家の中を掃除していると、「この汚れ、いったいどの洗剤を使えばいいの?」と手が止まってしまう場所はありませんか。掃除する箇所によって素材が違うと、「この素材にはこれ……」と、気づけば洗剤の数が増えていきがちです。
そんな悩みに「1本で家じゅう対応できる」とうたうのが、リンレイの「ウルトラハードクリーナー 多用途」。今回はこの1本を、リビングのビニール壁紙・トイレのロータンクのふた・キッチンコンロという3カ所で試してみました。
「ウルトラハードクリーナー 多用途」とは
「ウルトラハードクリーナー」は、リンレイが手がける強力洗剤シリーズ。ビルメンテナンスというプロの現場で長年培ったノウハウと技術を結集して生まれた洗剤で、バス用・油汚れ用・トイレ用など用途別に幅広く展開されています。
今回使うのは、その中でもオールマイティーな「多用途」タイプ。キレート剤(金属封鎖剤)とアルカリ性の働きで、浴室の石けんカス・皮脂汚れ・キッチンの油汚れなどを徹底分解できる万能洗剤です。
また、水まわりだけでなく、ビニール壁紙やリビングなど家じゅうの頑固な汚れに使えるのが最大の特徴で、さらには水まわりの防カビ効果も備えています。
<使い方・準備するもの>
今回使用する「ウルトラハードクリーナー 多用途」は、シンプルなスプレータイプ。汚れから約15cmほど離して直接スプレーし、きれいな布等で拭き取ったあと、しっかり水洗いか水拭きをします。
水まわりの防カビに使いたい場合は、まず汚れを落とし、カビの生えやすい部分に直接スプレーして5分おきます。その後、拭き取って水洗いや水拭きをすれば完了です。
刺激の強い洗剤であるため、掃除前には必ず、保護メガネや厚手のゴム手袋等の保護具を用意しておきましょう。
<注意点>
洗浄力が強いぶん、素材への配慮は必須です。傷んだ材質や塗装面等はハガレや変色のおそれがあるため、目立たない場所で試してから使うのが安心です。
また、目より高いところや壁面、家電製品には直接スプレーせず、湿らせた布等にしみ込ませてから拭くのがコツです。保護具を着用して、換気をしながら作業しましょう。
壁紙・トイレ・キッチンコンロの3カ所で検証
今回試すのは、汚れの種類がまったく違う3カ所。リビングのビニール壁紙、トイレのロータンクのふた、そしてキッチンコンロです。壁紙の黒ずみ、水まわりの茶色い汚れ、コンロの油と焦げというタイプの異なる汚れに、1本でどこまで対応できるのかに注目しました。
検証1: リビングのビニール壁紙
まずは、黒カビのような汚れが気になっていたリビングのビニール壁紙から。大きめのゴミ箱を置いた壁側はなかなか掃除が行き届かず、キッチンに隣接して湿気がたまりやすい場所でもあるため、気づけばひどい汚れになっていました。
また、こうした壁紙はどの洗剤が使えるのかわからず、あまり本格的にお手入れできないままでした。「ウルトラハードクリーナー 多用途」はビニール壁紙に使えるとあったので、今回はこの汚れに試してみることに。
壁紙への使用であるため、湿らせた布にスプレーをしみ込ませてから拭いていきます。すると、拭いた布はみるみる黒くなり、汚れがしっかり移っているのがわかりました。最後に水拭きして、乾いた布で水気を拭き取ります。
お手入れ後の壁紙がこちら。全体的にきれいにはなりましたが、黒カビ汚れは完全には落ちきりませんでした。特に、壁紙と巾木(はばき)の接した部分は掃除が難しく、使い古しの歯ブラシも動員しましたが、強くこすると傷つけてしまうため、力を入れてゴシゴシとはできませんでした。
それでも、拭き取った布の黒さを見ると汚れが確実に落ちているのが実感でき、清潔感はぐっと増しました。
検証2: トイレのロータンクのふた
続いて、トイレのロータンクのふたで検証してみます。ここには以前から薄茶色の汚れがこびりついており、普段の掃除ではなかなかきれいになりませんでした。我が家は畑に隣接しているため、はじめは土埃の影響かと思っていたのですが、ほかの洗剤ではあまり落ちなかった手ごわい汚れです。
洗剤をスプレーして、布でこすっていきます。すると、汚れは完全には落ちきらなかったものの、薄茶色がだいぶ薄くなりました。
これまでどの洗剤を使えばいいのかわからずにいた場所だけに、少しでも汚れを落とせたのは大きな収穫でした。
検証3: キッチンのコンロ
最後は、油汚れと焦げつきが混在するキッチンのコンロ。油汚れなどを得意とする洗剤だけに、どこまで落ちるか期待が高まります。現在のキッチンコンロは、さほどひどいギトギト汚れはないものの、お手入れから時間が経ち、少し油汚れが気になるようになってきました。
キッチンコンロにも同様に、スプレーを吹きかけて掃除していきます。すると、汚れの新しさによって汚れ落ちに差が出ました。こびりついた焦げはどうしても落とせなかった一方、比較的新しい油汚れは、力を入れなくてもするっと簡単に落とせます。
日常的な油汚れに対する実力の高さを、はっきりと感じられました。
掃除してみた正直な感想は
今回3カ所で試して感じたのは、どの汚れも完全に落ちきることはなかったものの、全体的に汚れが薄くなり、さまざまな場所に使える便利さがあったということです。特に、比較的新しい油汚れがするっと落ちる手軽さは印象的でした。
一方で、こびりついた焦げや古い黒カビ、固着した汚れは「ウルトラハードクリーナー 多用途」だけでは落ちきらず、素材によっては力を入れてこすれない難しさもありました。また、手袋などの準備が必要な洗剤であるため、気軽に使えるタイプではありません。
それでも、洗剤の種類に悩む場面でこれ1本で対応できたのは大きな魅力だと感じました。
汚れや素材ごとに洗剤を使い分けるのは、思いのほか手間がかかるもの。「これは何で掃除すればいいの?」と迷う場面が多い方は、家じゅうに使えるこの1本を常備しておくと、掃除のハードルがぐっと下がるはずです。







