いろいろな飲食店が提供している“朝用メニュー”を食べ比べてみる企画。今回は、ハンバーガーチェーン「ロッテリア」の「ロッテリアモーニング」を頂きます。
ロッテリアはその名の通り、菓子メーカー「ロッテ」率いる企業グループの一員。……なのですが、これを「すき家」「ココス」などを擁するゼンショーホールディングスが4月1日付での買収を発表しています。
筆者が今回店舗を訪れたのは3月27日ですから、親会社が変わる直前ということになりますね。ロッテリアが生まれたのは1972年。約50年の歴史の転換点に立ち会うことになると思うと気持ちが引き締まる……。しっかりとモーニングを心に刻んでいこうと思います。←大げさ
どんなメニューがある?
お腹も空いたので早速食べていきたいところなのですが、まずは「ロッテリアモーニング」の概要を紹介していきましょうか。注文できる時間帯は、開店から朝10時30分まで。通勤中の朝ごはんにする想定ならば、かなり余裕がありますね。ちなみに、開店時間は店舗によるので注意が必要です。
メニューは5つのカテゴリ・10商品に分かれていまして、
メインの8商品
・パンケーキ(290円)
・TKG風ごはんバーガー(390円)
・彩り野菜のトマトチーズリゾット(320円)
・チキンチーズバーガー(280円)
・絶品チーズバーガー(440円)
・エビバーガー(420円)
・トマトと彩り野菜チキンバーガー(420円)
サイドメニューの2商品
・ハッシュドポテト(190円)
・コーンサラダ(190円)
という構成になっております。
なお、メイン8種類については、140円をプラスするとドリンク付きの「コンビ」に、220円プラスでサイドメニュー+ドリンクの「セット」にもできます。朝からがっつりお腹が空いていれば「セット」に、小腹が満たせればいいときは「コンビ」か「単品」にする……ということで、カスタマイズできる感じがいいぞ。
価格帯は、軽く済ませようと思えば「サイドメニュー」単品190円が最もリーズナブルですが、それだとちょっと寂しいかもしれません。一番高額な「絶品チーズバーガー」(440円)を「セット」で頼むと660円。ふむふむ、それなりにリッチな朝食になってきますね。「セット」は金額に見合う内容かどうかが気になるところ。では、店内に入ってみましょう〜。
店内の雰囲気をチェック
入店してみますと……店内のデザインは明るめの木目調。朝だからか空いていますし、BGMはゆったり系のジャズなので、そこはかとなくおしゃれです。あれ? ロッテリアってこんな雰囲気だっけ。店長の趣味がたまたま良かったのかもしれませんが、ファストフード店というよりはカフェ然としたデザインでテンション上がりますね。
注文して席に付くと、おやややや? 壁際にコンセントを発見しました。「仕事でもしながら長居していいよ」と言われているみたいで嬉しい配慮。ちなみにコンセントが設置されている店舗かどうかはWebサイトで確認することができます。分かってるじゃんロッテリア!
いよいよ実食ーッ
では、いよいよ実食ーッ! 今回筆者が注文したのは、「TKG風ごはんバーガー」(390円)に「ハッシュドポテト」+「LOプレミアムブレンド(ホットコーヒー)」のセットで、合わせて610円です。
メインの「TKG風ごはんバーガー」はモーニング限定のいわゆる「ご飯バンズ」。見よ、ツヤツヤした目玉焼きがはみ出しておるぞ。おいしっそ〜!
食べてみますと…半熟の目玉焼きと、カリッとした食感のご飯バンズが合う…。醤油ベースのソースが半熟の黄身とマリアージュしてきます。こ、こいつ美味いぞ。まさか半熟のトロトロした黄身とは予想していなかったので変な声出ました。
「ハッシュドポテト」も行ってみましょうか。表面カリカリ・サクサクした食感で、やや幅広で平らな形状が特徴的。ケチャップ無しでも塩っけがしっかりしたタイプのポテトですね。少食な人だったら、これとコーヒーで満足できるまである。
食べ終わったらお腹いっぱいになってしまい、しばらく呆然としてしまいました。余は満足じゃ〜…。しかもさらにコーヒーがあるので、すぐに帰るのはもったいない。なんなら仕事しちゃおうかなと思えるレベル。コンセントあるし。
リッチな朝によいぞ
ということで、「ロッテリアモーニング」を体験してみました。お腹や懐の具合に合わせてあれこれ選択できるバリエーションが魅力のひとつですね。コンセント設置の店舗もありますから、ゆっくり優雅な朝が過ごせそうです。
しっかり食べようとすると500円〜600円代後半くらいのお金がかかってしまうので、毎日通いは……ちょっと厳しそうですが、たまにリッチな朝を味わいたいときには良い。4月から新生ロッテリアになることで、もしかしたらモーニングにも変化があるかもしれませんね! 期待が膨らんでしまいました。