疲れて家に帰ったあとの夕飯作りはなかなか面倒ですね。でも麺類ならさっと茹でるだけなので、いつも重宝しています。

「麺類には缶詰が合いますよ!」と、これまでいろいろなメニューを教えてくれた缶詰博士。今回はかなりレアな缶詰を使った珍品料理ですよ。

  • 竹田食品/えびみそ 70g 600円(税別)(写真:マイナビニュース)

    竹田食品/えびみそ 70g 600円(税別)

そこ"だけ"食べたい!

敬愛するエッセイスト・漫画家の東海林さだおさんの推測によると、世の中には"○○だけ"食べたいファンが存在するらしい。"だけ"というのは、例えばさんまの腹の柔らかい部分"だけ"。翌日のカレーのじゃがいも"だけ"。ツナマヨのおむすびの真ん中、ツナマヨ味が染みたごはん粒"だけ"という、いわば一番おいしい部分。

その分類からすると、かにみそも明らかに"だけ"モノ。その亜種のえびみそに至ってはさらにコアな存在だが、それを身近にしたのがこの「えびみそ」缶であります。

  • レシピ集が付属

    レシピ集が付属

心配り

折り方に凝った外箱を開けると、中から缶詰本体と一緒にレシピ集が出てきた。えびみそなんて「そのままちびちび食えばいいじゃん」と思っていたが、それはオジサンの発想である。こうしてレシピを提案することで、女性にも活用してもらえるのだ。その心配りが素晴らしい。

今回はその中にあった「お手軽パスタ」を参考にして料理してみる。茹でたパスタにえびみそとバターを絡めるだけという、確かにお手軽なものであります。

  • えびみそ内観

    えびみそ内観

海の香り

さあ本日もご唱和ください、開缶!
保護用の紙をめくると、一面が茶色い世界。そこから豊穣な海の香りがずんと立ち上がってくる。かにみそよりもさらに濃厚そう。

  • バターを加えて加熱

    バターを加えて加熱

茶色はそのまま

えびみそ全量を小鍋にあけてバターを投入。弱火で加熱してバターと混ぜていく。ワイルドな匂いがちょっと香ばしくなり、さらにミルキーな香りも加わって、明らかに洋風な匂いになった。

でも一面茶色は変わらず。仕上がりが映えるのか、やや不安を覚える。

  • 熱いうちに和える

    熱いうちに和える

時短にそうめん使用

ここでパスタに和えるのが本来のレシピだが、今回は時短を目指してそうめんにした。ちなみにそうめんは太めで、茹でるのに4分掛かった。それでも、標準的なスパゲッティーより半分くらいの時間で済むのが嬉しい。

茹であがったそうめんは、流水でしっかり洗って水気を切るとふやけ防止になりますぞ。

  • えびみそ麺の缶成

    えびみそ麺の缶成

ややイタリアン

かくのごとし。仕上がりにオリーブオイルを掛けて混ぜ、もみ海苔と大根の葉を散らして缶成であります。

濃厚な香りに違わず、味も濃厚そのもの。バターとオリーブオイルを加えたことで、そうめんなのにイタリア料理的な風味が出た(というより狙いました)。汁気がないのもパスタっぽい。こってりしたものを食べたいときにオススメですぞ!

缶詰情報
竹田食品/えびみそ 70g 600円(税別)
直販サイトや一部の百貨店などで購入可

筆者プロフィール: 黒川勇人/缶詰博士

昭和41年福島県生まれ。公益社団法人・日本缶詰協会認定の「缶詰博士」。世界50カ国以上・数千缶を食している世界一の缶詰通。ひとりでも多くの人に缶詰の魅力を伝えたいと精力的に取材・執筆を行っている。テレビやラジオなどメディア出演多数。著書に「旬缶クッキング」(ビーナイス/春風亭昇太氏共著)、「缶詰博士が選ぶ!『レジェンド缶詰』究極の逸品36」(講談社+α新書)、「安い!早い!だけどとてつもなく旨い!缶たん料理100」(講談社)など多数。
公式ブログ「缶詰blog」Facebookファンページも公開中。