
ビビオ(Bibio)とドリアン・コンセプト(Dorian Concept)による初のコラボレーション・アルバム『Answers』は、お互いの個性を存分に掛け合わせただけでなく、それぞれのキャリアにとってターニング・ポイントになる作品かもしれない。というのは、両者ともに本作の制作過程において、他者と共同作業をすることが予想以上にクリエイティヴィティを刺激する体験だったと語っているからだ。基本的にはどちらもひとりで音楽制作をしてきたエレクトロニック・ミュージシャンだが、ある意味ではここで、新鮮な価値転換が起こっていると言える。
とはいえ、そうしたことが可能だったのは長きに渡る相互的なリスペクトがあってこそ。ビビオの初期からのフォークトロニカ的な感性と近年ドリアン・コンセプトが取り組んできた軽やかな即興性、そして穏やかなメロディとローファイな質感の柔らかな音響による詩情に包まれた『Answers』は、ふたりが相手の音楽性を深く理解し共鳴し合ったことによって生まれた一枚である。
それでは、ビビオ編に続き、ドリアン・コンセプトことオリヴァー・トーマス・ジョンソンのインタビューをお届けしよう。近作ではさらなる実験的な試みに取り組んできた彼だが、本格的なコラボレーションはまた違った刺激になったようだ。ふたりにあえて半数ほど同じ質問を投げかけたところ、共通認識がしっかり浮かびあがるものになったと思う。
ふたりを結びつけた「文通」のような制作手法
―あなたとビビオのスティーヴンさんは2009年に出会って、それから交流を続けてきたそうですが、彼の音楽のどのようなところにシンパシーを感じてきましたか。
オリヴァー:スティーヴンは、ジャンルを幅広く取り入れながらも非常にユニークで、どこか健全なサウンドを保ち続けるという点で、僕にとってつねに素晴らしいお手本だったと思う。彼はアンビエント・ミュージックの分野でも活動してきたし、ビートを制作していた時期や、よりソウルフルで、ダンサブルでリズミカル、あるいはハウスっぽい音楽を作っていた時期もあったけれど、それはつねに彼ならではのサウンドだった。だから、僕たちがはじめて会ったときから彼がこれほど多くのジャンルを手掛け、アルバムもじつに多彩であるにもかかわらず、そのサウンドがけっして変わらないのを見るのは、本当に素晴らしいことだと思う。それは僕にとって、つねに大きなインスピレーションの源となっているんだ。
―スティーヴンさんからオーディオビジュアル作品の制作を持ちかけられたそうですが、はじめに提案を聞いたとき、どのような作品になりそうかイメージは浮かびましたか。
オリヴァー:うん、すぐにピンと来たよ。だって、僕たちは前からコラボについて話していたからね。自分たちをエキサイトさせるのにぴったりなアイデアさえあればいいんだって、ずっと感じていたんだ。コラボって、お互いの情熱が共有できてこそ本当にうまくいくと思う。物事を始めるには、何かひと押しが必要だよね。まるでパンを作るときのイーストみたいに、材料を混ぜ合わせるための何かが必要になるような感じなんだ。だから、たんに音楽だけではなく、視覚的な要素も取り入れるというこのアイデアは、僕たちにとってスタートを切るのにぴったりの種のように感じられたんだ。それにいま思えば、音楽制作にかかるプレッシャーも少し和らいだ気がする。視覚的な要素についても深く考えたおかげで、音楽の多くがより自然に生まれたと思う。コラボレーションでは、ときにプレッシャーが強くなりがちだと思う。というのも、お互いに、ある意味で裸の状態になるから。スティーヴンも僕もひとりで作業することに慣れているから、ひとりでやるときとは違って、ある種のさらけ出し感があるんだ。そこに別の要素を加えることで、音楽を生み出す際のプレッシャーも、どういうわけか和らげることができたんだ。
―どのようなプレッシャーだったのでしょう?
