20代・30代は、就職や結婚、子育てといったライフイベントを迎える世代。どのようなきっかけで加入を考え、どのような相談をし、実際に医療保険に加入しているのでしょうか。連載第2回目は街の保険ショップに行って、店長さんに聞いたルポをお届けします。

訪問した保険ショップは都内の活気ある商店街に店を構える「保険ほっとライン」。若い世代の来店客から絶大な信任を集めているという店長の上柿さんにお話しを聞いた。

  • 就職/結婚/出産/子育て世代は医療保険をどう選ぶ?

    保険ほっとラインのショップとスタッフの皆さん

20代~30代は周りの人の病気などで不安になって来店

どのようなきっかけでショップに相談に来る方が多いか聞いてみたところ、「周囲の友人や職場の同僚が病気をして医療保険に入っていて助かったとか、最近保険を見直したといった話を聞いて来店する方が多い」そう。

20代から30代は女性客が多く、一人で来店する方が多いそうだ。保険ショップは通勤途上や休日などちょっと空いた時間に気軽に立ち寄ることができるところがメリットで、自身もなんとなく加入していた保険を見直したいと思っていた際、商店街にあった店舗が目に入り、ホームページで検索。会社を知るうちに保険のイメージがすっかり変わり、入社してしまったそうだ。

「20代~30代の世代は、これからのライフイベントにおいて『病気が心配』とか、人生100年時代と言われるライフシフトの中で『老後が心配』といった声を聞く。

ライフイベントはポジティブなことばかりではなく、『周りの人に迷惑を掛けたくない』という思いが強い」「一人で考えていると目先のことにしか頭が回らなかったが、保険ショップで相談してからは人生を長期スパンで俯瞰できるようになったという感想をいただく」そうだ。

「知らないままに備えができていないというお客さまに対して、責任もって寄り添い、お客さまが一人では気づかなかったご自身にとっての保障を持つことの大切さに気づいていただけるように、一緒に頭の中を整理し、そして解決策を考えます。『相談して良かった』というお客さまからの感謝の言葉が何よりのモチベーションになっています」

  • 上柿さんのコンサルティングの様子

「保険ほっとライン」では、保険の相談だけでなく、保険金請求や各種手続きのサポートをはじめ、加入している保険をWEBサイト上で一括管理できる「きちんとファイル」を提供するなど、ご加入後のアフターフォローにも力を入れている。

「人生100年時代」ライフシフトに備える医療保険とは

働き方改革法案が国会を通過し、長時間労働の是正、同一労働同一賃金、治療と就労の両立などを柱に社会的な変革が進み、病気に罹患しても働き続けることができる就労環境が整っていく時代に移行するとはいえ、医療実態は入院日数の短期化や治療費の高額化といった傾向にあり、病気により収入が減少するリスクにも直面することから、これまでの入院中心の医療保険だけでは不安という声が聞かれるようになってきた。

第1回目のFP古川さんが指摘していたように、入院前後の通院と日帰り手術後の通院に備えることができる通院治療にフォーカスした"医療治療保険"も昨年開発されている。保険ショップでも医療実態の変化に対応した新しいカテゴリーの医療治療保険は販売されているのだろうか。アクサ生命が昨年業界に先駆けて開発した『アクサの「一生保障」の医療保険 スマート・ケア』がそれに当たり、ショップでの販売状況を聞いてみた。

前出上柿さんは「通院治療や手術、高額な治療費のかかる先進医療や重症化リスクのある疾病やICUへの備えなど通院治療や重大な病気に手厚く備えたいというニーズが高まっており、『スマート・ケア』はこのようなお客さまのニーズに応えることができる」

「20代~30代の女性の場合は、異常分娩、子宮内膜症など女性特有の疾病、子宮頸がんでの日帰り手術後の通院への備えに加え、幼児やペットの体調悪化の際に写真を撮影してSNSで相談できる付帯サービスの『ドクターズ・ミー』も好評」「シニア層でも既に医療保険に加入しているという方が、通院や手術給付の強化を目的に『スマート・ケア』に加入するケースが増えている」という。「先進医療に加え、患者申出療養制度にもいち早く対応し、セット販売できることも魅力。ご夫婦で『スマート・ケア』にご加入いただく際にはお互いを想いやってセットされる方が多い」という。

治療と仕事が両立できる時代を迎えると、医療治療保険というコンセプトに対する消費者のニーズはますます高まりそうだ。

  • 就労人口の減少、働き方改革が進み、柔軟な働き方を選択できる時代になり、社会に出て活躍する女性が増加していく。「地域に根差して人の役に立つ仕事がしたいとの志を持つ後進の女性のロールモデルになりたい」と意気込みを語ってくれた上柿さん