LASSICが運営するテレリモ総研は2026年9月7日、「テレワークと仕事の自律性に関する調査」の結果を発表した。本調査は2026年8月6日〜8月12日、20歳〜65歳のテレワーク・リモートワーク経験者1,011人を対象に、インターネット調査で実施された。

テレワークで「自分で決められる」こと、最多は「集中と休憩のリズム」

テレワークで自分で決められることが「増えた」と感じる場面を複数回答で聞いたところ、「集中と休憩のリズムを自分で作れる」が43.4%で最も多かった。次いで「集中したい作業に没頭できる」が35.5%、「体調や予定に合わせて調整できる」が31.2%、「仕事の進め方を自分で工夫できる」が30.8%、「業務の優先順位を自分で決められる」が29.7%となった。

このほか、「自分のペースで成果を出せる」が22.4%、「学習や自己研鑽の時間を取れる」が15.5%、「報連相のタイミングを自分で選べる」が14.3%、「時間管理のスキルが身についた」が11.7%、「任される範囲が広がった」が6.5%だった。「特にない」は20.1%だった。

  • テレワークで自分で決められることが「増えた」と感じる場面

    テレワークで自分で決められることが「増えた」と感じる場面

テレワークで自己管理が難しいこと、1位は「集中力が続かない」

一方、テレワークで自己管理が「難しい」と感じる場面を複数回答で聞いたところ、「集中力が続かない」が23.8%で最も多かった。次いで「報連相のタイミングがつかみにくい」が22.5%、「一人で抱え込みやすい」が22.0%、「集中と休憩のリズムが作れない」が17.8%、「時間管理が難しい」が13.6%となった。

「業務量が適切か判断しにくい」は13.2%、「仕事の進め方に迷う」は12.5%、「優先順位を自分で決めるのが難しい」は8.9%、「学習や成長の機会が見えにくい」は8.8%、「任された範囲の判断に迷う」は7.0%だった。「特にない」は27.2%だった。

  • テレワークで自己管理が「難しい」と感じる場面

    テレワークで自己管理が「難しい」と感じる場面

「業務の優先順位を自分で決められる」はフルリモート43.6%、フル出社21.6%

出社形態別にみると、「業務の優先順位を自分で決められる」はフルリモート勤務43.6%、ハイブリッド勤務30.8%、フル出社21.6%となった。

「集中と休憩のリズムを自分で作れる」はフルリモート勤務52.5%、ハイブリッド勤務45.5%、フル出社36.7%、「集中したい作業に没頭できる」はフルリモート勤務44.8%、ハイブリッド勤務37.7%、フル出社28.5%だった。

「仕事の進め方を自分で工夫できる」はフルリモート勤務35.9%、ハイブリッド勤務35.9%、フル出社22.2%となった。「学習や自己研鑽の時間を取れる」はハイブリッド勤務19.1%、「任される範囲が広がった」は8.6%で、いずれも3区分のなかでハイブリッド勤務が最も高かった。

一方、「特にない」はフル出社29.8%、ハイブリッド勤務14.4%、フルリモート勤務13.8%だった。

  • 出社形態別 テレワークで自分で決められることが「増えた」と感じる場面

    出社形態別 テレワークで自分で決められることが「増えた」と感じる場面

「集中力が続かない」はフル出社27.7%、フルリモート16.0%

自己管理が難しいと感じる場面を出社形態別にみると、「集中力が続かない」はフル出社27.7%、ハイブリッド勤務23.7%、フルリモート勤務16.0%となった。最も高いフル出社と最も低いフルリモート勤務では11.7ポイントの差があった。「集中と休憩のリズムが作れない」はフル出社20.6%、フルリモート勤務14.4%、「時間管理が難しい」はフル出社16.9%、ハイブリッド勤務11.1%だった。

一方、「一人で抱え込みやすい」はフルリモート勤務24.9%、ハイブリッド勤務22.2%、フル出社20.3%となり、フルリモート勤務が最も高かった。「優先順位を自分で決めるのが難しい」もフルリモート勤務12.2%、ハイブリッド勤務8.4%、フル出社7.9%となった。

「特にない」はフルリモート勤務34.8%、ハイブリッド勤務26.6%、フル出社24.3%だった。

  • 出社形態別 自己管理が難しいと感じる場面

    出社形態別 自己管理が難しいと感じる場面

「報連相のタイミングを自分で選べる」は30代21.2%、60代8.2%

年代別にみると、「報連相のタイミングを自分で選べる」は30代21.2%、20代20.1%、40代11.9%、50代10.0%、60代8.2%となった。最も高い30代と最も低い60代では13.0ポイントの差があった。

「学習や自己研鑽の時間を取れる」は20代21.2%、30代20.7%、40代15.0%、60代10.9%、50代10.0%だった。

「体調や予定に合わせて調整できる」は40代36.4%、「集中と休憩のリズムを自分で作れる」は30代49.3%、「集中したい作業に没頭できる」は40代40.3%が、それぞれ年代別で最も高かった。

「特にない」は50代29.1%、60代23.6%、40代17.8%、30代17.2%、20代11.4%だった。

  • 年代別 テレワークで自分で決められることが「増えた」と感じる場面

    年代別 テレワークで自分で決められることが「増えた」と感じる場面

自己管理が難しいと感じる場面では、「集中力が続かない」が20代28.3%、30代27.6%、50代23.0%、40代21.7%、60代16.4%となった。

「優先順位を自分で決めるのが難しい」は20代13.6%、30代10.8%、40代8.7%、50代7.3%、60代1.8%だった。「報連相のタイミングがつかみにくい」は30代27.6%から60代18.2%まで、「学習や成長の機会が見えにくい」は30代14.8%から50代6.1%までの差がみられた。

「一人で抱え込みやすい」は60代25.5%が最も高く、20代16.8%が最も低かった。

「特にない」は60代34.5%、50代31.8%、30代27.1%、40代26.9%、20代16.8%だった。

  • 年代別 自己管理が難しいと感じる場面

    年代別 自己管理が難しいと感じる場面

「集中と休憩のリズムを自分で作れる」は女性47.0%、男性40.0%

男女別にみると、「集中と休憩のリズムを自分で作れる」は女性47.0%、男性40.0%で、女性が7.0ポイント高かった。

「体調や予定に合わせて調整できる」も女性34.6%、男性27.9%となり、女性が6.7ポイント高かった。

一方、「学習や自己研鑽の時間を取れる」は男性18.3%、女性12.6%、「仕事の進め方を自分で工夫できる」は男性33.3%、女性28.1%で、いずれも男性が高かった。

「特にない」は男性23.3%、女性16.7%だった。

  • 男女別 テレワークで自分で決められることが「増えた」と感じる場面

    男女別 テレワークで自分で決められることが「増えた」と感じる場面

自己管理が難しいと感じる場面では、「優先順位を自分で決めるのが難しい」が男性11.2%、女性6.5%で、男性が4.7ポイント高かった。「一人で抱え込みやすい」は女性23.8%、男性20.2%で、女性が3.6ポイント高かった。

「特にない」は男性29.4%、女性24.8%だった。

  • 年代別 自己管理が難しいと感じる場面

    年代別 自己管理が難しいと感じる場面