将来の夢は、猫と暮らすこと――小学生の頃、授業でそう書いたリスナーは、先生から書き直すように言われたという。職業を書くことが求められていたためだったが、本人にとっては紛れもなく本気の夢だった。それから20年。長い年月を経て実現した願いが、TOKYO FMのラジオ番組『奈緒のいつかほんとになるはなし』で紹介され、俳優の奈緒も「とっても素敵だなと思いました」と感動した。
「私にとっては本気の夢でした」小学生の頃に書いた将来の夢
24日放送の同番組では、かつて「いつかこうなったらいいな」と思っていたことが実現したエピソードを紹介する「いつか本当になった話」のコーナーを実施した。
この日、メッセージが紹介されたのは、ラジオネーム「肉球スタンプ」さん。小学生の頃、将来の夢を書く授業で、ある願いを記したという。
「小学生の頃、将来の夢を書く授業で、私は『猫と暮らす』と書きました」
ところが、先生からは思いがけない指摘を受けることになった。
「職業を書くものだと先生に言われ、書き直すことになりましたが、私にとっては本気の夢でした」
将来の夢といえば、なりたい職業を書くもの。そんな授業の決まりには当てはまらなかったものの、投稿者にとって、猫と一緒に暮らすことは、いつか実現させたい大切な願いだった。
それから月日は流れ、投稿者は大人になった。就職や引っ越しなど、さまざまな人生の節目を経験する中でも、幼い頃に抱いた夢は心の中に残り続けていた。そして、あれから20年。ついに、その願いが現実のものとなった。
20年越しに叶った夢 最初はソファの下に隠れていた猫が…
「就職や引っ越しを経て、去年、猫を1匹迎えました」
小学生の頃から夢見ていた、猫との暮らしが始まったのだ。もっとも、新しい家族との生活は、最初から思い描いていたようなものではなかったという。
「初めて家に来た日はソファーの下から出てこなかったのに、今では毎朝、私の顔を前足で叩いて起こしてくれます」
最初は慣れない環境に戸惑っていた猫も、少しずつ心を開き、今では毎朝、投稿者を起こしてくれる存在になった。
「想像していたより、一緒に住んでみるとかわいいです」
長年の夢を叶えた喜びを伝える一方、投稿者は、猫と暮らすことの責任についてもつづっていた。
「大切な命をお預かりしていると思って、これからも大切に一緒に暮らしていきたいです」
小学生の頃には実現できなかった夢。それが20年後、かけがえのない命と向き合う日常へと変わっていた。
奈緒が感動「実はすごく本質的なことを書いていらっしゃった」
このエピソードを聞いた奈緒は、まず「おめでとうございます」と祝福。そして、小学生の頃に「猫と暮らす」と書いたことについて、「とっても素敵だなと思いました」と感想を述べた。
先生が職業を書くよう求めたことにも理解を示しながら、奈緒は、大人になった今だからこそ感じることがあると話す。
「大人になってみると、なんでその職業になりたかったのかっていう動機の方に、実はその人の本質的なところがあるんじゃないかなと思います」
俳優やモデル、花屋など、将来なりたい職業を考えるとき、その仕事に就きたいと思った理由にも、その人の大切な思いが表れているのではないか。奈緒はそんな考えを明かした。
そして、投稿者が小学生の頃に書いた言葉にも、同じように大切なものが込められていたと受け止めた。
「なので、猫と暮らしたいという、その動機の部分を書いていらっしゃったっていうのは、もうこの時から実はすごく本質的なことを書いていらっしゃったんだなと、びっくりしました」
職業という形ではなかったとしても、幼い頃から自分が本当に望む未来を思い描いていた。その夢を20年越しに叶えた投稿者に、奈緒は改めて「とても素敵だなと思います」と感動を伝えた。そして、最後には「これからですね、ぜひ大切な家族と幸せな日々を送れますように、心から祈っています」と温かな言葉を送っていた。
【編集部MEMO】
TOKYO FMで10月3日にスタートしたラジオ番組『奈緒のいつかほんとになるはなし』は、俳優・奈緒がパーソナリティーを務める番組。「いつか絵日記にしたい話」(なんだか覚えておきたい、日々の小さな出来事)、「いつかほんとになった話」(『いつか、こうなったらいいな』が叶ったお話)、「いま、ほしいもの~私のWISH LIST~」(あなたが今ほしいものと、その理由)などのテーマでお便りを募集中。採用されると、全国のコジマで使える商品券1万円分がプレゼントされる。
