ムーンムーンは2026年11月2日、起立性調節障害改善協会が実施した「不登校初期の捉え方と受診」に関する調査結果を発表した。調査は2026年10月21日~10月29日、年間30日以上の欠席(不登校)を経験した小学生~高校生の子どもがいる全国の保護者141人を対象に、インターネットアンケートで実施した。
欠席が増え始めた頃、子どもの4割以上に身体的なサイン
欠席が増え始めた頃に子どもに見られた様子を尋ねたところ、「朝なかなか起きられない」が25.3%で最も多く、次いで「起きても体がだるそう」が17.5%、「夜なかなか寝つけない」が10.2%、「午後や夕方になると元気になる」が9.9%、「頭痛」が7.8%となった。「その他」は29.3%で、その内訳には「立ちくらみやめまい」(6.9%)、「腹痛や吐き気」(6.3%)、「顔色が悪い」(5.4%)などが含まれる。
「朝なかなか起きられない」と「起きても体がだるそう」を合わせると42.8%に上り、欠席が増え始めた頃から、4割以上の子どもに身体的なサインが見られていたことがわかった。また、「午後や夕方になると元気になる」と回答した人も約1割いた。
不調の原因を「体の問題」と考えた親は13.1%
欠席が増え始めた頃、その理由をどのように捉えていたか尋ねたところ、「気持ちの問題だと思っていた」が22.6%で最多となった。次いで「友人関係が原因だと思っていた」が16.3%、「夜更かしやスマホ・ゲームが原因だと思っていた」が13.5%、「体の不調が原因だと思っていた」が13.1%、「怠けや甘えだと思っていた」が11.9%だった。「その他」は22.6%で、具体的には「先生との関係が原因だと思っていた」(7.9%)、「勉強が原因だと思っていた」(6.3%)、「理由はわからなかった」(6.0%)などが挙がった。
子どもに身体的なサインが見られていても、当初から体の不調が原因だと考えていた保護者は13.1%にとどまった。一方、「気持ちの問題」や「怠け・甘え」など、本人の内面に原因を求める回答も見られた。
相談先は「担任の先生」が最多、相談・受診していない人も12.0%
これまでに相談・受診した先を尋ねたところ、「担任の先生」が29.2%で最も多かった。次いで「スクールカウンセラー」が13.7%、「どこにも相談・受診していない」が12.0%、「小児科」が11.6%、「心療内科・精神科」が9.9%となった。「その他」は23.6%で、具体的には「養護教諭」(6.7%)、「教育支援センター」(5.3%)などが挙がった。
相談先としては、担任の先生やスクールカウンセラーなど、学校関係の機関が上位を占めた。一方、どこにも相談・受診していない家庭も12.0%存在していた。
医療機関を受診していない人は36.2%、受診まで1~3か月未満が最多
欠席が増え始めてから医療機関を受診するまでにかかった期間を尋ねたところ、「受診していない」が36.2%で最も多かった。受診した人では「1~3か月未満」が31.9%で最多となり、「1か月未満」が15.6%、「6か月~1年未満」が8.5%、「3~6か月未満」が6.4%、「1年以上」が1.4%と続いた。
医療機関を受診していない人が3割以上を占めたほか、受診した人でも、欠席が増え始めてから1~3か月未満の期間を経て受診するケースが最も多かった。
受診後、起立性調節障害の疑い・診断を告げられた人は計31.9%
医療機関を受診した結果、どのように言われたか尋ねたところ、「受診していない」が35.5%で最も多かった。次いで「起立性調節障害の疑いがあると言われた」が20.6%、「特に異常はないと言われた」が19.9%、「別の病気と診断された」が12.8%、「起立性調節障害と診断された」が11.3%となった。
起立性調節障害については、疑いがあると言われた人と診断された人を合わせると31.9%だった。一方、「特に異常はない」と言われた人も19.9%に上った。