オリヴァー:たぶん、たんに全体的なプレッシャーのせいだったんだと思う。だってスティーヴンも僕も、これまであまりコラボというものをしたことがなかったから。つまり、ふたりにとって未知の領域だったわけ。だからこそこの取り組みが、もっと遊び心のあるものにする助けになったんだ。
―あなたのアルバム『Miniatures』の「An Unopened Letter」にビビオが参加していますが、その経験は『Answers』に生かされているのでしょうか。
オリヴァー:じつは、この曲を作ったのは僕たちがすでに『Answers』の制作に取り組んでいた最中だったから、これらは同じセッションの一部だったとも言えるんだ。つまり、『Answers』の前にアルバム(『Miniatures』)をリリースしたわけだけど、「An Unopened Letter」はどちらかというと、今回リリースされるプロジェクトのアウトテイクだったとも言える。『Answers』の制作は2023年頃で、僕のアルバム『Miniatures』は昨年リリースされたから、その時点ですでにたくさんの曲を録音していたんだけど、この曲は、たぶんもっと……そう、僕のソロプロジェクトの方にぴったりだったんだ。だからこの曲を『Miniatures』に収録したんだけど、実は同じレコーディング・セッションからの曲なんだ。2023年から2024年にかけて、僕たちはかなりの量の楽曲を制作していたから、アウトテイクもたくさんあったんだ。
―制作においては、共有フォルダに音楽をアップロードするというやり方を取っていたそうですね。この手法によって、どのようなメリットがありましたか。
オリヴァー:もし僕たちが直接会って、「よし、音楽を録音する時間は1週間しかない」といった状況になったら……また「プレッシャー」という言葉は使いたくないんだけど(笑)、会って何かを作り上げようと思うと、多少の責任感のようなものが生まれるかもしれない。でも今回はとても自然な感じだった。よく使う比喩で言えば、まるで文通をしているような感覚だったんだ。お互いに手紙を送り合っているような感じで、僕がこのフォルダに何かを入れて送ると、彼がそれを開いて読んで、それから返事を書いてくれた。だから制作プロセスのほとんどは、僕が自宅で物事を振り返ったり、感情を掘り下げたりして、そこから音楽を作り、彼に送り、彼がそれに応えて(answer)くれる、という流れだった。これが、このアルバムを『Answers』と名付けた理由のひとつでもあると思う。というのも、これはつねに、お互いにアイデアを消化する時間を持つことができるという、一種のやり取りを伴うコラボレーションだったから。
一方、同じ部屋でいっしょに作業する状況では、まったく異なるものになると思う。頭のなかがまったく違う状態になるからね。自分自身や相手と向き合うことになるから、より直接的で、場合によっては対立的なものになりがちだ。でも、今回のやり方は、お互いの音楽を消化し、それに応答していくプロセスだったんだ。
―レコーディングには多くの古いアナログ機材を使用したそうですね。あなたにとっては多数のヴィンテージ機材を使った『Music From A Room Full Of Synths』での経験もあったと思いますが、『Answers』の制作において、どのような基準で機材を選んだのでしょうか。また、とくに重要だった機材は何でしょうか。
オリヴァー:多くの場合、スティーヴンと僕が自然と使ってしまう機材がいくつかあった。彼に代わって言えば、それは明らかに彼が選んだギターたちだ。彼には、いつも戻ってしまう特定のギターがあり、それらが彼と人びとを結びつけるあのサウンドを作り出しているのかもしれない。僕についても同じことが言えるんだけど、それは、僕がよく使うシンセサイザーのローランドのSH-101なんだ。過去2枚のアルバムでも頻繁に使ったんだけど、特徴的であることに加え、僕にとってとても馴染み深いシンセサイザーだから、今回のプロジェクトでも多用されている。つまり、僕たちにはつねに使い続けている定番の楽器があるんだ。今回のプロジェクトでもそれらを使っているのは、コラボレーションをするときに、一方で「アンカー(錨)」のようなもの、安心感を与えてくれる要素が欲しいからだと思う。
