漫画「タワマン暮らし」の過去回では、タワマンに住み始めた主人公が朝昼晩やってしまうことのエピソードを紹介しました。
タワマンに住むと朝昼晩やってしまうこととは……?✅答えはコチラ!
タワマン暮らしで「ついやってしまうこと」がある人は88.2%
アンケートを実施したマイナビニュース会員400人のうち、タワマンの居住経験が「ある」と回答した136人に、「タワマンで暮らしているとついやってしまうことはありますか?」と尋ねた。
結果は、88.2%があると回答。タワマン特有のこだわりやルーティンを持つ人が多くいるようです。
では、アンケートには、タワマン暮らしにまつわるどのような行動や気持ちが寄せられたのでしょうか。具体的なコメントを一部抜粋して紹介します。
何度でも眺めたくなる――景色を見ることが日課に
漫画の主人公のように、窓からの景色を楽しみにしているという回答が寄せられました。朝夕の眺めから帰宅後の夜景まで、暮らしのさまざまな時間に景色が登場します。
・「朝日や夕陽、富士山を眺めるのが日々の楽しみ。」(41歳・男性)
・「一日に何度も高層階からの風景を眺めてしまう」(35歳・男性)
・「帰って窓から夜景を見ること」(36歳・男性)
・「高層階の景色に見惚れて時間を忘れてしまうこと」(46歳・男性)
同じ窓からの景色でも、時間帯によって楽しみ方は異なります。「日々の楽しみ」という回答からは、眺望が日常の楽しみとして定着していることが伝わります。
「時間を忘れてしまう」という声もありました。漫画で描かれた、つい窓辺でくつろいでしまう姿と重なる回答です。
景色を肴に一杯――自宅で過ごす時間の楽しみ
景色と一緒に、飲み物を楽しむという声もありました。今回の回答では、夜景を眺めながらの晩酌や、ビール、ワインを飲む場面が挙がっています。
・「夜景を見ながらの、晩酌。」(44歳・男性)
・「ベランダからビール片手に眺めること」(42歳・男性)
・「景色を眺めながらワインを飲む」(45歳・男性)
ドリンク片手に部屋でくつろぐ漫画の主人公に、よく似た過ごし方です。
外へ飲みに行く時間とはまた違い、自宅の景色と一杯を組み合わせる楽しみ。何か特別なことをしなくても、窓の外に目を向けるだけで、いつもの晩酌の楽しみが増えるのかもしれません。
眺望が自信につながる――自慢したくなる気持ちも
景色のよさを自分だけで楽しむ人がいる一方、誰かに伝えたくなるという回答もありました。眺望に、優越感や暮らしへの満足が重なる場合もあるようです。
・「みんなに高層階からの景色を自慢してしまう」(45歳・男性)
・「タワマン以外の人に自慢してしまいます」(29歳・女性)
・「金持ちになった気になる」(36歳・男性)
・「景色が綺麗で優越感に浸れる」(32歳・男性)
「いい景色を見てほしい」という話も、相手や伝え方によっては、自慢として受け取られることがあるかもしれません。ただ、今回の回答には相手の反応までは書かれておらず、実際にどう受け止められたかはわかりません。
自分にとってうれしいことを誰かに話すとき、その喜びがそのまま伝わるとは限らない。タワマンに限らず、住まいや買い物の話題でも意識することのある距離感ではないでしょうか。
住む高さが気になる――比較の基準は人それぞれ
高層階からの景色を楽しむことと、住む階数を比較の基準にすることは、同じではありません。回答の中には、より高い場所への関心や、住民間の関係について触れたものもありました。
・「もっと高いところに住みたいと思って」(49歳・男性)
・「下層階と上層階での派閥ができてしまう」(39歳・女性)
一方は自分が住みたい場所への思い、もう一方は住民同士の関係についての回答です。ただし、どのような出来事を「派閥」と感じたのか、具体的な経緯までは記されていません。
同じ建物でも、階数をどれほど意識するかは人によって違います。これらの回答をタワマン全体の人間関係として捉えず、こうした見方をする回答者もいた、と読む必要があります。
エレベーターに合わせて動く――待ち時間が変える生活のリズム
部屋からの眺めを楽しむ声に続いて紹介したいのが、エレベーターにまつわる回答です。外出の時間を決める際、玄関から先の移動も考慮する様子がうかがえます。
・「エレベーターが他の人と重なって、何回か待つことがある」(41歳・女性)
・「エレベーターをバスか電車のように感じる」(45歳・女性)
・「エレベーターの待ち時間が長くて遅刻しそうになる。」(48歳・女性)
