すっかり常備食になったさば缶。味付けで一番人気なのは水煮で、次が味噌煮、最後が醤油煮だそうです(と、缶詰博士が言っていました)。

実はわたしも水煮ばかり買っていますが、この秋、新しい味が登場したとか。
「これは新たな定番になるかもです!」と興奮気味に話す缶詰博士。いったいどんな味付けなのでしょう?

  • SSKセールス/うまい! さば塩糀煮 150g 220円(税別)(写真:マイナビニュース)

    SSKセールス/うまい! さば塩糀煮 150g 220円(税別)

リニューアルで大変身

SSKセールスの「うまい!」シリーズは、さば、いわし、さんまの青魚三兄弟が揃った普及価格品。原料にトコトンこだわった、いわゆる"コスパのいい"魚缶であります。

それが10月1日に大幅リニューアルした。中身はもちろんのこと、デザインがもう、最高にキュートなのだ。

  • 横から見たところ

    横から見たところ

版画調

これが「さば塩糀煮」を横から見たところ。何というか、版画調のデザインが素朴で素敵。魚種を大きくひらがなで書いて(従来は漢字だった)、その横にはさばが泳いでいるシルエット。このシルエットは魚種によって違う。

  • いわし醤油煮

    いわし醤油煮

デザインにも凝ってます

これは同シリーズのいわし醤油煮。シルエットがちゃんといわしになってる。凝ってますなァ。このいわし醤油煮もいずれ紹介するとして、今回はさば塩糀煮であります。先を急がねばならぬ。

  • さば塩糀煮の箸上げ

    さば塩糀煮の箸上げ

例えれば薬師丸ひろ子

これが中身であります。ひと口いただくと、まず感じるのはゆずの香り。とはいえごくごく控えめなのだけど(言われないと分からないかも)、それが青魚特有の匂いをしっかり抑えている。

味は、驚くほど塩気が薄いです。たいてい塩気が薄いとマズく感じるものだけど、これはちゃんとおいしい。そして、飲み込んだあともさばのいい匂い&脂のうまみがずっと続いております。これは新たな定番の味となるのではないか?

水煮はシンプルだけど、ちょいとそっけない。アイドルで例えれば原田知世さんだ(古くてすみません)。 それに対して塩糀煮は、シンプルだけどもう一段階深みがある。アイドルで例えれば薬師丸ひろ子さんだ(古くてすみません)。

  • サラダにもいい

    サラダにもいい

決め手はうまみ

かくのごとし。ルッコラ、トマトと合わせて「さばサラダ」にしてみた。

最後に黒コショウを挽き、EVオリーブ油をたっぷり垂らすと、誠にウマい。同じ手法を水煮でやっても美味しいんだけど、塩糀煮はやっぱり味わいが一段階深い。

これはきっと、発酵調味料である塩糀のなせるワザだと思う。だから、同じ発酵調味料の醤油を掛けてもバッチリ美味しいのだ。

結論。塩糀煮は和でも洋でも使える万能さば缶なり。

缶詰情報
SSKセールス/うまい! さば塩糀煮 150g 220円(税別)
スーパー、ネットショッピングなどで購入可

筆者プロフィール: 黒川勇人/缶詰博士

昭和41年福島県生まれ。公益社団法人・日本缶詰協会認定の「缶詰博士」。世界50カ国以上・数千缶を食している世界一の缶詰通。ひとりでも多くの人に缶詰の魅力を伝えたいと精力的に取材・執筆を行っている。テレビやラジオなどメディア出演多数。著書に「旬缶クッキング」(ビーナイス/春風亭昇太氏共著)、「缶詰博士が選ぶ!『レジェンド缶詰』究極の逸品36」(講談社+α新書)、「安い!早い!だけどとてつもなく旨い!缶たん料理100」(講談社)など多数。
公式ブログ「缶詰blog」Facebookファンページも公開中。