日本能率協会総合研究所はこのほど、「企画・マーケティング職におけるAI活用と"考える時間"に関する調査」の結果を発表した。同調査は9月14日〜17日、企画・マーケティング関連業務に従事する20歳〜59歳のビジネスパーソン1,640人を対象に行われた。
まず、生成AIの利用用途については、「情報収集・リサーチ」が66.4%、「文章・メール文の作成、校正」が62.7%で上位となっている。生成AIの活用による変化としては、「必要な情報を短時間で収集・整理できるようになった」(42.3%)などが多く見られた。
生成AI利用前と比較して、情報収集・整理に使う時間が「減った」とする回答は計44.5%、資料を作成する時間が「減った」と答えたのは計46.6%となっている。
一方で、「アイデア・企画・戦略を熟考する時間」について「増えた」との回答は計21.5%にとどまっている。「変わらない」、「やや減った」、「減った」の回答は、計75.3%を占めた。
生成AIの利用に関する実感を尋ねてみると、39.2%が「生成AIを業務で十分に使いこなせている」と回答した一方で「生成AIへの指示や、出力の確認・修正・再生成に多くの時間を使っている」との回答も35.7%にのぼっている。「業務を進めることよりも、生成AIをうまく動かすこと自体に意識が向くことがある」との回答は34.6%。
生成AIを活用しても業務にかかる時間が短縮できていない人にその理由を聞いてみると、最多となったのは「AIから複数の"もっともらしい"回答が得られ、その中から何が妥当かを判断・検証する負担が増えた」(26.4%)であった。


