連載コラム『年収350万円で200万円貯めた! 元会社員の節約術』は、若くしてお金を貯めるにはどうすればよいかについて、執筆者の美月小夜(みづきさよ)氏が自身の実体験に基づき、"究極の節約術"を伝授します。


妊娠期間はそれほど大きなトラブルはありませんでしたが、マンションのローン完済やら、新居購入やら何やらで気付いたらあっという間に臨月となってしまった私。もう、体もお腹も重すぎ…。歩くのも、外へ出るのも嫌なので、必要なベビー用品のほとんどはネットで済ませてしまいました。車がない我が家では店舗で見て、ネットで比較して安く買う方法が合っていました。

できるだけ最低限と思っていても、ついあれもこれも買ってしまいそうになるので、リストを作って優先順位の高いものから買うように心がけました。

出産は里帰りをせず、近所にある産院で出産しました。その理由としては、ギリギリまで働いていたかったことと、できるだけ早く仕事に復帰をすることを望んでいたからです。産院の個室には、インターネットが接続できてパソコンの持ち込みができたというのもその産院に決めた理由でした。これなら出産後に入院をしていてもメールチェックはできますから。

私の仕事自体、産休、育休制度があるわけではなく、当然ですが働かなければ報酬はゼロです。マンションのローンの完済と、新居購入で、貯蓄が底を尽きそうな勢いで減ってしまっているので、これからの子育て費用のことも考えると頑張るしかありません。

出産自体は大きなトラブルはなく、元気な男の子を出産しました。産院での入院生活は、極楽としか言いようがなく、母乳育児を推奨していても、それを強要させられるわけでもなく、体が辛い時は赤ちゃんをナースステーションで預かってくれるし、看護師さん、助産師さん、担当医もみな親切で、ずっとここで暮らしたい…もし、次があるならまたこの産院で出産したいとさえ思ったくらいです。

更に、食事は美味しく、お寿司やフレンチの日まであって、毎食が楽しみで仕方がありませんでした。そして夜中の授乳タイムにはなんとおやつまで出てしまうというサービスっぷり。そのおやつも日替わりでしかも美味しい。これでは痩せられるわけがありません。出産前とほとんど変わらぬ体重と体型で退院となり、退院時に着ていこうと思っていた服が着られず、仕方なく、入院前に着てきたマタニティウエアで帰宅することに。

出産したら、大きかったお腹はすぐにしぼむものだと思っていましたが、産後しばらくはもう一人いそうなくらいのお腹の大きさのままでした。その後しばらくは、マタニティウエアを着て過ごすことになりました。

そして退院前に来るのが請求書です。私の場合、分娩費用、個室割り増し、血液のストックといったイレギュラーな出費が重なったため、しめて60万円也。そのうちの20万円は保証金として支払っていたので、産院に払った金額は40万円。そして60万円のうち42万円は出産育児一時金で相殺されるので、実際の負担は20万円程度で済みました。出産するまでの妊婦検診費用や出産費用に関してはそれほどお金はかかりません。私の知人は大部屋にして、浮いたお金でブランドのバッグを買ったという強者もいました。

子育てと仕事の両立、果たしてどうなることやら…。そして、このどすこい級の体重も。。

(※画像は本文とは関係ありません)