ミニチュアシュナウザーの子犬

まるで哲学者のような容姿

ミニチュアシュナウザーの歴史

ミ二チュア・シュナウザーは、シュナウザー種の中でもっとも人気のある犬種です。日本やアメリカではテリア・グループに含められていますが、テリアの血統はまったく入っていません。他のテリア種はイギリス原産であるのに対し、ミニチュア・シュナウザーはドイツを原産国としています。

19世紀後半に、古くからドイツにいたスタンダード・シュナウザーの小ぶりな個体をもとに、農場でのネズミ捕りや番犬として作られました。19世紀末、フランクフルトで固定化されましたが、その完成はアメリカに渡ってからであると言われています。アメリカでは特に人気の犬種となっており、現在では原産国ドイツをはるかにしのぐ頭数が飼育されています。日本には、昭和30年代にアメリカから輸入されました。

ミニチュアシュナウザーの特徴と性格

小柄ですが、がっちりと筋肉質で、体高が体長に等しい正方形に近い体形をしています。頑丈で動きがすばやく、運動量も豊富です。性格は頑固な一面もありますが、総じて賢く従順です。

被毛は密集した下毛と、ワイヤーのような硬い上毛の二層構造になっています。シュナウザーという名は、ドイツ語で口ひげを意味する「シュナウツ」が語源で、基本的なトリミングを施すと口ひげをたくわえた「哲学者」然とした風貌となり、そこもチャーミングな魅力のひとつとなっています。

寸評

「最良の家庭犬」ともいわれるミニチュア・シュナウザーは、世界的に人気が高く、日本でも近年人気が高まっている犬種です。子犬の頃から愛情をそそぐことで、かけがえのない家族の一員となります。規則正しい運動や食事を与え、常に親密なコミュニケーションをとるよう心掛けましょう。

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ペットショップ「COO&RIKU」