BABYMETAL×South Arcade、サマソニ東京独占対談「ジャンルを混ぜる楽しさ」

SUMMER SONIC 2026東京、BABYMETALがキュレーションを手がけたSONIC ”METAL” STAGE。その舞台裏で、英国オックスフォード発のSouth Arcade(サウス・アーケード)とBABYMETALが顔を合わせた。

2000年代のニューメタル、インディー、ポップ、エレクトロニックを自由に横断するSouth Arcadeと、メタルに異ジャンルを掛け合わせながら独自の道を切り拓いてきたBABYMETAL。互いのライブへの率直な印象から、ジャンルを混ぜる面白さ、Electric Callboyとの「RATATATA」、観客を”いい意味で混乱させる”ことの快感、そしていつかの共演まで。国もバックグラウンドも異なる二組が、音楽をもっと自由にする方法を語り合った。

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BABYMETAL:SONIC ”METAL” STAGEに出演してくださってありがとうございます。皆さんをお迎えできて、とても光栄です!

South Arcade:呼んでくれてありがとうございます。本当に感謝しています。

―今日のステージはいかがでしたか? 楽しめました?

Cody Jones(Dr):夢が叶ったような気分です。

Ollie Green(Ba):本当に最高でした。ステージに出たら、会場には座席がなくて、前から後ろまで全部お客さんで埋まっていたんです。

Harmony Cavelle(Vo):本当にたくさんの人がいました。

Ollie:しかも、みんなジャンプしていて。最高の時間でした。

Harmony:日本のお客さんは、今まで見たことがないくらいすごいですね。最初から最後までずっとエネルギーがあって。本当に大好きです。

Cody:今まで見た中でも最大級のモッシュピットでした。

Harmony:みんな思いきり楽しんでくれていて、本当に最高でした。

SU-METAL:(Harryが)モッシュピットの中に入っていったのも、すごくびっくりしました。

Ollie:そうなんです。彼はちょっと怖がっていました(笑)。普段はお客さんが彼の周りを走ってくれるんですけど、今日はみんながそのまま彼に向かって突っ込んできて。それで途中から姿が見えなくなっちゃったんです。

Harry Winks(Gt):僕も「ああ、ヤバい」って(笑)。

Harmony:私はいつも「ちゃんと戻ってくるかな?」って心配しています(笑)。

Ollie:そうだね(笑)。

Harmony:「もう戻ってこないんじゃない?」って。

MOAMETAL:そうなったら、私たちと同じ3人組ですね(笑)。

Harry:僕もちょっと客席の中で迷子になりました(笑)。

SU-METAL:でも、ステージのエネルギーは本当にすごかったです。

Harmony:私たちもBABYMETALみたいな振り付けを覚えないといけないですね。

Ollie:そうだね。でも僕、ダンスが本当に下手なんですよ(笑)。

Harmony:あと、衣装も皆さんのほうがずっと素敵だと思います。

Cody:僕らもお揃いの衣装を作ったほうがいいかもしれない。

Harmony:そうだね。

Ollie:ワードローブをちゃんと考えないと(笑)。

―皆さんは2000年代の音楽から大きな影響を受けているそうですね。特にどんなところに惹かれていますか?

Cody:メンバーそれぞれ、好きなものは結構バラバラなんです。僕は大のニューメタル好きで、Limp BizkitやP.O.D.、Linkin Parkが大好きです。2000年代の音楽でも、かなりヘヴィな側が好きですね。

Ollie:僕らが2000年代の音楽を好きなのは、それぞれが好きな音楽が、あの時代には重なり合っていたからなんです。Codyはニューメタルが好きで、僕はKasabianみたいなロックが好き。

Harmony:私はもっとポップやラップ寄りですね。

Ollie:当時はラップとポップが同じチャートに普通に存在していた。例えばBritney SpearsとLimp Bizkitが同時にチャートに入っている、みたいな。

Harmony:そう、同じ時期にね。

Ollie:僕らはそういうところが好きなんです。いろいろなジャンルが全部、同時に存在できていた。曲を書く時も、そうしたさまざまなジャンルから影響を受けたいと思っています。

Harry:僕もLimp Bizkitが好きですし、Bring Me The Horizonも好きです。最近はMrs. GREEN APPLEを教えてもらって聴いたんですけど、彼らも最高ですね。

