マイナビは10月15日、「マイナビ 2028年卒 大学生キャリア意向調査9月<インターンシップ・キャリア形成活動>」の結果を発表した。調査は2026年9月20日~9月30日、2028年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生1,089名(文系男子173名、文系女子407名、理系男子名244名、理系女子265名)を対象にインターネットで行われた。

9月単月にキャリア形成活動に参加した割合は71.6%

28年卒業予定の学生が、9月にインターンシップ等のキャリア形成活動に参加した割合は71.6%で、前月比8.5pt減となった。そのうち、「インターンシップ(実務体験を含む5日間以上のプログラム)」に参加した割合は22.3%(前月比2.6pt減)、「仕事体験(就業体験ができる短期間プログラム)」は41.0%(前月比7.3pt減)、「オープン・カンパニー&キャリア教育等(主に企業、仕事理解のためのプログラム)」は46.6%(前月比4.0pt減)だった。

4月以降、参加率は増加傾向で、8月には調査開始以降最も高い水準に達していたが、9月は夏季休暇明けの時期にあたることなどもあり、4月以降初めて前月を下回る結果となった。一方で、キャリア形成活動の参加率は引き続き7割を超えており、多くの学生がキャリア形成活動に取り組んでいる状況となっている。今後の秋・冬に向けて、学生は参加するプログラムを絞り込みながら、企業理解や選考対策を進める段階へ移行していくと考えられる。

  • インターンシップ等のキャリア形成プログラム参加率

    インターンシップ等のキャリア形成プログラム参加率

  • インターンシップ等のキャリア形成プログラム参加率

    インターンシップ等のキャリア形成プログラム参加率

約6割の学生が地元就職を「希望している」

学生に地元就職(Uターン含む)についての考えを聞いたところ、「希望している(「希望している(27.5%)」+「どちらかというと希望している(29.1%)」の合計)」は56.6%となり、現時点では過半数の学生が地元就職を視野に入れていることがわかった。

こうした中、6月時点で帰省先や地元で開催されるインターンシップ等のキャリア形成プログラムについて「参加したい(「積極的に参加したい(42.2%)」+「できれば参加したい(37.0%)」の合計)」割合は79.2%と、約8割が参加意向を示していた。一方、実際に夏季休暇期間中に地元で開催されたプログラムへ参加した学生は57.5%にとどまった。

夏季休暇期間中に地元で開催されるインターンシップ等のキャリア形成プログラムに参加しなかった理由では、「地元で就職することを考えていないから(33.2%)」が最も高かった。一方で、「学業や他の予定で時間が取れなかったから(21.5%)」も2割を超えており、日程の制約によって参加できない学生が一定数存在することがうかがえる。

  • 現時点で地元(Uターン含む)就職を希望しているか

    現時点で地元(Uターン含む)就職を希望しているか

  • 6月時点での地元インターンシップ参加意向と9月時点での参加割合について

    6月時点での地元インターンシップ参加意向と9月時点での参加割合について

  • (夏季休暇期間中に)帰省先または地元で開催されるインターンシップ等のキャリア形成プログラムに参加しなかった理由について

    (夏季休暇期間中に)帰省先または地元で開催されるインターンシップ等のキャリア形成プログラムに参加しなかった理由について

キャリア形成活動に参加した際、最も見ているポイントは「社員の人柄」

インターンシップ等のキャリア形成活動に参加した際に学生が見ていた点としては、「社員の人柄」が78.0%で最も高く、次いで「社員同士のコミュニケーション(54.8%)」、「働く時間や残業の様子(50.1%)」となった。

自由回答では、「将来働くうえで、人柄が合うかは大事だと考えているから」「その企業で働く方々の雰囲気を知ることで、自分が就職した時に馴染めるかどうかが気になるため」といった声が寄せられた。学生はインターンシップ等のキャリア形成活動を通じて入社後に自分がその職場で働く姿を具体的にイメージするために、一緒に働く社員がどのような人なのか、どのような雰囲気の組織なのかを重点的に確認している様子がうかがえる。

  • インターンシップ等のキャリア形成活動に参加した際、企業のどのような点を見ていたか

    インターンシップ等のキャリア形成活動に参加した際、企業のどのような点を見ていたか

  • インターンシップ等のキャリア形成活動に参加した際に見ていたポイントを選んだ理由

    インターンシップ等のキャリア形成活動に参加した際に見ていたポイントを選んだ理由