、愛犬と一緒に住める「ペット可能シェアハウス」、シンプルな暮らしをリーズナブルに楽しめる「シンプル&低価格シェアハウス」、他にも女性専用やDIY、ワークスペースを完備しているシェアハウスがあります。
ハウスごとにコンセプトを設定することによって、より関心の近い仲間と知り合えることも…。シェアハウス生活をさらに楽しいものにしてくれる、スパイスとなっています。
さまざまな人との交流
シェアハウス内はもちろん、他のシェアハウスに入居している方とも交流をすることができます。同じ志を持った方々が集まるクラブ活動や、季節ごとのイベントなど、交流する機会が多く設けられています。私も、いくつかのイベントに参加させていただきました。
様々な年代、業種の人と交流することができました。今日はどんな出会いがあるのだろうと、ワクワクしながら過ごしていました。
私のシェアハウス生活を公開
SHARE HOUSE 180°についてご説明したところで、ここからは実際のシェアハウス生活をご紹介したいと思います。私が滞在していたのは、岐阜の拠点です。
岐阜駅から名古屋駅までは電車で約20分。乗り換えもなく、高確率で椅子に座れるという、便利な場所です。おしゃれなカフェから昔ながらの商店街まで、少し歩くだけでも街の変化を感じることができます。
そんな岐阜の街並みを歩くこと15分、シェアハウスに到着です。
こちらのシェアハウスは、古民家をリノベーションして作られたもの。ハウス内の所々から、当時の面影を感じることができます。とは言え、バス、シャワー、トイレ、洗濯機などは全て新しいものが導入されていて、住みやすい環境となっています。
私が暮らしている個室は、木のぬくもりを感じられる、落ち着いた空間となっています。私が特に気に入ったのは、このダークグレーの壁面。とてもおしゃれですよね。各部屋には鍵がついているので、セキュリティ面も安心。居心地の良い空間で、生活をすることができます。
ベッド、マットレス、椅子や机など、基本的な家具も備わっていました。引越しというと、あれも用意してこれも用意して…と、考えるだけで一苦労ですよね。スーツケース一つで引越しができる手軽さも、シェアハウスの魅力の一つだと思います。
次に、共用スペースのご紹介。みんなの憩いの場所、リビングです。
赤色のクッションで囲まれた、ローテーブル。シンプルな中にも、おしゃれさが光る空間となっています。写真にはうつっていませんが、50インチの大型テレビも設置されています。
みんなで食事を作って、食卓を囲むことも。シェアハウスならではの醍醐味を、味わうことができます。
リビングとは別に、こちらのシェアハウスには多目的ルームも存在します。
机と椅子が設置されているので、ワークスペースとしても活用することができます。同じ場所で仕事をしていると、集中力が切れてしまいがちですよね。個室、リビング、多目的ルームと、その時の気分に合わせて場所を選択できる点も魅力だと感じました。
実際にシェアハウスに入居してみて
人との共同生活は数年ぶりだったので初めは少し心配していましたが、程よい距離感で接することができたのでストレスもなく、生活を楽しむことができました。滞在先となった岐阜の拠点は、少人数制の落ち着いた雰囲気が特徴のシェアハウス。本当の家のような感覚で、リラックスして過ごすことができました。
岐阜の拠点以外にも遊びに行きましたが、それぞれコンセプトや設備、入居者さんの雰囲気も異なっていました。他のハウスの入居者さんとも交流も楽しめ、こういったことができるのも様々な拠点を持つSHARE HOUSE 180°ならではのものだと感じました。
今回は私の滞在先、SHARE HOUSE 180°についてご紹介しました。コロナ禍で自由に出歩くことが難しい情勢の中、家にいながら楽しめるシェアハウス生活を選択肢の一つとして挙げてみるのもいいかもしれませんね。また、私のように多拠点生活を送る人の羽休めの場所としてもおすすめです。
多様なニーズに順応している、SHARE HOUSE 180°。拠点候補の一つに加えてみては、いかがでしょうか。
南谷有美(なんや・ゆみ)
カメラマン/ライター
2018年4月に認可外保育園の園長を退いてから、各地を巡る旅人に。リモートで仕事をしながら、好きな場所で好きなことをして生活しています。