■季節問わず使うマスクのおすすめはこれ!

男性/47歳
「フィッティシルキータッチモア」のマスク

女性/32歳
「クレベリン」マスク

男性/62歳歳
マスク用のハッカスプレー

女性/38歳
高品質のマスクは欠かせませんね

男性/70歳
のどぬ~るのぬれマスク。口呼吸になってからからになるのが緩和される

今回、最も多くの人が必須アイテムとして挙げたのは「マスク」。コロナ禍になる前から、マスクを使用することが多かった花粉症の人からは、具体的な商品名のほか、「2つ重ねる」「ハッカのスプレーをする」といった工夫の声が寄せられています。

また、鼻がつまるので、口呼吸になることも多いのですが、そこで気になるのは口やのどの乾燥ですよね。予防策として、「マスクを濡らして使う」といった人もいました。

■体の中から花粉症対策!食べるならこれ!

男性/48歳
毎日飲むヨーグルトを飲んで腸内環境をよくして体質改善をする

男性/56歳
納豆が良いと思います。なかなか毎日続けるのは、大変です

女性/62歳
お茶類では甜茶を飲み野菜ではレンコンを食べると緩和されるような感じがあって自分には良いと思います

男性/30歳
ミンティア、メントールのど飴

女性/33歳
龍角散のどすっきりのど飴は、花粉症にも効く気がする

腸内環境を整えるヨーグルトや発酵食品、甜茶や緑茶といった飲み物を飲んで免疫力をアップさせて「花粉症に負けない体を!」と考える人も一定数見られました。シーズンの前には、テレビやネットなどで花粉症におすすめの食材などが紹介されるので、それを参考にしている人もいるかもしれません。

すでに出てしまっている症状を和らげるために取り入れる食べ物として、多かったのが「ミント」でした。すっきりする上に気分転換になるので、ガムや飴、お茶などいろいろな方法で摂取しているようです。

■薬やサプリを飲むならこれ!

女性/47歳
とにかく病院で処方された飲み薬と目薬!

女性/41歳
ワセリン。鼻の穴に塗って、予防期待するのと、鼻のかみ過ぎによるかぶれを軽減するため

女性/31歳
むずむずというDHCのサプリメント。ハーブオイル

男性/36歳
目薬は、ロートアルガード クリアマイルドZが最強

女性/46歳
コンタック600の40個入り

男性/58歳 花粉が飛び始める少し前から甜茶のサプリメントを飲んでいる

さまざまな方法で対策を取りつつも、やはり薬は欠かせないという人も多くいました。病院で体質や症状を考慮した上で処方される薬が最も効果的という人もいれば、仕事帰りなどに気軽に立ち寄れるドラッグストアで市販薬を購入するという人も。具体的な市販薬の名前を挙げる人もいましたが、自分の体質に合う市販薬を見つけるまで苦労した人もいたようです。


花粉症患者が試行錯誤の上に出会ったアイテムばかり

いかがでしたか? 実際に花粉症に悩む人からのリアルな「おすすめアイテム」だけに、参考になった人も多かったのではないでしょうか。花粉症の症状は一人ひとり異なり、生活スタイルや環境によっても対策の仕方が変わってきますよね。

スギが終わったら、ヒノキ、その後はブタクサと、花粉シーズンはまだまだ続きます。今回ご紹介したおすすめアイテムの中で、取り入れられそうなものがあれば、試してみてはいかがでしょうか。もしかしたら憂鬱になる花粉シーズンからあなたを救う、神アイテムに出会えるかもしれません。

そして今回も、馬車道木村耳鼻咽喉科クリニックの院長、木村至信さんよりコメントをいただきました。

馬車道木村耳鼻咽喉科クリニック院長 木村至信さんのコメント

今や国民3人に1人が花粉症という時代です。皆様それぞれに花粉症対策されていますね。医学的に意味があるのは、マスク、空気清浄機、加湿器、ゴーグル、使い切りの防腐剤の入っていない目薬、花粉除去できる衣服のブラシといったところでしょうか。

ツルツルの服や、花粉ブロックカーテンにも、分子の重く大きいスギやヒノキの花粉は付きますので、空気清浄機や衣服のブラシが合わせて必要と考えます。鼻の穴に塗るタイプのものは、医学的効果は不明ですが、メントールタイプのものは鼻の通りが良くなって心地よいですよね。

花粉症の時期、鼻をかみ過ぎてかみ壊し、鼻の入り口にできものができる鼻前庭湿疹になったり、鼻の入り口が切れて痛いという患者さんが多くいらっしゃいます。ティッシュはちょっと高価な、ウエットなものがオススメです。

アレルギー症状を抑えるのは、発酵食品、ビタミンCは医学的効果が証明されています。逆によく聞かれる甜茶やメンソールのど飴などに医学的なエビデンスはありませんが、取り入れることで粘膜が潤い、症状が軽減することは多いに考えられます。

花粉症に効くというより、痛んだのど、鼻、目の粘膜をどのようにケアーするかというところが選ぶポイントだと思います。

他にアレルギーを抑えるポイントは、規則正しい生活、充分な睡眠時間、そして笑顔でいること。自律神経を整えることで、アレルギー症状の悪化を抑えるのです。こんな状況ですが楽しみも諦めないでくださいね。

耳鼻咽喉科医学博士の私としては、最近は眠くない安価な薬も増えているので、抗ヒスタミン剤の早めの予防投与に、自分なりの神アイテムをお守りのようにとにかく信じて続ける、というのがオススメです!

取材協力:木村至信(きむら・しのぶ)

横浜市の馬車道木村耳鼻咽喉科クリニック院長・産業医・医学博士。テレビやラジオのレギュラー番組を持つタレントでもあり、「木村至信BAND」でメジャーデビューする女医シンガーの一面も。

調査時期: 2021年3月8日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 1,025人
調査方法: インターネットログイン式アンケート