マイナビとnoteは、2026年1月30日から3月1日にかけて、投稿コンテスト「#未来に向けた挑戦」を開催した。マイナビがnote上で実施する投稿コンテストとしては、前年の「#想像していなかった未来」に続く3回目となる。

同コンテストでは、仕事や趣味、スポーツなどジャンルを問わず、一人ひとりの“未来に向けた挑戦”にまつわるエピソードを募集。これまでに経験した挑戦だけでなく、これから挑戦したいと考えていることも対象とし、エッセイや漫画、イラスト、小説など、さまざまな形式で合計3万348件の作品が寄せられた。

応募作品の中から、グランプリ1作品、マイナビ賞2作品、入賞3作品が選出された。

CAからパイロットへ ― グランプリに選ばれた“未来への挑戦”

グランプリに選ばれたのは、芋けんぴさんの「雲の上から操縦席へ。外資系CAの私が選んだ“無理な道”」。

外資系航空会社でCA(キャビンアテンダント)として働く芋けんぴさんが、あるパイロットの言葉をきっかけに、自らもパイロットを目指す決意をつづった作品だ。

年齢や性別への不安、現実的な壁と向き合いながらも、「パイロットとして空を飛びたい」という思いを胸に、夢に向かって一歩を踏み出していく姿が描かれている。

審査会では、「物語としての読みやすさと構成の完成度が高く、自然と引き込まれる」「新しい一歩を踏み出そうとする瞬間や、行動に移るまでの過程が丁寧かつ具体的に描かれている」「遅いかもしれないと感じながらも挑戦する姿は、年齢を問わず多くの人の共感を呼ぶ」といった声があがり、満場一致でグランプリに選出された。

以下、グランプリ受賞作品を全文紹介する。

雲の上から操縦席へ。外資系CAの私が選んだ“無理な道”/文・芋けんぴ

憧れていた制服を着て、雲の上を飛ぶ仕事に就いた。
何度も面接を受けて、英語を磨いて、ようやく手に入れた場所だった。

フライトのたびに、新しい景色と、新しい出会いがあった。
それでも、いつの間にかその毎日は、静かに“日常”になっていった。

好きな仕事だった。
空も、旅する生活も、嫌いになったことは一度もない。
ただ、心のどこかで、私はこう思っていた。

——もっと、何かに挑戦していたい。

そのきっかけは、ある日のブリーフィング後だった。
コックピットの扉の前で、ひとりのパイロットが立ち止まった。

「今日の雲、すごくきれいだったよ。
ああいう日は、操縦席からの景色が一番好きなんだ」

そう言った彼の目は、まるで空そのものみたいに光っていた。
その瞬間、私は思った。

——いいな。私も、自分の仕事をこんなふうに語れる人になりたい。

その夜、ホテルの部屋で“パイロット”という言葉を検索した。
年齢制限、費用、合格率、適性検査。
画面に並ぶ現実は、どれも簡単じゃなかった。

女だから。
24歳だから。
今さら遅いんじゃないか。

そう思っていた私に、彼は笑いながら言った。

「女だからなに?24?若いよ。全然間に合う。
30から目指してる人なんて、山ほどいるよ」

その一言で、私の中の“無理かもしれない”が、
“やってみたい”に変わった。

その夜、私はノートパソコンの前に座っていた。
画面には「フライトスクール」「パイロット養成」「費用」という文字が並ぶ。

出てくる数字は、どれも現実的じゃなかった。
1000万円。1500万円。2000万円。
新卒で入社して、社会人としての時間はまだ2年にも満たない。
貯金も、胸を張れるほどはない。

——この道は、簡単には進めない。

それでも、ページを閉じる気にはなれなかった。

ふと、自分の働いている航空会社の制度を調べた。
一年以上CAとして働いたあと、パイロットの道に応募できる仕組みがあることを知った。

もしかして。
日本の航空会社にも、同じような道があるんじゃないか。

そこから、私の“調べる夜”が始まった。
国内の航空会社をひとつずつ検索して、採用ページを開いて、応募条件を読み込む。
スクロールする指が止まったのは、「既卒・社会人応募可」という文字だった。

——まだ、間に合う。

海外で働く今の生活も、嫌いじゃない。
それでも私は、日本が好きだった。
この国の空港で、この国の空を飛びたいと思った。

目標は、今年じゃない。
来年の応募に向けて、できることを全部やる。

机の上には、視力検査や健康診断のメモ。
英語のテキスト。
面接対策用のノート。

座学も、体調管理も、準備は自分次第で積み重ねられる。
合否だけは、コントロールできない。
それでも——

やりきった、と胸を張れる一年にしたいと思った。

私のモットーは、シンプルだ。
人生は一度きり。
やりたいと思ったことには、手を伸ばす。

英語が好きで、
これまで大きな病気もなくて、
学生時代は皆勤賞だった。

特別な才能じゃない。
でも、挑戦できる条件は、ちゃんと揃っている。

落ちたら、そのとき考えればいい。
そう思える自分の、少し楽観的なところも、きっと悪くない。

窓の外には、夜の滑走路の灯りが並んでいた。
あの光の先に、未来の自分がいる気がした。

いつか、あの制服を着て、
操縦席から空を眺めながら、
今日の雲がきれいだと、誰かに話せる人になれますように。

これは、私の#未来に向けた挑戦だ。

グランプリ作品をショートドラマ化

グランプリの副賞として、「雲の上から操縦席へ。外資系CAの私が選んだ“無理な道”」を原作としたショートドラマも制作された。

主演を務めるのは加藤心さん。松永有紘さん、西堀文さん、安達玲奈さんが出演し、瑚海みどりさんが声で参加している。

CAとして空を飛びながら、自らの新たな夢を見つけた主人公。不安を抱えながらも「やってみたい」という気持ちに向き合い、未来に向かって歩き始める姿を、映像ならではの表現で描いている。

芋けんぴさんの挑戦がショートドラマとしてどのように表現されたのか、原作とあわせて注目してほしい。

@mynavicorporate \あなたには、挑戦したいことはありますか?/ 外資系CAからパイロットを目指す物語🛫✨ 『雲の上から操縦席へ』 マイナビ×noteコンテスト「<a title="未来に向けた挑戦" target="blank" href="https://www.tiktok.com/tag/%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E3%81%AB%E5%90%91%E3%81%91%E3%81%9F%E6%8C%91%E6%88%A6?refer=embed">#未来に向けた挑戦」で、3万件を超える応募作品の中からグランプリを受賞した作品をショートドラマ化しました!🌈 夢に向かって挑戦する主人公の姿に注目です👀 #マイナビ #ショートドラマ #加藤心 #パイロット #CA 【出演】 加藤心(@co556) 松永有紘 西堀文(@bunnishiboriaya) 安達玲奈(@reipitan) 瑚海みどり 【プロデュース】 ショードラ(@showdrama24 <a target="blank" title="♬ オリジナル楽曲 - 株式会社マイナビ【公式】" href="https://www.tiktok.com/music/オリジナル楽曲-株式会社マイナビ公式-7685652544600967957?refer=embed">♬ オリジナル楽曲 - 株式会社マイナビ【公式】