結婚を機に大好きな地元を離れ、新たな生活を始めるはずだった。しかし、転職試験に不合格となったことで、将来への不安やキャリアを失うことへの悔しさ、周囲への申し訳なさが一気に押し寄せてきたという女性。
24日公開のTBSラジオのラジオ番組『渋谷凪咲と雨やどりラジオ』(毎週土曜21:30~22:00)では、そんな女性から届いた切実な相談に、パーソナリティの渋谷凪咲が自身の考えを伝えた。
結婚を機に地元を離れることに 転職試験の不合格で不安が一気に…
番組に相談を寄せたのは、結婚を控えた女性。いつも渋谷の声やトークに癒やされ、元気をもらっているという。
女性は、結婚を機に大好きな地元を離れ、今年度末に遠方へ引っ越すことになった。新生活に向けて転職試験も受けていたが、結果は不合格だった。
「その途端、将来への不安、キャリアが断たれることへの悔しさ、応援してくれた家族や友人、現職の上司への申し訳なさ、地元を離れる寂しさ等が一気に湧き上がってきて、押しつぶされそうになっています」
結婚という人生の大きな節目を迎える一方で、これまで積み重ねてきた仕事への思いや、慣れ親しんだ場所を離れる寂しさも抱えていた女性。仕事の結果が思うようにならなかったことで、さまざまな感情が一度にあふれ出してしまったようだ。
そして、「ネガティブな気持ちで心がいっぱいになってしまった時、どのように対処していますか?」と質問。地元を離れて頑張っている渋谷からアドバイスが欲しいと呼びかけた。
これを聞いた渋谷は、「こんなにもね、お気持ちがつらい中で、こうやってラジオに送ってくださってありがとうございます」と感謝。「いろんな感情がきっと、詰まってるんだろうな」と、女性の心境を思いやった。
渋谷凪咲「落ちたからキャリアが断たれるとか、将来がなくなるとかじゃない」
そんな渋谷がまず伝えたのは、今回の不合格が、これからの人生のすべてを決めるわけではないということだった。
「落ちたからキャリアが断たれるとか、将来がなくなるとか、そういうのじゃないなって私は思う」
そう考えるようになったきっかけとして、渋谷は自身が出演する番組で出会った、ある女性の人生観を紹介した。
長野で暮らす女性が、仕事だけを人生の中心に据えるのではなく、日々の暮らしや自分のやりたいことなど、さまざまなものを大切にする生き方について語っていたという。
その言葉を聞いた渋谷自身も、仕事がうまくいかないと人生全体がうまくいっていないように感じてしまうことがあったと気づいたそうだ。
「本来そういうものじゃなくて、自分の人生を生きてる中に仕事っていうものがあって」
仕事は人生を構成する大切な一つではあっても、それだけが人生の価値を決めるわけではない。渋谷はそんな考えを、自身の経験とともに伝えた。
「大好きな場所が、この世界に2つもできる」地元を離れる女性へ送った言葉
さらに渋谷は、女性がこれから迎える結婚生活についても、別の角度から見つめ直してみてはどうかと語りかけた。
「地元を離れてでも一緒にいたいって思うパートナーの方と出会えて」
慣れ親しんだ土地を離れることには寂しさが伴う。それでも、新しい土地で大切な人と暮らしながら、少しずつ好きな場所や安心できる場所を増やしていくこともできる。
渋谷は、これから新しい土地を愛せるようになれば、「地元のように安心できる大好きな場所っていうのが、この世界に2つもできるっていう喜び」があると話し、まだ見ぬ未来に期待を寄せることを勧めた。
そして、人生を川の流れに例えながら、目の前で起きることに柔軟に向き合う考え方も紹介。川が流れているのなら、自分が乗りたいと思える船を作ってみる。そんな想像を膨らませることで、少し楽観的に未来を見つめられるのではないかと語った。
「もっとファンタジーぐらいの感じで考えていくと、ちょっと心が楽になっていただけたり、ワクワクしていただけたらいいなって思いますね」
最後には、相談を寄せた女性の気持ちが少しでも楽になり、これから楽しいことが起こってくれたらうれしいとエールを送った。
仕事の不合格と地元を離れる寂しさが重なり、前を向くことが難しくなっていた女性。渋谷は、その不安を否定するのではなく、これから手にするかもしれない幸せにも目を向けられるよう、言葉を届けていた。
【編集部MEMO】
『渋谷凪咲と雨やどりラジオ』は、渋谷凪咲がパーソナリティを務めるラジオ番組。リスナーから寄せられる悩みや日々の出来事について、渋谷が自身の経験や考えを交えながら語る。
