私はANYTIME FITNESS(エニタイムフィットネス)という24時間制のジムに、3回入会して、3回とも2カ月で退会しています。とにかくめんどくさがりで、筋トレが嫌いなので、ジムで体を鍛えるという習慣がどんなにがんばっても続きません。

でも、テレビとかでむきむきマッチョのサッカー選手を見かけると筋トレを決意してみたり、夏が近づくと腹筋を割ってやろうと決意したりしてジムに入会します。三日坊主で退会してしまうのです。そんな私が、ついに4回目の入会で9カ月週2回以上ジムに通えるようになったコツをお話しできればと思っています。

  • 習慣化するためのコツとは?

    習慣化するためのコツとは?

ポイントは1つ「習慣化するための習慣をつける」

習慣化の大切さ

朝起きてから、夜寝るまで何をしていますか? 一つひとつを細かく順番を覚えていますか? ほとんど覚えていないですよね。大人になるまでにできてきた習慣を、みなさんはやり続けているからです。

子どものときは、「何かをしたい!」という衝動とともに生きていたと思いますが、大人になると習慣に縛られています。朝起きて、シャワーを浴びて、朝ごはんを食べて、歯を磨いて、会社に出る。このわずか1時間の間に、みなさんはワクワクしたり、自分の将来のためになることをしたり、幸せを感じたりしていますか?

このぐらい、習慣に縛られてみなさんは生きているわけです。じゃあ、毎朝1つワクワクする習慣をつけたら人生はどうなりますか? 毎朝1つ将来のためになる学習習慣をつけたら将来はどうなりますか?

「良い習慣を身に付けたい!」とは思うものの、それを実践するのはとても大変です。例えば、歯磨きを毎晩していると思いますが、「明日から歯磨きを毎日10回に増やしてください」って言われたらどうですか? すでに習慣化している毎晩の歯磨きは、全くめんどくさくないけど、増やさなければならない歯磨きはとてもめんどうに感じませんか?

本当に小さな簡単なことであっても、習慣を増やすというのは大変なことなのです。「習慣化はとにかく大変なんだ」ということを、しっかりと理解してください。

これ以上小さくできないミニマムの習慣から始める

習慣化が大変だということが理解できたなら、「明日から毎日腹筋を1,000回やろう!!」なんて無理な習慣化目標は立てないですよね。私がジムに通うときに最初に習慣化したのは、「毎日ジムに行って、中に入って、出てくるだけ」というものです。歩いて3分の位置にあるジムに、歩いて行って、中に入って出てくるだけを、3週間続けました。

この習慣が全く苦じゃなくなってから、やっと、「10回3セット腕立てだけをして出てくる」という習慣作りを3週間~2カ月くらいやります。こうすると、たった5分だけですけど、「毎日ジムに行って筋トレする」という習慣が身に付きます。あとは、この習慣を1カ月~2カ月ぐらいのスパンで少しずつ負荷を増やしていくのです。

絶対に無理しないことがポイントです。このペースで、9カ月ジムに通い続けて、いまでは筋トレマシンで90kgの重さでベンチプレスをして、180kgの重さでスクワットができるようになりました。

勉強する習慣も同じ

アプリやテキストで勉強する習慣も同じです。毎日同じ時間に、「アプリを開くだけ」「椅子に座ってテキストを開くだけ」という習慣をつけるのです。習慣は3週間である程度つくと言われています。その後3カ月続けば本物です。ミニマムの習慣化を3週間続けて、少しずつ負荷を上げていきましょう。

習慣化する習慣づけ

いま僕が取り組んでいるのは、「習慣化したいものをノートに毎日書き続けるという習慣をつける」というものです。ノートを毎日見る習慣さえつけば、その他に習慣化したいことを忘れることがないからです。

毎日朝昼晩とノートを見る習慣をつけて、ノートを見たらそこにある習慣化リストをこなしていくのです。

これに成功したら、またご報告します(笑)

執筆者プロフィール: 小茂鳥 雅史(こもとり まさふみ)

株式会社スパルタ英会話 代表取締役

慶應義塾大学院卒業後、外資系証券会社モルガン・スタンレーMUFG証券に入社。退職後、NPO法人JAVO(ボランティア証明書発行機関)を発足。2年後、《語学で「夢はかなう」の実現》を理念とし、3カ月短期集中型の英会話教室を創業。わずか3年で4本のテレビ出演、 年商を3億円企業へ。会社規模を拡大させ、世界をひとつのビックファミリー にという想いのもと、語学、IT、金融、人材などの6つの会社を束ねる株式会社We&を設立し、代表取締役に就任。

■株式会社スパルタ英会話