私はかれこれ20年近く、家計のやりくりの取材をしてきました。そのなかには、貯蓄が1,000万円以上ある人も、少なくありませんでした。その人たちが、とりわけ収入が多いというわけではありません。年収300万円台(手取り)というケースもたくさんありました。

また、お金を使わないケチケチ生活をして、ギスギス暮らしているわけでもありません。要するに、お金のやりくりが上手なのです。ということは、そのやりくりの仕方をまねすれば、誰でも1,000万円貯めることが可能というわけです。是非今日からまねしてみてください。

「ローソンセレクト」の新商品をお試し

3回にわたって掲載してきました、コンビニPBで見つけた“おうちごはん”に役立つ商品ですが、今回は「ローソンセレクト」の商品をご紹介します。

「ローソンセレクト」とは、ホームページによると「有職女性・主婦やシニア層の生活支援に力点を置いて、食品から日用品まで、幅広い生活必需品を約500種類(2016年6月現在)ラインナップ」しているとのことです。

「ローソンストア100」で商品展開している、税込みで108円均一の「バリューライン」ほどではありませんが、お買い得価格帯で、1回食べ切りサイズなので、“ひとりおうちごはん”には便利な商品です。

今回、ピックアップしたのは、7月発売の「サラダチキンでつくる15種野菜のミネストローネ」です。

  • 1人前=200g、148円(税込み)。「永谷園」が販売者です

まずは原材料をチェック

パッケージの裏の原材料を見てみると、野菜として、にんじん、じゃがいも、玉ねぎ、とうもろこし、キャベツ、赤ピーマンが入っているようです。「15種類の野菜」となっていますが、これだけだと6種類。

あとは、野菜そのものではなく、トマトペースト、セロリエキス、しいたけエキス、マッシュルームエキス、ほうれん草パウダー、ブロッコリーパウダー、ごぼうパウダー、かぼちゃパウダー、モロヘイヤパウダーといって、野菜のエキスやパウダーも入れて、15種類ということのようです。

「サラダチキン」をプラスするのが肝

この商品の特徴は、「サラダチキンでつくる」とあるように、別売の「サラダチキン」を加えることにあります。チキンを加えることで、ボリューム感がグ~ンとアップし、動物性たんぱく質も摂れて、栄養バランスがよくなります。

  • ローソンセレクトの「スモークの薫りがそそるサラダチキン」。115g、210円(税込み)。ミネストローネのパッケージには「プレーン味がおすすめ」と書いてありますが、見落としてしまい「スモーク」を買ってしまいました

作り方は電子レンジで加熱するだけですが、レトルトパウチなので、パッケージのまま加熱することはできません。電子レンジ対応の容器に移し替える必要があります。

鍋にお湯を沸かして、その中にパッケージごと入れて、湯せんにかけるのもOKです。

  • パッケージの裏に作り方が書いてあります

  • まず耐熱容器にひと口大にさいたサラダチキン(1パック=115gが目安)を入れます

  • 具を取り出してみました。左からにんじん、じゃがいも、玉ねぎ、とうもろこし、赤ピーマン(?)

「中食」を利用して食費を抑える

「サラダチキンでつくる15種野菜のミネストローネ」と「サラダチキン」で合計358円。経済的なひとりごはんです。

  • これにグリーンサラダとバゲットを添えれば、立派な1食分です。ライスにも合うと思います

食事には「外食」「中食(総菜やお弁当)」「内食(自炊)」があります。コストは「外食」>「中食」>「内食」の順で安くなります。「自炊は面倒」という人は、「中食」で食費を抑えるのがオススメ。コンビニの便利、ユニーク、おいしい商品を上手に活用してみてください。

村越克子

村越克子

フリーランスライター。学習院大学文学部心理学科卒業。編集会社を経て、フリーに。主婦を読者対象とした生活情報誌を中心に執筆。家計のやりくりに奮闘する全国の主婦を取材し、節約に関する記事を数多く手がける。執筆協力に『綱渡り生活から抜けられない人のための絶対! 貯める方法』永岡書店など。