Ollie:それに、音楽だけじゃなくて、2000年代のカルチャーやファッションも好きなんです。本当に素晴らしい要素がたくさんある。

Cody:デニムのショートパンツとかね(笑)。

Ollie:そうそう(笑)。

Harmony:あと、細部へのこだわりも好きです。2000年代って、ファッションにしても何にしても、みんな自分たちの作るものにもう少し手間をかけていたように感じるんです。ディテールまで考えて、大切に作っている感じ。それも好きですね。

Ollie:それと、マキシマリズムみたいな感覚。できるところまで全部やり切る。

Harmony:そう。

Ollie:今はどちらかというと、すごくミニマルでシンプルなものが多いですよね。僕らはもうちょっとクレイジーなのが好きなんです。

Harmony:情報量が多くて、ゴチャゴチャしているくらいがいい(笑)。

MOMOMETAL:South Arcadeはいろいろなジャンルを混ぜていますよね。BABYMETALもメタルと”カワイイ”を融合したり、いろいろなジャンルを取り入れてきました。ジャンルを混ぜる時、一番楽しいのはどんなところですか?

Harmony:人が予想していないことをやることですね。例えば90年代のロックみたいなギターから始まったと思ったら、いきなりクレイジーなエレクトロニックのダブステップ系シンセが入ってくる。次に何が来るのか分からない状態にしておきたいんです。聴いている人をずっとハラハラさせておくというか。

Cody:僕ら、人を驚かせるのが好きなんですよ。

Harmony:そう。”ショック・バリュー”ですね。

Cody:「SUPERMAN」はそのいい例だと思います。

Harmony:ジャンルが変わっても、ずっとエネルギーがあることも大事ですね。

Cody:「SUPERMAN」ではプリコーラスがかなりニューメタルっぽいんですけど、そこからポップなコーラスへ行く。違うものを融合させること自体がすごく楽しいんです。

Ollie:いろいろなものからインスピレーションを受けられることが、単純に楽しいんですよ。きっとBABYMETALも同じですよね。それに、曲ごとに全然違うことをできるのも楽しい。ある曲は少しニューメタル寄りで、その次はインディーだったり、ポップだったり、エレクトロニックだったりする。それでファンをちょっと混乱させるんです。いい意味で(笑)。

Harmony:いい意味でね(笑)。

Cody:混乱させたいんです(笑)。

―BABYMETALの皆さんはどうですか? いろいろなジャンルを混ぜることの面白さについて。

MOMOMETAL:Electric Callboyとのコラボ曲「RATATATA」で、メタルとエレクトロニックな要素をミックスしていて、私たちの良さも出るし、彼らの良さもグッと出る。それによって新しいものが生まれたような感じがして、すごく気に入っています。

Cody:あれは最高ですよね。

Harmony:すごくクールです。

SU-METAL:私も、「お客さんをいい意味で混乱させる」という話にはすごく共感します。新しい曲を披露するたびに、お客さんが「これは何?」みたいな反応をすることがあって(笑)。曲をコラボする時にも、私たちはコラボ相手とたくさん話をします。私たちから日本の文化を紹介することもあるし、逆に相手から新しいことを教えてもらうこともあります。「RATATATA」の時にも、「RATATATA」っていう響きがバイクのエンジンをかける時の音みたいだと聞いて、「そうなんだ!」って驚いたんです。そうやって、お互いに新しい文化を知れるのも面白いです。

Harmony:私も新しいことを知るのは大好きです。

Cody:それは最高ですね。

―South Arcadeから見て、BABYMETALにはどんな印象がありますか? 音楽でも、アーティストとしての姿勢でも。

Cody:BABYMETALに対する印象ということですね。Harmonyからどうぞ。

Harmony:私はずっと前からファンです。たしか『Kerrang!』に付いていたBABYMETALのポスターを、もう何年も前から持っていて。今でも壁に貼ってありますよ。今度写真を撮って持ってきます(笑)。

Cody:本当にまだ貼ってあるんです(笑)。

Harmony:BABYMETALは、毎回のパフォーマンスに注ぎ込んでいるエネルギーと献身が本当にすごい。それがお客さんにも伝わっていると思います。私たちも曲をあまりスローにはしたくなくて、最初から最後までずっとお客さんのエネルギーを保ちたいと思っているんですけど、BABYMETALにも同じものを感じます。ただ、ダンスは間違いなくBABYMETALのほうが上です(笑)。

BABYMETAL:ありがとうございます!

