「今私は幸せなはずなのです。なのにここ数年ずっと心から笑えていません」――。学生時代に毎週楽しみにしていた福山雅治のラジオから離れ、25年。結婚して家族にも恵まれた女性が、再び耳にした福山の言葉に励まされたという。10日に放送されたTOKYO FMのラジオ番組『福山雅治 福のラジオ』(毎週土曜14:00~14:55)で、女性から届いたメールが紹介された。
学生時代の楽しみだった福山雅治のラジオ 25年の歳月を経て…
番組冒頭、東京都に住む女性から届いたメールが紹介された。最近になって福山が現在もラジオ番組を担当していることを知り、radikoで聴き始めたという。
女性にとって、福山のラジオは学生時代の大切な楽しみの一つだった。「私が学生の頃は一人暮らしの部屋で福山さんのラジオ毎週聞くのが楽しみの一つでした」と振り返る。
しかし、学生生活が終わり、交際相手との新生活が始まると、少しずつラジオから遠ざかっていった。
この変化に福山は、「学生時代を終えて彼氏との新生活が始まるとラジオいらなくなるよね」と冗談交じりに反応。「ラジオを聞く時間より彼の話を聞く時間とか」「自分の話を聞いてもらう時間とか」と、恋人と過ごす日常を想像しながら、「悲しいな」と笑った。
それから25年。女性は結婚し、家族もできた。だが、メールには、幸せな日々を送っているはずの女性が抱える、ある思いがつづられていた。
「幸せなはずなのに」心から笑えない日々
「あれから25年、色々なことがありました。結婚もして家族もいて今私は幸せなはずなのです」
そう書き出した女性は、続けて「なのにここ数年ずっと心から笑えていません」と打ち明けた。
女性が笑えなくなった理由について、メールで具体的な事情は語られていない。ただ、傷つくことが重なっていたようで、「傷つきすぎてもダメだと思ったその時」、福山のある言葉が耳に飛び込んできたという。
それは、傷つくことと輝くことをダイヤモンドに例えた言葉だった。
「傷ついてもいい。傷を追わずして輝くことはできない。研磨して磨くことで光るんだ。なぜなら俺たちはダイヤモンドだから」
その言葉を聞いた女性は、自分がこれまで経験してきたことを思い返した。
「そうか。私が今こうして輝けているのはたくさんの傷を負ったからだ。そしてこれからも傷を負っていい。なぜなら私はダイヤモンドだから」
傷ついてきた自分を、ただ弱い存在として捉えるのではなく、磨かれてきた存在として受け止め直した女性。「繊細で傷つきやすい私ですが、この言葉を頭の中で繰り返し唱えながらこれからも頑張っていきたいと思います」と、福山に感謝を伝えた。
福山雅治「素晴らしい」「私たちはダイヤモンドだから」
女性のメールを聞いた福山は、「素晴らしい」と喜び、「イエス。We are ダイヤモンド」と明るく応じた。
さらに、久しぶりにラジオへ戻ってきた女性に向けて、「心から笑えてない、そんな方はね、この『福のラジオ』がぴったり」と呼びかけた。
その理由について、「なぜなら私も今浪さんもゲタゲタ笑ってますから」と説明。同番組で相手役を務める放送作家の今浪祐介氏も「僕は1週間の中で確かに一番笑ってる時間ですね」と認めた。
そして、福山は女性の心に届いた言葉を、もう一度伝えることに。
「私たちはよく傷つく。もう傷ついて傷ついてボロボロです。でもそれは傷ついてるんじゃないんです。磨いてるんです」
続けて、「磨かれてるんです。輝くために。なぜなら私たちはダイヤモンドだから」と語った。
もっとも、力強い言葉を繰り返した直後には、その語り口が「マルチ商法感がある」と自らツッコミを入れる一幕も。アルバムを完成させ、疲れ切っていたときに生まれたものだそうで、笑いを交えながらトークを締めくくった。
25年という歳月を経て、再びつながった女性と福山のラジオ。かつて学生時代の楽しみだった番組は、今度は女性が前を向くための言葉を届ける場所となっていた。
【編集部MEMO】
『福山雅治 福のラジオ』は、福山雅治がパーソナリティを務め、TOKYO FMをキーステーションにJFN全国38局ネットで放送されているラジオ番組。身の回りの出来事や福山への質問、ライブの感想など、リスナーから幅広くメッセージを募集している。