だけど同時に、僕たちはそれを実験や新しいことに挑戦するためのきっかけとも受け止めた。スティーヴンは、パブリソンという、とても興味深いサウンド・ピッチ・シフターを使っていた。これのおかげで、アルバム全体にとても奇妙なテクスチャーが生まれているんだ。僕の方は他に何を使ったかな? EventideのOrvilleみたいなエフェクト・ユニットをいくつか使ったかもしれない。すごく変わったエフェクト・ユニットだよね。だから、まあ、馴染みのある楽器を組み合わせて安心感を出しつつ、そこに他の楽器を加えて面白く楽しくした、といった感じかな。
「手つかずの美しさ」を追求
―映像作品の素材は具体的にはどのようなものを撮影していたのでしょうか。とくに撮影していて印象に残っているものはありましたか。
オリヴァー:スティーヴンはイングランドからウェールズへ引っ越したんだけど、彼はその一帯にある美しい自然をたくさん撮影していた。僕も同じで、僕たち家族はよく散歩に出かけるんだ。ウィーン近郊にも美しい森がたくさんあるし、ドナウ川沿いには、僕と家族が所有している小さなキャビンもある。だから、自由な時間を利用して散歩に出かけて、ここにある美しい風景──オーストリアでもウェールズでも──をただ捉えようとしていたことが多かったと思う。また一方で、車での移動中にふと気づくこともあったね。とにかく、ちょっとした空き時間ができたときに、自然の美しさを捉え、その美しさを日常のありふれた光景と少し並べてみるような感じだね。これはある種の対比だと言える。都市部で興味深いものを見つけたときや、スティーヴンが車のバックミラーに映った様子をなんとなく撮影した時、それがとても意味のあるショットになったんだ。そう、だから、まさに日常生活と自然の対比、と言えると思うよ。
―『Answers』はあらゆる意味で、とても統一された美意識に貫かれたアルバムであると感じます。サウンドのテクスチャー、プロダクションのトーン、テーマに至るまで。こうした美学を、コラボレーションのなかでどのように擦り合わせていったのでしょうか。
オリヴァー:ありがとう。僕たちがつねに最優先にしてきたことのひとつは、変える必要のないものは変えないということだった。だから、たとえば音楽では、多くの作業がとても速く進んで、曲の多くはファイルを1、2回やり取りするだけで完成した。そのため多くの曲ではそれほど緻密に重ねられた構成にはなっていないんだけど、それは瞬間の純粋さや、これらのやり取りを少しでも残しておきたかったからなんだ。そして、物事を少し手つかずのままにしておくことが、ある種の指針になっていたんだと思う。おそらく、それが映像面でも自然へと立ち返った理由のひとつなんだと思う。自然というのは、理想を言えば、僕たち人間の手が加わっていないものだからね。そして、音楽においても同じような生々しさを見出そうとしているのかもしれない。
意識的にやりすぎたり、自分が何をしているかを理解しているという頭でっかちな状態からではなく、ただ多くのことが自然に起こったような感覚のプロジェクトをずっとやりたかったんだ。 年を重ねて長い間音楽を作り続けてきて、人工的だと感じられるようなプロジェクトに取り組んできたあとになると 、少しだけ、手つかずのものの美しさに気づくようになるんだ。そう、たぶん、あらゆる面で僕たちが目指したのは、あまり深く関わりすぎず、物事をあるがままにしておくことだったんだ。そうすることで、どういうわけか美学が自然と形作られていったんだと思う。だから、それを言葉で説明するのは難しいんだけどね。
―手つかずの状態で保つ、というのを意識的に行ったとのことですが、ミュージシャンとしてどうやってコントロールしているのかに興味があります。意識的に何かを加えることにより、より良くしようとしてしまう傾向があると思います。
オリヴァー:スティーヴンも僕も、音楽制作に携わってきた期間がほぼ同じで、ふたりとも20年という節目を迎えた経験から、アルバム制作の過程で曲をレコーディングし直したり、さらにオーヴァーダビングを繰り返したりというプロセスを何度も経験してきたんだ。だからふたりとも、自分の技術を磨き、より深く関わっていくための、こうした典型的な道のりをよく知っていたんだよね。だからこそ今回のプロジェクトは、まるで一歩引いて、自分たちの音楽をあらためて見つめ直すための素晴らしい招待状のように感じられたんだ。だからこそ、僕たちはいつも「過去を振り返ることは前進するための手段だ──前に進むために 振り返る」と言っているんだ。ふたりとも、ある種の若々しいエネルギーを引き出せたと思うから。
