日本能率協会総合研究所は9月25日、「感染症予防や体調管理の実態、栄養に関する意識」に関する調査結果を発表した。同調査は8月日、全国の20~69歳の男女1,000名と感染症患者を診療する医師100名を対象に実施した。
医師が10月以降に注意すべきと考える感染症について尋ねたところ、インフルエンザ(94.0%)や新型コロナウイルス感染症(87.0%)が上位となった。
昨年の秋~冬シーズンに、感染症予防対策を実施していた割合は55.9%だった。性年代別にみると、男性は60~70代が特に「実施していた」(63.4%)の割合が高かった。女性は年代が高くなるほど「実施していた」の割合は高くなる傾向にある。
感染症予防対策としては、「マスク」(61.2%)、「うがい・手洗い」(60.3%)、「人混みを避ける」(33.5%)といった基本的な対策に加え、「十分な睡眠をとる」(37.1%)「栄養バランスのよい食事をとる」(30.3%)といった生活習慣面の対策も挙がった。
生活者が、感染予防や体調管理のために普段から習慣的に摂っているものを聞くと、「乳酸菌」(31.5%)が最も高く、「ビタミンC」(28.9%)、「たんぱく質」(27.1%)と続いた。一方、医師が推奨するものは「たんぱく質」(64.0%)が最も 多く、2位は「ビタミンC」(46.0%)、3位は「乳酸菌」(45.0%)で、生活者と違いが見られた。
医師の93.0%は、たんぱく質は免疫を支える土台と考え、86.0%が不足による重症化リスクを懸念している。生活者でその関係を知っていた人は27.3%にとどまっており、両者で認識・認知の状況に違いがあった。
医師に、高齢者が感染症にかかった後の健康状態や生活機能への影響として、特に注意すべきと思うことを尋ねたところ、「食欲低下や低栄養状態に陥ること」「活動量や身体機能が低下すること」「フレイル・サルコペニアが進行し、要介護状態につながること」などが上位に挙がった。
たんぱく質を含む食品の中で、感染予防や体調管理のために毎日継続しやすい食品を尋ねたところ、生活者・医師ともに、1位は「ヨーグルト」(生活者45.6%、医師55.0%)、2位は「卵」(生活者40.6%、医師48.0%)だった。






