缶詰博士の黒川氏によると、この7年間で日本のサケの漁獲量が半分に減ったそうです。おかげでサケ缶の値段まで上がっているとか。

「同じサケ缶でも中骨缶なら安くてボリューミーです。残り野菜と合わせてミルク煮にすればコスパ抜群ですぞ!」

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  • 極洋/銀鮭中骨水煮 140g 210円前後

    極洋/銀鮭中骨水煮 140g 210円前後

骨までいただく

「サケよお前もか……」と呟きたくなる。2016年以降、全国の河川でのサケ漁獲量は約半分に減少しているそうな。僕の育った宮城県でも、13年度に6,500トンあった漁獲量が、22年度には87トンと激減。サンマやサバに続き、サケ缶までもが値上がりしているのであります。

そんな貴重な魚だから、骨まで残さずいただくべきである。すなわちサケ中骨缶をもっと見直すべきである。ということで本日は極洋「銀鮭中骨水煮」をありがたーくいただくのである。

  • 銀鮭中骨水煮の内観

    銀鮭中骨水煮の内観

脂は鮮やかなオレンジ色

フタを開けると、サバやイワシとは明らかに違う匂いが立ち昇る。まるで淡水魚のようで、クドさや脂っこさを感じさせない匂いだ。

缶汁がオレンジ色をしているのは、サケに含まれるアスタキサンチンのせいであります。アスタキサンチンには抗酸化作用があって、血中脂質の酸化を防止したり、肌のうるおいを保ったり、眼の疲労感を軽減したりするそうな。

おまけにこれは中骨入りだから、カルシウムも豊富なわけだ。中骨缶エライ!

  • 切り身の様子

    切り身の様子

中落ちがたっぷり

サケ中骨缶は、中骨と言いつつ肉(中落ち)がたっぷりついているのがいい。

ひと口ほお張ると、きめ細かいサケ肉が舌の上でほぐれ、澄明なうまみがゆっくりと広がる。中骨はわずかな歯応えのあとであっさり崩れ、中から髄の味がにじみ出てくる。その両方の味が溶けこんでいる缶汁は、塩味が控えめでうまみ十分。このままダシとして使えそうだ。

  • 野菜とともにミルク煮に

    野菜とともにミルク煮に

炒めてから煮るとウマい

かくのごとし。白菜やキャベツ、ネギなどの野菜を合わせてミルク煮にした。残り野菜を使えばコスパも抜群だ。

ちなみに、野菜は最初にオリーブオイルで炒めてから煮るとウマい。とくにキャベツは焦げ目がつくまで炒めると、独特の生臭い匂いが消えて香ばしくなる。サケとの相性もバッチグーであります。

缶詰情報
極洋/銀鮭中骨水煮 140g 210円前後
同社直販サイトやスーパーなどで入手可