つまり、一方で長年の音楽活動で培ったスキルセットはたしかに持ちながら、一方で、もっと探求心にあふれ、若々しく、世間の期待に迎合しすぎず、心配や考えこみすぎないようなプロセスを意識して取り組んだんだ。そして、これにはお互いの助けが必要だったと思う。もし僕ひとりだったら、もっと大変だったかもしれない。ひとはつねに自分の世界のなかにいて、ついいつものルーティンに戻ってしまいがちだからね。でも、お互いがいたおかげで、より勇気を出せたと思う。だって、ひとりでやらなきゃいけないわけじゃないから。
―『Answers』ではふたりの個性がシームレスに溶けあって聞こえるのがとてもオーガニックなコラボレーションだと感じるのですが、実際は、役割分担のようなものはあったのでしょうか。
オリヴァー:たぶん、ある種のことが自然と収まっていったのだと思う。具体的にどの役割が誰のものだったかと言うのは難しいけど、ある意味、スティーヴンはスティーヴンのできることを、僕は僕のできることをやる一方で、互いに少し歩み寄ったりして、ふたりともほぼ自然に、うまくいく方法を見つけることができたんだと思う。また興味深いことに、ある種の食べ物の組み合わせと同じように、個別に見ただけでは相性が良さそうには思えないことも、組み合わせると突然、ごく自然にしっくりくるんだ。僕と彼との関係もそれに似ていると思う。それに、僕の音楽の進化の仕方もあるかもしれない。というのも、僕はもっとヘヴィでクラブ向けの音楽も手掛けてきたけど、 長年にわたって、よりメロディックな、あるいは作曲的なアプローチへと傾いてきたから。僕が少しおとなしくなったことも、ふたりの音楽がよりうまく融合する一因になったかもしれない。でも、何と言っても、僕たちが良い友人同士だったことが、すべてがシームレスに進むのに役立ったんだと思う。
他者と音楽を作ることの意味
―制作の過程で、スティーヴンさんのミュージシャンとしての能力や魅力をあらためて感じることはありましたか。
オリヴァー:もちろんあったよ。彼はよくテープループとかを僕に提供してくれたんだけど、彼は基本的に3分くらいの長いアイデアを持っていて、僕はそれを基に、彼のテイクに合わせて何かを作り上げたりした。もちろんその逆もあったけど。最初に送ったアイデアには、たいていすごく長いもの、たとえば3分から4分くらいのアイデアがあって、それがまるで主人公のような存在だった。そして、その主人公を中心に世界を作り上げていったんだ。こうしたやり取りを繰り返すのが、プロセスだった。サプライズのようなものはそこまでなかったけど、それでもいつも、まるで小さな贈り物のような感覚だった。ある火曜日の夜に、突然通知が届いて、スティーヴンからのメッセージで、「ヘイ、新しいギターループだよ」と、お互いに音楽を送り合うのは本当に素敵なことだった。そして僕が彼に音楽を送るたびに、彼が手掛けた、僕にはけっして思いつかなかったようなものが返ってくるんだ。だから、お互いに少し驚かせ合ってはいたんだと思う。彼のアイデアは明らかに彼ならではのユニークなものだし、僕のアイデアも僕ならではのものだから。そう考えると、実際、驚きに満ちたプロセスだったね。だって、その過程でお互いを驚かせ合っていたんだから。
―『Answers』の制作において、『Music From A Room Full Of Synths』や『Miniatures』に顕著な即興的なアプローチが生かされたことはありましたか。
オリヴァー:そうだね。今回の即興的なアプローチは、ちょっとだけ、より面白くなってきたと思う。ここ数年、もっと深く探求してみたいという好奇心が湧いてきたのかもしれない。「サプライズ(驚き)」という言葉についてだけど、即興の素晴らしいところは、クリエイティヴな人間として、即興を通じて自分自身を驚かせることができることなんだ。しかもほとんどの場合、聴き手を驚かすこともできるんだ。それが僕を魅了している理由なんだ。というのも、僕の最大の恐怖は、創作のプロセスで行き詰まってしまうことだから。そして、即興はまるで、尽きることのないインスピレーションと驚きをもたらしてくれる「裏ワザ」のように感じられるんだ。だからこそ、僕の仕事において、即興はこれからも非常に重要な存在であり続けると思うよ。