Cody:僕は「KARATE」でBABYMETALを知りました。あの曲が本当に大好きです。

それと、僕がBABYMETALを見ていてすごく影響を受けるのは、細部へのこだわりです。僕らも大切にしようとしている部分なんですけど、BABYMETALは何もかもすごく精密で、きちんと考え抜かれている。本当に素晴らしいと思います。

Ollie:ステージ上のエネルギーも信じられないくらいすごいですよ。

Cody:Download Festivalでもね。

Harmony:Downloadで観た時も本当に最高でした。私はDownloadでBABYMETALを何度か観ています。

Cody:ものすごく雨が降った年もあったよね。

SU-METAL:ありましたね(笑)。

Harmony:イギリスではBABYMETALについて、ちょっとした――。

Harry:悪い意味ではないんですけど、ちょっとしたジンクスみたいなものがあるんです。「BABYMETALが出るけど、今回は雨が降るのかな?」って(笑)。何度も雨に当たっているから。でも今年は僕らが一緒に出演して、雨が降らなかった。よかったですね(笑)。

―South Arcadeのライブを初めて観る人には、一番どんなことを感じてほしいですか?

Cody:とにかく何も深刻に考えないで、思いきり楽しんでほしいです。モッシュピットを作ったり、ジャンプしたり。僕ら自身、何でもそんなに真面目に考えているわけじゃないので(笑)。とにかくみんなに楽しい時間を過ごしてほしい。

Harry:そうですね。例えば、その日が「今日はまあまあだな」っていう感じの日だったとしても、僕らのライブに来て、終わった時に少し気分がよくなっていたら、それで最高です。楽しんで、客席で友達ができたりするのもいいですよね。そういう時間になってほしいです。

―今日、実際にSouth Arcadeのライブを観て、BABYMETALの皆さんはいかがでしたか?

SU-METAL:今日ライブを観ていて、本当に心から音楽を楽しんでいるバンドだなと思いました。すごくカオスなんだけど、音楽を体全部で表現して、楽しんでいるんだなということをすごく感じて。そんなバンドに出会えたことがすごく嬉しいですし、こうして日本に来てもらってパフォーマンスをして、その輪が広がっていくことも、すごく嬉しいなと思いました。

―また、これから何かでつながれたらいいですね。

Cody:ぜひ! 本当にやりたいです。

Harry:その時は振り付けを覚えないと。

Cody:皆さんに教えてもらわないといけないですね。それと、僕ら4人分のちゃんとした衣装も作ってもらわないと(笑)。僕も衣装が欲しい!

Harry:衣装チェンジもしないとね(笑)。

Cody:その代わり、BABYMETALにはデニムのショートパンツを履いてもらいましょう。髪もスパイクみたいに立てて(笑)。

BABYMETAL:最高です!(笑)

BABYMETAL(前列)×South Arcade(後列)(Photo by Takuya Maeda)

INFORMATION

『METAL FORTH (DELUXE JAPAN EDITION)』【日本独自企画盤】【ロングボックス仕様】

BABYMETAL

品番:UICC-90019

収録曲数:全15曲

価格:税込6,300円

発売中

▼封入特典

・ダイカットステッカー4枚セット(メンバー3枚+ロゴ1枚)

・ポスター

・ZINE(フルカラー・ミニマガジン)

【収録楽曲】

1. from me to u (feat. Poppy)

2. RATATATA (BABYMETAL x Electric Callboy)

3. Song 3 (BABYMETAL x Slaughter to Prevail)

4. Kon! Kon! (feat. Bloodywood)

5. KxAxWxAxIxI

6. Sunset Kiss (feat. Polyphia)

7. My Queen (feat. Spiritbox)

8. Algorism

9. METALI!! (feat. Tom Morello)

10. White Flame ー白炎ー

11. from me to u (feat. Poppy - Major Lazer Remix) *

12. from me to u (feat. Poppy - Jordan Fish Remix)*

13. from me to u (feat. Poppy - live from The O2) *

14. My Queen (feat. Spiritbox - live from Intuit Dome)*

15. Algorism (live from Saitama Super Arena)*

*ボーナストラック

「DEADMEAT」

South Arcade

ワーナーミュージック・ジャパン

配信中

https://Japan.lnk.to/SA_DM_SGig