「いざ降らしてるの見たら、なんか“やっちゃってるぞ”って」――俳優の岸井ゆきのと木竜麻生が5日、都内で行われたWOWOWのドラマ『連続ドラマW 恩田陸 ユージニア』(8日スタート、毎週日曜22:00~ ※全6話、第1話無料放送・配信)の完成報告会で、石川・金沢の兼六園で行われた雨降らし撮影の舞台裏を明かした。

  • (左から)岸井ゆきの、木竜麻生

    (左から)岸井ゆきの、木竜麻生

歴史ある建築の美しさに感銘

恩田陸氏が2005年に発表した同名小説を映像化する本作は、北陸の名家で起きた17人の大量毒殺事件を巡り、その記憶に人生を侵食されていく人々を描くダークミステリー。岸井が事件を目撃した雑賀満喜子、木竜が事件の真相を追うフリーライター・田波友子、成海が事件の生存者・青澤緋紗子を演じる。

本作では、石川県金沢市の国指定重要文化財・成巽閣(せいそんかく)にある「群青の間」で、ドラマ・映画作品として初めて撮影が実現。約3年にわたる交渉を経て許可を得たという、貴重なロケが行われた。

群青の間について、岸井は「本当にこういう(ポスターの配色の)青なんですよ」と、鮮やかな色彩に驚いたことを回顧。「これがずっと残されてきたっていうのはすごく素晴らしいと思いました」と、歴史ある建築の美しさに感銘を受けた様子だった。

このロケでは、雨を降らすシーンも撮影。岸井は、初めて映像作品の撮影を受け入れた場所で大掛かりな撮影を行うことに、「すっごいビショビショにしながら撮影したので、ちょっとドキドキしました」と緊張していたことを明かした。

木竜も「長い時間かけて、スタッフの皆さんが、掛け合っていただいたんですけど、いざ降らしてるの見たら、なんか“やっちゃってるぞ”って、ちょっとどこかで思ってしまいました」と、いけないことをしている感覚になったそう。それでも、現地の関係者が撮影を快く受け入れてくれたことに感謝し、「とても素敵な現場で撮影ができて、それは貴重な経験だったなと思います」と語った。

岸井ゆきのの“WOWOWカラー”に社員から拍手

そんな撮影エピソードが語られる中、会見の司会者が注目したのは、岸井がこの日の完成報告会で身に着けていた青いピアス。「群青の間」を思わせる鮮やかな色合いに触れた岸井が「群青の間とWOWOWの(企業カラーの)青です!」と、2つの要素を意識したことを明かすと、WOWOWの関係者から拍手が。岸井はシャッターチャンスのポーズを作り、ピアスをアピールして会場を和ませた。

最後に、作品の見どころについて木竜は「1話、2話、3話と見進めれば、その先がきっと見たくなるような作品になっていると思います」と予告。

岸井も「1回目見て、最後まで見て、もう1回見たら、もしかしたら何か感じることが違ったりするかもしれないです」と、繰り返し鑑賞する楽しさを呼びかけた。