子どもの夏休みの自由研究を親が手伝うのは、もはや世の常なのかもしれません。手伝っているうちに、自分でも久しぶりに何か作ってみたいと思った親御さんもいるでしょう。
今回は大人も手軽に工作を楽しめる、ダンボールクーラーを作ってみたレポートをお届けします。価格は1,500円程度と手ごろで、のり・ハサミなしで作れるため、ちょっとした暇つぶしにもピッタリです。
ダンボールクーラーとは
ダンボールで組み立てた箱に、水を入れて凍らせたペットボトルを差し込んでスイッチを入れると、モーターの動きでクーラーのように冷たい風が出る機械です。筆者がAmazonで購入したときの価格は1,575円(税込)でした。
こちらの商品を販売しているのは、1960年に創業した株式会社アーテックという企業です。学校で使われる教材や教育用玩具の製造・販売を行っています。
子どもたちに楽しさをきっかけに学びを大好きになってもらいたいとの思いで、事業を展開しているそうです。
事前に準備するもの
工作に取りかかる前に、以下2つを用意しておきましょう。
・水を入れて凍らせたペットボトル(500mlサイズ)
・単三の電池3本 ・定規 ・セロハンテープ
カッター・ハサミ・のりといった工作でよく使うアイテムが要らないのも、この商品の特徴。なおペットボトルの水は全体の2/3まで入った状態で凍らせます。
モーターユニットの組み立て
まずは風を起こすモーターユニットを作ります。取扱説明書の内容どおり、ダンボールの台紙からパーツを指で切り外して組み立てていきます。
イラストもついているので、全体的にそれほど難しくはありません。ただ、パーツに折り目を付けるのがやや大変なので、定規を使うと楽です。
モーターにプロペラを取り付けて、モーターユニットが完成!
本体の組み立て
大きなパーツを折り曲げて箱を作ります。そこにモーターユニットとトレイを設置していきます。
トレイは冷凍したペットボトルから水滴が垂れてくるのを受け止める役割があります。設置しないと、底がビショビショになってしまうので要注意!
送風口の組み立て
細長いパーツを折り曲げて、3枚のパーツをそこに差し込むと送風口に。これを本体の前の部分に取り付けます。
送風口の3枚のパーツは折り曲げることができるので、流れてくる風の角度を変えることが可能です。
電池ボックスの取り付け
電池ボックスに単三の電池3本をセット。モーターユニットから出ている導線と接続します。電池ボックスの黒はモーターの赤、電池ボックスの赤はモーターの青と接続します。
接続したら安全のため、導線が出ている部分をセロハンテープで覆ってください。電池ボックスのスイッチを入れて、モーターが適切に動くかテストをしましょう。
冷凍させたペットボトルを差し込んでスイッチオン!
冷凍ペットボールを上から差し込み、スイッチをオンにすると、涼しい風が流れてきました! コンパクトな卓上クーラーとして使えそうです。
ただ風がちょっと金属っぽい臭いがするのは少し気になるかも。アロマオイルのようなものをうまく組み合わせるのも良いかもしれません。
筆者が工作をしたのはかなり久しぶりでしたが、最後まで問題なく作れました。かかった時間も1時間ほどとそんなに多くありません。
大人も手軽にできるダンボール工作で、夏休みを楽しんでみては?