寄付したお礼として特産品がもらえることが大きなメリットとして紹介されることの多いふるさと納税。実は、お礼としてもらえるのは特産品だけではなく、体験型の返礼品も充実しているのをご存じでしょうか。

今回はそんなふるさと納税を使って、お得に旅行を楽しむ方法をお伝えします。

  • ふるさと納税で旅行に使えるポイントを貯めることができる

    ふるさと納税で旅行に使えるポイントを貯めることができる※画像はイメージ

ふるさと納税で旅行ができる!?

体験型とひと言で言っても、ラジオ放送で自分の歌声が放送できる権利や、唾液によるがんリスク検査 、墓守サポートなど、各自治体によってその内容は実にさまざま。

「たくさんあって何を選んだらいいかわからない!」という方は、旅行にふるさと納税を活用するというのも選択肢の一つです。

自治体のなかには、特定の旅館・ホテルの宿泊券や、パッケージ旅行にも使える旅行会社の旅行クーポンを返礼品として用意しているところが多くあります。

モノより思い出を重視する方には有効な活用方法と言えるのではないでしょうか。

ただ注意したいのは、宿泊券や旅行クーポンには有効期限が設定してあるという点。

1~2年で設定してあるものが多く、期限内に利用しないと、せっかくの返礼品が無駄になってしまいます。

とはいえ、新型コロナウイルスがいつ収束するかわからない今、有効期限内に使えるかどうかは不安が残るのが正直なところですよね。

そんな有効期限の不安を払拭できるのが「ふるなびトラベル」です。

無期限でポイントが使える! ふるなびトラベルの使い方

ふるなびトラベル は、旅行サイトのように提携ホテルや旅館を探すことができ、ふるさと納税で寄付をすると、宿泊先での会計時に利用出来るトラベルポイント(電子ポイント)がもらえるサービスです。

寄付は2万円以上から、その後は2,000円単位でお申し込み可能となっていて、2万円の寄付で、トラベルポイント6,000ptが発行されます。

このサービスの一番の特徴は、トラベルポイントに有効期限がないこと。

先の予定が立てにくい今だからこそ、旅行の計画が決まっていなくても安心して申し込めるのは大きなメリットとなります。

【ふるなびトラベルの使い方】
Step1:ふるさと納税を申し込む
ふるなびトラベルから泊まりたい宿泊先を探し、対象となる自治体に寄付をします。 すぐに寄付をした自治体のトラベルポイントが発行されます。

Step2:宿泊先を予約する
宿泊先をお好きな宿泊予約サイトで予約します。予約時には、必ず「現地決済」を選択し、「ふるなびトラベル利用希望」と要望欄に入力しておきます。事前決済をしてしまうと、トラベルポイントが使えなくなってしまうので、注意しましょう。

Step3:支払う
チェックイン時にもふるなびトラベルを利用する旨を伝えておきます。会計時には、宿泊施設のフロントに置かれているQRコードをご自身のスマートフォンで読み取り、トラベルポイントの利用申請をします。不足分を現金もしくはクレジットカードで支払い、手続き完了です。

Go To トラベルとの併用でさらにお得に

さらにお得に旅行に行く方法として、ふるさと納税に「Go Toトラベル」を組み合わせる方法があります。

「Go To トラベル」とは、宿泊または日帰りの国内旅行の代金総額1/2相当額を国が支援する事業です(1人当たりの上限額: 1泊2万円※7泊分まで、日帰り10,000円)。

給付額の内、70%は旅行代金の割引に、30%は旅行先で使える地域共通クーポンとして付与されます。

たとえば、ふるなびトラベルを利用し、ふるさと納税で6万円寄付をしたとします。

2泊の旅行で4万円/人かかったとすると、Go To トラベルで1万4,000円が割り引かれ、支払時にはふるなびトラベルポイントを1万8,000pt分利用できるので、実際の支払い額は8,000円となります。

さらに旅行先で使える地域共通クーポンが6,000円分支給されるので、本来4万円かかる旅行に実質2,000円で行けることになります。

Go To トラベル事業は、ウィズコロナの時代における「新しい生活様式」に基づく旅のあり方を普及、定着させるものとされています。

検温や3密の回避、大声を出す行為を避けるなど、ルールを守ることが、自分たちだけではなく、旅行先で出会う人たちの暮らしを守ることにもつながります。

新型コロナウイルスの感染状況は刻一刻と変化し、Go To トラベルはじめ各種制度を利用する際のルールも都度変更されています。

最新の情報を確認し、利用する時期・地域には十分な注意が必要ではありますが、お得に楽しみながら、地域活性化に貢献するひとつの手段となるのではないでしょうか。