「負けたくない」という思いも生まれた

――今回、三浦さんとがっつり向かい合った印象はいかがでしたか?

久しぶりに共演できた事がとても嬉しく、楽しかったですが、その代わり「負けたくない」という感情もしっかりありました。それは、子供の時に出会っている人にしか、生まれないような感情かもしれないです。そう考えると、本当に特別な形で共演できて、嬉しかったです。

――アツすぎますね……。

激アツですよ! 本気ですからね。

  • (C)空知英秋/集英社 (C)2018 映画「銀魂2」製作委員会

――前作からの続投となりますが、「『銀魂2』をやる」と聞いた時はどういう気持ちでしたか?

参加できることが嬉しかったです。特に「動乱篇」をやると聞いた時には、鴨ちゃんとの関係性はもちろんのこと、トッシーと土方との振り幅を見せたいと強く思いました。面白い点の一つでもあるし、今回はそこをしっかり演じきりたいと思いました。

――トッシーを演じるにあたって、オタク用語の勉強などはされたんですか?

このために勉強というのはないですが、撮影が終わってから、秋葉原に行くようになりました(笑)。自分ではそういう部分はないと思っていたのですが、小さい頃、おじいちゃんにフィギュアを買ってもらっていたのを思い出して、秋葉原がすごく心地よくなっちゃって(笑)。土方が、マヨネーズを撒いているフィギュアを買いました。

――……土方のフィギュアを買ったんですか!?

本当はトッシーのフィギュアが欲しかったんですけど、見つからなくて……是非作って欲しいです。

――トッシーにかなり影響されたんでしょうか?

影響されたというよりも、「忘れてた、この感じ」と、思い出してしまいました。オタク気質だったんだ、と気づかされました(笑)。28歳にして新たな扉が開いたので、人生ずっと謳歌できますよ(笑)。

――最高ですね! 今回は、特に土方がクローズアップされている印象もあるのですが、意気込みなどはありましたか?

もちろん緊張もするのですが、いただいた役に対して自分のできることをしっかりやろうという思いが強かったです。いろいろなビジョンを持ちながら現場に行って、監督が言ってくださったことを極力実現できるように、ということを重ねました。今回は特に土方というクールなキャラクターと、トッシーというヘタレオタクの振り幅を見せることがポイントだったので。あとは今回、しっかりとジムで鍛えました。トッシーも、腕の筋肉は結構いい感じです(笑)。

  • 土方十四郎

    土方十四郎 (C)空知英秋/集英社 (C)2018 映画「銀魂2」製作委員会