前回は、陥りがちな相づちの打ち方のNGと、うなずきのNGについてお話いたしました。これらのパフォーマンス、皆さんは毎日どなたかとの会話で実践いただいていますでしょうか?
言葉遣いやちょっとしたしぐさ、所作の癖というものは、知らず知らずのうちについ出てしまうものです。そう、私たちが日々頻繁に行ってきたことだからこそ、改善には少し時間を要するかもしれませんね。
でも、ほとんどの方にとって"誰ともしゃべらない日"はそれほど多くはないはず! ぜひ意識しながら過ごしていただき、洗練された言動を癖付けしていくことが一番の近道となるでしょう。
そこで今回も引き続き、多くのみなさんが口にしているが、就活シーンでは絶対に使ってほしくない言葉遣いをお伝えしてまいります。身に覚えのある方もきっと少なくないはずですよ。
メッチャ ムッチャ
学生を始め、社会人になった方々からでさえもよく聞かれるこの言葉。あなたは普段使いしてはいませんか?
友人や同僚どうしの場合であれば、「メッチャ焦った!」「ムッチャ楽しくて…」などは、感情がリアルに伝わる適格な言い回しかもしれません。
ただし、就活時の面接に限らず、人事担当者の方のとの何気ない会話の中で、「メッチャ緊張しました」「メッチャ大変でした」「ムッチャ難しい課題でしたが…」など思わず言ってしまうと、あなたのレベル感が下がるのは間違えないでしょう。
言いかえとしては、「非常に」「大変」「かなり」等になりますので、ぜひ普段使いから!
ヤバイ
そして、もうひとつ。「困った」「まずいことになった」といったネガティブ表現だけでなく、今や、「カッコいい」「ステキすぎる!」「おいしい」「感動した」などにも使われているこの言葉。
「まさか人事担当者相手にそんな言葉使わないでしょーっ」と思っているかもしれませんよね。しかし、意外にも緊張した場面で思わず発してしまうこと、稀ではないようです。
「ヤバイです」「ヤバかったのですが」など、です・ます調の丁寧語にしてみたところで、やはりビジネスシーンとしてNGはNGです!
このように、普段使いのカジュアルな表現をひとつひとつ洗い出してみると、こんなにたくさんあるのか! と思うほど氾濫しているわけです。
社会人として、そして、デキるビジネスパーソンや品のある人として気をつけなければならない言葉遣いを改めて考え、気づきを得られる機会になれば幸いです。