HBAの本社ビルが、「第39回日経ニューオフィス賞」において、北海道ブロックの「北海道ニューオフィス推進賞〈北海道経済産業局長賞〉」に選ばれ、さらに全国表彰の「ニューオフィス推進賞」を受賞した。9月4日には東京都内で全国表彰式、9月14日には札幌市内で北海道ブロック表彰式が行われた。

  • 「第39回日経ニューオフィス賞」全国表彰式の様子

    「第39回日経ニューオフィス賞」全国表彰式の様子

北海道ブロックで唯一の全国表彰、HBA本社ビルが二冠

「日経ニューオフィス賞」は、日本経済新聞社とニューオフィス推進協会が主催するオフィスのコンテスト。快適性や機能性、創造性、情報管理、運用などの観点から、創意工夫に富んだオフィスを表彰している。

第39回は124件の応募があり、このうち16件が「ニューオフィス推進賞」、2件が「サード・ワークプレイス推進賞」に選出された。HBA本社ビルは「北海道ニューオフィス推進賞〈北海道経済産業局長賞〉」を受賞し、全国表彰の「ニューオフィス推進賞」にも選ばれた。北海道ブロックからの全国表彰受賞はHBAが唯一となる。

  • 札幌ガーデンパレスで行われた北海道ブロック表彰式

    札幌ガーデンパレスで行われた北海道ブロック表彰式

地域共創と人材育成を支えるオフィスとして評価

HBA本社ビルは2007年6月に竣工し、2024年6月から2025年11月にかけて全面的なリニューアルを実施した。分散していた6つの拠点を集約するとともに、社内ワークショップや他社オフィスの視察などを通じて、社員を幅広く巻き込みながら新たな働き方や運用方法を検討したという。

リニューアル後のオフィスには、業務内容に応じて働く場所を選択できる「ABW」を導入。会議室管理システム「CoCotoru」やトイレ見守りシステム「CoCoaki」といったデジタル技術も取り入れ、多様で柔軟な働き方を支える環境を整備した。

  • HBA本社ビルのオフィス

    HBA本社ビルのオフィス

審査では、全審査視点において高い水準を達成し、「時代のニーズにフィットした秀逸なオフィス」として満場一致で評価された。

なかでも特徴となっているのが、北海道らしい自然や地域資源を取り入れた空間デザインだ。北大植物園の緑を借景として生かしながら、「HOKKAIDO WOOD」や札幌軟石、江別レンガといった地域材を随所に採用。カフェ空間「SYNORA」では、周囲の自然と調和した温かみのある空間をつくり上げている。

  • 温かみのあるカフェエリア

    温かみのあるカフェエリア

さらに、自社の執務環境にとどまらず、地域における人材育成や共創の拠点として活用している点も評価された。オフィスの一部を開放し、北海道大学と連携した教育の場として活用するほか、ソーシャルアントレプレナー教育や、大学生を対象とする社会課題解決型ハッカソンなども実施。次世代のデジタル人材やイノベーターを育成し、地域社会とともに新たな価値を生み出す共創の場として機能している。

また、多様なイベントを継続的に開催するなど、社員のエンゲージメント向上につながる取り組みも展開。審査講評では、社員満足度が74.1%に達していることにも触れられた。リスク管理や先進技術に加え、地域共創と人材育成に対する姿勢が融合した「次世代オフィスの模範となるプロジェクト」と評された。

空間づくりが複数のデザイン賞で評価

HBA本社ビルは日経ニューオフィス賞のほか、イトーキを応募主体として複数のデザイン賞にも選出されている。

「空間デザイン賞」ではLonglistに入選したほか、担当デザイナーの板垣氏が「ヤングタレント賞」を受賞。また、「日本サインデザイン賞」では地区デザイン賞を受賞した。

HBAは今後も、社員一人ひとりが能力を発揮できる環境づくりを進めるとともに、本社ビルを企業活動や採用、広報、地域連携の接点となる発信拠点として活用していくとしている。