体を動かすことと食べることが大好きな料理人・キムケンさんが、市販されている普通の食材を使った、味も見た目も抜群なレシピを紹介する漫画連載「アラサーからのダイエット飯」。今回はがっつりヘルシー系の逸品です。

おいしければ呼び名なんてどうでも……

近年、日本でも東南アジアのエスニック料理が流行していますよね。日本ではあまり使われない香辛料が入っているため、その独特の味わいは一度食べたらクセになることも多いです。

中でも私が好きなのはタイ料理の「ガパオ」。自宅のベランダでスイートバジルを育てているため、思い立ったらすぐにできるのも魅力です。

と思ったら、本場のガパオライスはスイートバジルではなく、「カミメボウキ」という香辛料を使うということを最近知りました。これ自体が「ガパオ」と呼ばれることもあるみたいですね。

私は今まで、したり顔をしながら「バジルがあるからガパオでも作ろう~♪」なんて言っていましたが、そもそもそれはガパオというより、純粋な「バジル炒め」だったんですね……。

で、でも日本だったら、バジルを使ってもガパオって呼びますもんね! 別に間違っていないですよね!? というわけで、本日はヘルシーガパオの紹介です(ガパオって言い切ってやった)。

ひき肉は豆腐と一緒に炒めることで脂質をカットし、ごはんはこんにゃくと一緒に炊き込んでカロリーカットしています。これから夏本番ですので、このガパオライスを食べてスタミナをつけつつ体重を落としましょう!

豆腐&こんにゃくのヘルシーガパオライス

ガパオではなく、スイートバジルを用いた「ガパオライス」です

材料(4人分)

米 2合 / 水 2合分弱 / こんにゃく 1枚 / 卵 4個 / 豚ひき肉 200g / 木綿豆腐 1丁 / なす 1本 / パプリカ(赤・黄) 各1/4個 / スイートバジル 4枚 / サラダ油 大さじ1/2 / 千切りキャベツ 適量 / レタス 適量

A(ナンプラー 大さじ2 / オイスターソース 大さじ2 / 砂糖 小さじ1 / 豆板醤 小さじ1/2)

つくり方

1. あく抜きしたこんにゃくを5mm角に細かく切り、米と水と一緒に炊飯器に入れて炊く。

2. サラダ油を熱したフライパンに豚ひき肉を入れて中火で炒める。8割程度火が通ったら、5mm角に切ったなすとパプリカ、みじん切りにしたスイートバジル、水抜きした木綿豆腐を崩しながら加える。全体に火が通ったらAで味付けをする。

3.別のフライパンで目玉焼きを作り、皿にご飯とレタス、千切りキャベツを盛り付け、2をのせて完成。

あく抜きしたこんにゃくを5mm角に細かく切り、米と水と一緒に炊飯器に入れて炊く

フライパンに豚ひき肉を入れて中火で炒める。8割程度火が通ったら、5mm角に切ったなすとパプリカ、みじん切りにしたスイートバジル、水抜きした木綿豆腐を崩しながら加える

調理時のポイント

■ナンプラーがない場合はしょうゆで代用してください

■こんにゃくと一緒にご飯を炊くときは、通常よりも若干少なめの水で炊くとちょうどいいです(マイナス10cc程度)


筆者プロフィール: キムケン

東京都内の会社に勤めている30代男性。旦那より稼ぎの良い妻の健康を守るため、日々料理を作っている。料理にまつわる四コマ漫画と、そのレシピ掲載したブログ「木村食堂」をほぼ毎日更新中。2016年10月に「うちメシ - ゆかいな我が家の漫画とレシピ」を上梓。