・「エレベーターの待ち時間の為に常に10分前行動」(31歳・男性)
「バスか電車のよう」という表現が印象的です。自宅の設備であっても、ほかの人と共用する以上、自分の予定だけでは動けない場面があります。
待ち時間に困る人もいれば、あらかじめ10分早く動く人もいました。「家を出る時間」を考えるとき、どこまでの移動を含めるか。その当たり前も、住環境によって変わるようです。
外出の手間が増える――家で過ごす理由は景色だけではない
漫画の主人公は、景色を楽しみながら部屋で過ごしていました。一方、アンケートには、外へ出る手間を理由に、自宅やマンション内で過ごすという回答もあります。
・「ゴミをまとめたり外出を絞って行う」(37歳・男性)
・「外出が面倒でUberに頼ってしまう。」(46歳・女性)
・「下に降りるのが面倒なので外出が減る」(33歳・男性)
・「休日もマンション内で過ごしてしまい、時間を有効活用できていない」(39歳・女性)
・「エレベーターに乗る時間が長すぎて家から出たくない」(27歳・男性)
外出をまとめるという工夫もあれば、外へ出ること自体が億劫になるという声もありました。休日をマンション内で過ごすことについて、「時間を有効活用できていない」と捉える回答者もいます。
同じ「家で過ごす休日」でも、満足してくつろぐ時間になる人もいれば、思うように行動できなかったと感じる人もいる。行動だけを見ても、本人の充実感まではわからないことが伝わってきます。
窓からの印象と地上の違い――天気や気温をどう判断する?
景色を見る窓は、外出前に外の様子を確認する場所でもあります。回答には、天気や服装の判断に関わる習慣も挙がりました。
・「外の天気をチェックする前に、まず下を歩く人の服装を見る」(49歳・男性)
・「天気・外気温を確認しないで出かけようとする」(48歳・男性)
歩いている人の服装を参考にするという回答は、外の様子を確かめる具体的な方法です。天気予報を見る、窓を開けるなど、人によって確認の仕方は違いそうです。
一方、確認せずに出かけようとするという声も。ただし、この回答には、実際に寒さや雨で困ったかどうかまでは書かれていません。窓から外を眺めることと、外出に必要な情報を確認することは、必ずしも同じではないようです。
眺望が日常になる――感動への慣れと普段どおりの生活
景色を見ることが楽しみになる一方、その眺めに慣れたという回答もありました。漫画とは異なる、生活感のある場面が浮かびます。
・「ベランダからの夜景には完全に目が慣れ、最初の感動はどこへやら。今や『一番きれいな部屋干しスペース』と化している。」(26歳・女性)
・「せっかくの高いところの夜景なのに結局カーテンを閉めて就寝すること」(42歳・男性)
・「特になにも変わらない。」(49歳・男性)
※26歳・女性のコメントは、長文回答の一部を抜粋しています。
夜景に感動していた場所が、いつしか部屋干しのための場所になる。眺望がよくても、寝るときにはカーテンを閉める。特別な景色があっても、洗濯や睡眠といった日々の生活は続きます。
景色を楽しみ続けることも、見慣れて日常の一部になることも、どちらかが正解というわけではありません。同じ環境でも、そこに何を求め、何を楽しみにするかで受け止め方が変わるのでしょう。
同じタワマン暮らしでも、「当たり前」は少しずつ違う
今回の回答には、眺望や晩酌を楽しむ声のほか、エレベーターの待ち時間に合わせて動く声、外出が減ったという声、景色への感動が薄れたという声がありました。
漫画の主人公と同じように自宅で過ごしていても、その理由はさまざまです。景色が好きで部屋にいる人もいれば、移動の手間から外出を控える人もいます。また、自分にとってはうれしい住まいの話も、話す相手との関係によって受け止められ方が変わる可能性があります。
これらは、個々の回答者が記した行動や受け止め方であり、タワマンに住む人全体の特徴を示すものではありません。住民間の関係についての回答も、具体的な経緯がわからない部分があります。
どんな景色を楽しみ、どのくらいの待ち時間を見込み、休日をどう過ごすか。日常の何気ない場面にも、住環境や立場、価値観による小さな「当たり前のズレ」が表れています。
調査時期: 2026年9月30日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計400人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

