「了解です。」は怒っているように受け止める?
メッセージの語尾に付く「。」を威圧的に感じる――そんな“マルハラ”感覚をめぐり、世代間のすれ違いが広がっています。
「普通の敬語のつもりだった」「冷たいと言われて驚いた」――職場のコミュニケーションをめぐるリアルな戸惑いとは。
仕事や属性の違いから生まれる“分断”を描く漫画連載。第10回は「マルハラ問題(後編)」です。
「了解です。」という短いメッセージに、どこか冷たい印象を感じてしまうのが、「マルハラ(句点ハラスメント)」。そんなマルハラを知り、K課長は驚きます。
チャットやSNSなどで文章の最後につく「。」が威圧的・冷たい印象に見えると感じる、この現象。チャット文化に慣れた若い世代の間で語られることが多い言葉ですが、実は似たような議論は海外でも見られます。欧米でも、メッセージのピリオド(.)が「怒っているように見える」と感じる人がいると指摘されており、デジタルコミュニケーション特有のすれ違いとも言えるでしょう。
とはいえ、送る側に悪意はなく、むしろK課長のように、「ちゃんと丁寧に伝えたい」と思っている人ほど、文面を整えたり、誤解されないように工夫したりするものです。メール文化に慣れた世代が、絵文字や柔らかい言い回しを“クッション”として使うのも、相手にきつく聞こえないようにするための配慮と言えるでしょう。ただ、その結果が「おじさん構文」「おばさん構文」と揶揄されてしまうことも……。どちらが正しいではなく、これはコミュニケーションの感覚が世代ごとに少しずつ違うがゆえのすれちがいです。
句点ひとつ、絵文字ひとつで印象が変わる時代。ほんの少し、相手の背景を想像してみることが、意外と大事なのかもしれませんね。
皆さんの職場でも、似たような“メッセージのすれ違い”は起きていませんか?

\無数の分断が生まれる昨今……/それぞれの立場で解説します ✅『その分断、わかりあえない?』全話を一気読み