―資料によるとスティーヴンさんはあなたのピアノの作品に驚いたという話をしていますが、あなた自身は、今回のコラボレーションによってとくに引き出されたと感じられる自分の側面はどんなものだと感じますか。
オリヴァー:たぶん、このコラボレーションを通じて、自分のなかにさらなる自信と勇気が生まれたと思う。というのも、これまでは他のひとと仕事をする際、ときどき居心地の悪さを感じたり、曲に納得がいかなかったりすることがよくあったから。そういうときは、その曲を気に入らないことを認めつつもリリースしてもらうか、あるいは相手と気まずい会話をしなければならないか、どちらかを選ばなければならなかった。でも、スティーヴンと仕事をするときはすべてがとても自然で、音楽もつねに興味深いものだったから、この経験を通じて、ある種の信頼を取り戻すことができたんだ。年を重ねて、心を開き、自分自身や自分のアイデアを過度に大事にしすぎず、たんに音楽をリリースするだけでなく、 クリエイティブなプロセスを共有すること──僕にとって、これは非常に重要な学びだった。だって、このアルバムは僕ひとりでは絶対に作れなかったものだから。純粋にこのコラボレーションから生まれたものなんだ。そう、この経験は、音楽で何が可能かという新たな側面を切り開いてくれたと思う。
―『Answers』という作品の制作において、あなたはアーティストとしてどのような芸術的な問いや課題を立てていましたか。また、その問いの答え(Answer)はどのようなものでしたか。
オリヴァー:興味深い質問だね。僕たちが最初に試してみたかったこと、つまりこの件に関して互いに抱いていた疑問は、「このプロセスをただ信頼すれば、うまくいくのだろうか?」ということだったと思う。最初はスティーヴンが持ち出したアイデアがきっかけだったんだけど、このオーディオビジュアル作品については、非常に漠然としたイメージでありながらも、同時に非常に明確だった。そして、それに対してとてもリラックスした姿勢で臨もうとしていた。おそらく疑問だったのは、「このプロセス全体を通して、本当にリラックスした状態を保ち、期待を抱かずにいられるだろうか?」ということだったと思う。その答えは、他のひとといっしょに取り組む方が、ずっと楽になるという点で、本当に助けになるということだと思う。
すべての人間がそうであるように、ときには人間として問題を抱えることもあると思うけど、長い間、ひとは自分でその問題を解決しよう、自分の問題には自分で対処しようとしてきた。でも、ときには自分自身を変えるためにも、他者の助けが必要になることもある。それが今回のコラボレーションから得た大きな気づきだと思う。物事のやり方を変えることを学ぶこと、ひとつの考え方や行動に固執しすぎないことは助けになる。そしてもうひとつ学んだのは、自分自身を変えるためにも、ときには他者の助けが必要だということなんだ。
―いま、あなたはこのコラボレーションを経て、大きく変わったと思いますか?
オリヴァー:うん、間違いなくね。これを通じて、自分の将来の音楽活動にとっても新しいスキルセットが身についたと思う。というのも、コラボレーションという場でこのように心を開き、自分の居場所や自分の判断基準という枠から一歩踏み出すと、自分の音楽に対しても、他人の音楽に対しても、もう少しオープンになり、批判的にならなくなるから。新しい言語を学んだり、新しいコースを受講したりしたときのような感覚だね。そう、まさに新しい体験で、これからはこの経験を活かして前に進めるという実感がたしかにあるね。
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Bibio & Dorian Concept
『Answers』
発売中(2026年10月16日リリース)
CD 国内盤;ボーナストラック、6ページブックレット、解説書封入
詳細:https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=15976