気候が暖かくなり、外で食べるおむすびが美味しい季節になりました。缶詰博士の黒川氏によると、おむすびの具には缶詰が最適なんだそうです。
「今回おすすめしたいのは肉。種類と味付けが様々あるから、それらを使えばバリエーション豊かなおむすびが出来ますよ!」
動物性脂肪がジュワ
肉のおむすびって、いいもんですね。シャケやしそわかめもウマいけど、肉が埋まったおむすびはたまらない。動物性脂肪がジュワっと湧き出て、その味がしみた白ごはんをワシワシ。ああ、たまらない。
肉の缶詰が豊富になった現代は、肉のおむすびだって作りたい放題だ。そこで今回は、ビーフ、チキン、ポークの3種の肉を使ったおむすびを紹介したい。
うずら卵入りでオトク
まずは豚肉から。グルメ缶詰を代表する明治屋「おいしい缶詰」シリーズの「豚肉の黒酢角煮(うずら卵入り)」は、赤身と脂身が美しい層を成す三枚肉を使っている。ちょいと甘めの黒酢味が、まさに白ごはんにぴったり。うずら卵も2個入っているからオトク感もある。
かくのごとし。豚肉の黒酢角煮Withうずら卵おむすびの缶成であります。肉がとろとろに柔らかいので、きゅっと力を込めて握ると、肉がごはんの中で崩れてしまう。だが、豚脂が米粒の合間に染みこむので、それもまたウマし。
コンビーフとたくあんのハーモニー
牛肉はコンビーフをおすすめしたい。ほぐしたコンビーフと刻んだたくあんを混ぜると、まるで巻き寿司の「トロたく」のような味になるのだ。トロはマグロだけど、こっちはコンビーフだから、「コンたく」ということになる。
コンビーフとたくあんのハーモニーが絶妙で、コンビーフの脂っこさがまったく気にならない。たくあんのコリコリ食感もいいアクセントであります。爽やかさを加えるのなら、刻んだ大葉を混ぜこむのが良し。
存在感はいまだ強烈
鶏肉を代表するのはホテイフーズの「からあげ てりマヨ味」だ。発売からすでに3年が経ったが、その存在感はいまだ強烈。何しろ、からあげの缶詰が作られたのは世界で初めてなのであります。
からあげシリーズは、このてりマヨ味の他に「和風醤油味」「黒酢あん」の3種類が出ている。どれもおむすびの具に合うので、いっそのことからあげおむすび3種類を作っちゃうのもいいかもしれない。
かくのごとし。てりマヨ味の衣が白ごはんにくっついて、その甘めの味がじわじわと浸透している。この味は時間が経つほど浸透していくので、朝に作ったものを昼に食べるくらいが最もウマい。なおマヨネーズの味は控えめなので、マヨラーは追いマヨをして楽しんでほしい。
缶詰情報
明治屋/おいしい缶詰・豚肉の黒酢角煮(うずら卵入り) 75g 486円
明治屋ストアーや同社の直販サイトなどで購入可
国分グループ本社/国分の脂肪分1/2カットコンビーフ 80g 453円(国分の直販サイトROJIでは450円)
スーパーやコンビニ、国分の直販サイトROJIで購入可
ホテイフーズ/からあげ てりマヨ味 60g 216円
スーパーやコンビニ、同社の直販サイトで購入可