営業先への初めての訪問時や、大切な取引先、少々緊張するクライアント先を訪問する際には、まずは最大限に謙虚に振る舞いたいもの。

相手先の応接室や会議室であいさつをし、椅子を勧められたとき、あなたは書類の入ったバッグをどちらに置いていますか? また、初めての訪問の際の名刺交換時にはどこに置いてから行っていますか?

名刺交換時に置く場所

ブリーフケースなど、バッグを持ったまま名刺交換はできませんので、一旦どちらかに置くことになりますね。その際、しばしばお見掛けするのが椅子の上に置いてしまう方。自分が座る椅子、もしくはその隣の椅子であってもこれはNGです。

  • 初めての訪問時、カバンをどこに置いていますか?

まずは、床へ置いてから名刺交換を行ってください。もし自立型のバッグでない場合は、テーブルや椅子の脚に寄り掛からせましょう。

商談、打ち合わせ時に置く場所

上記のように、謙遜の気持ちを一番表せる場所が床ということになりますね。ですから着席時にも自身の足元に置くのが正解です。これは、自立型バッグはもちろんですが、不安定なバッグであっても、名刺交換時と同様にテーブルか椅子の脚に支えてもらいましょう。

椅子の上には置いてはいけないのか?

バッグは絶対に椅子の上に置いてはいけない! ということではありません。ただしそれは「これまで駅のホームや電車内などで地面や床に置いたことがない」ことがうかがい知れるバッグに限ります!

底面が汚れている物を、自社の椅子やソファに置かれるのは決して心地よくないものです。「どうぞ椅子に置いてください」と促されたとしても、「ありがとうございます」と言いつつ床に置くのが品のいいビジネスパーソンでしょう。

テーブル上に置くのは絶対NG!

バッグの中身を捜すときなど、ちょっとテーブルの上に置きたくなりますよね。自身のデスクや、自社の会議室のテーブルでしたら問題はありません。しかし、取引先のテーブル上に置くのは、ほんの何秒かであっても避けたいものです。

他社の訪問中であれば、探し物は一旦、自分の膝の上に置いて行うようになさってください。