日用品を安くそろえたいとき、まずは「100均」(100円ショップ)を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。しかし、ホームセンターの「カインズ」の商品のなかには、100均より安い98円以下で買えるものがあります。また、100円を超える商品でも、内容量が多く、単価で見ると割安になるケースも。

今回は、そんな100均よりお得なカインズの日用品を、100均の「ダイソー」の同等品との単価比較とあわせてご紹介します。

カインズ商品は100均より本当にお得?

ダイソーの商品は110円のものが中心ですが、カインズには98円以下で買える日用品があります。また、100円を超える商品でも、枚数や容量が多く、1個・1枚あたりなどの単価で見ると、ダイソーより割安になるものが見つかることも。

そこで、カインズ商品と同じ用途のダイソー商品の価格や単価を比べてみました。価格はいずれも税込で、各社公式サイトに掲載されている執筆時点(2026年10月)の価格をもとにしています。

なお、店舗によって価格や取り扱いが異なる場合があります。購入時には、店舗にて詳細をご確認ください。

110円どころか100円以下! 「98円」で買える日用品

カインズには、ダイソーの基本価格である110円を下回る、100円以下で買える日用品があります。まずは、販売価格がダイソーより安い4商品を見てみましょう。

抗菌 紙軸綿棒 個包装 120本

カインズは98円で120本入り、1本あたり約0.82円です。ダイソーの「紙軸めんぼう60本 1本包装」は110円で、1本あたり約1.8円。カインズは価格が安いうえに本数が2倍あり、単価は半分以下になります。

個包装の綿棒は1本ずつ包装されているので、ポーチやバッグに入れて持ち歩くのにも便利。ただしカインズのほうは特に本数が多いため、外出時にどの程度使うか考えてから購入すると、余らせて無駄にすることを防げます。

ばんそうこう 100枚

カインズは98円で100枚入り、1枚あたり0.98円と1円を切ります。ダイソーの「救急!! キズテープ Mサイズ 60枚入」は110円で、1枚あたり約1.8円。カインズのほうが1枚あたり約0.8円安く、枚数も40枚多くなっています。

外遊びや部活動などでけがをしやすい子どもがいる家庭なら、カインズの100枚入りは救急箱の常備用にぴったり。一方、ばんそうこうをあまり使わない家庭では、使い切るまでに時間がかかるかもしれません。

電子レンジ・冷蔵庫用 ウェットシート 30枚入り

カインズは98円で30枚入り、1枚あたり約3.3円です。ダイソーの「落ち落ちVアルカリ電解水電子レンジ&冷蔵庫おそうじシート25枚」は110円で、1枚あたり4.4円。カインズは本体価格が12円安いうえに枚数も5枚多く、1枚あたりでは約1.1円お得です。

ウェットシートは開封後に乾きやすいので、使い切れる量を選ぶことが大切です。30枚入りなら多すぎず、電子レンジや冷蔵庫をこまめに掃除したい人に向いています。

天然水でつくった炭酸水 1L

日用品からは少し外れますが、カインズでは食品にも100均よりお得なものがあります。炭酸水は1Lで88円と、98円よりさらに安い価格です。一方、ダイソーで扱う「アサヒ ウィルキンソンタンサンPET500ml」は500mlで108円(食品のため税率8%)。100mlあたりで比べると、カインズは8.8円、ダイソーは21.6円と、カインズは半額以下になります。炭酸水を毎日飲む人や、料理・お酒の割り材に使う人ほど差は大きくなるでしょう。

ただし、1Lボトルは飲みきるまでに時間がかかり、その間に炭酸が抜けやすくなります。残った分は冷蔵庫で保存し、早めに使いましょう。

  • 価格はすべて税込,食品の消費税率は8%

    価格はすべて税込,食品の消費税率は8%

100円超えでも、実はお得な商品がある

カインズでは、価格が100円を超えても、内容量が多いため、1枚・1個・1mあたりなどの単価で見ると割安になる商品があります。ここからは、100円を超える3商品を紹介します。

ゴム付き食品用カバー 100枚入り

カインズは198円で100枚入り、1枚あたり約2.0円です。ダイソーの「食器用キャップ式カバー(32枚)」は110円で、1枚あたり約3.4円。販売価格は88円高いものの、カインズは1枚あたりでは約1.4円安くなります。

食品用カバーはゴム付きで器にかぶせるだけなので、ラップの代わりに使えば切る手間も省けます。ただし、カインズの100枚は多めなので、作り置きや残り物の保存が多い家庭向き。使う頻度が低い場合は、ダイソーの32枚入りから試すのがおすすめです。

紙コップ 205ml 60個入り

カインズは148円で60個入り、1個あたり約2.5円です。ダイソーの「FSCペーパーカップ(40個)」は同じ205mlで110円、1個あたり約2.8円。1個あたりの差は約0.3円とわずかですが、たとえば40個使えば約12円の差になります。

来客が多い家庭や、日常的に紙コップを使う家庭ならカインズが向いています。一方、使う機会が年に数回程度なら、40個入りのダイソー品でも十分でしょう。

毎日とりかえスポンジ 30枚入り 泡立ち

100均よりお得なカインズの商品はいくつもありますが、なかには100均のほうがお得なものもありました。そのひとつが、使い捨てタイプのキッチンスポンジです。カインズは298円で30枚入り、1枚あたり約9.9円。一方、ダイソーの「キッチンシートスポンジ(26枚、泡立ちソフトタイプ)」は110円で、1枚あたり約4.2円です。

枚数はカインズのほうが4枚多いものの、1枚あたりではダイソーが半額以下。26枚使うと約148円の差になります。298円で30枚入りはお得に見えますが、実際に同等品と単価を比べてみると、100均のほうが安いケースもあるのです。

  • 価格はすべて税込

    価格はすべて税込

100均とカインズ、上手に使い分けよう

今回比べてみた結果、カインズには98円以下で買える消耗品や、1個あたりで見ると100均より割安な大容量品がありました。一方で、スポンジのように100均のほうが安いものもあるため、「ホームセンターだから安い」とは一概にはいえません。少しでも安く買いたい人は、よく使う消耗品だけでも一度単価を比べておくと、次からの買い物で迷いにくくなるでしょう。

ただし、単価が安くても、使い切れずに余らせてしまえば節約にはなりません。たとえば、食品用カバー100枚入り(198円)のうち50枚しか使わなければ、1枚あたりの実質的なコストは約4.0円。ダイソーの32枚入り(1枚あたり約3.4円)より割高になってしまいます。開封後に乾きやすいウェットシートや、炭酸が抜けやすい炭酸水なども、使い切れる量を選ぶことが大切です。

初めて使う商品や使う頻度が低いものは、100均の少量パックで試す。毎日のように使う消耗品は、カインズの大容量品でまとめて買う。カインズと100均、それぞれのお得な商品を知ったうえで、暮らしに合わせながら無理なく節約につなげてみましょう。