沖縄を拠点とするオーシーシー(OCC)と北海道を拠点とするHBAは、両社が共同出資するベトナム現地法人「VIETNAM OCC Co.,Ltd.」(ベトナムOCC)を中核拠点として、ASEAN市場での事業展開と人材交流・育成を共同で進める。両社は10月2日に沖縄県庁で事業発表会を開催した。
今回の連携では、両社の技術力や顧客基盤、地域ネットワークを組み合わせ、ベトナムからASEAN地域へのITソリューションビジネスの拡大を図る。日系企業に加えて、現地企業や自治体などとの協業機会をつくり、多様なニーズに対応したソリューションを開発・提供する想定だ。
ベトナムOCCをASEAN事業の中核拠点に
OCCとHBAでは、ベトナムOCCを拠点としてソリューションセールスの共同推進やオフショア開発体制の構築・高度化、両社の技術力強化を予定。また人材面では、国内外の両社拠点を使った社員交流や出向、研修、インターンシップ、共同プロジェクトのほか、海外人材の採用・育成スキームの構築を進める。
ASEANで得たニーズや技術、ビジネスモデルなどを沖縄・北海道にも還元する方針で、両地域のIT人材や地元企業がASEANで活動する機会の創出にも取り組む。今後は沖縄県内・北海道内の企業、教育機関、自治体などとの連携も視野に入れ、グローバル人材の育成や共同ソリューション開発、新規事業の創出を目指す。
北海道と沖縄を結ぶ地域連携にも参画
OCCとHBAは今回の取り組みに合わせ、「どさんこしまんちゅプロジェクト」にも参画する。同プロジェクトは2018年に発足し、北海道と沖縄の企業・団体が地域企業・地域経済の発展に向けて連携する取り組み。地域連携や観光、IT、人材、物流などをテーマに活動している。
HBAはベトナムとの人材面での接点も広げており、2026年には同国の学生を対象とした採用・研修を進めている。両社は同プロジェクトのネットワークやノウハウとASEANとの接点を組み合わせ、地域連携を海外事業にも広げる考えだ。


