
SUMMER SONIC 2026東京、BABYMETALがキュレーションを手がけたSONIC ”METAL” STAGE。その舞台裏で、Ave MujicaとMETALVERSEのMIKO、SAKIA、COCONAが顔を合わせた。
7弦ギターや5弦ベースの重低音を「爆発させる」ように鳴らし、感情を武器に観客を引きずり込むAve Mujica。一方、METALVERSEはダンスやパワーをどう届けるかを3人で突き詰めながら、自分たちなりのステージを模索している。メタルとの出会い、アニメを介した表現、女性グループだからこその強さ、ライブに立つ際の覚悟まで。異なるアプローチでメタルに挑む両者が互いのパフォーマンスに刺激を受けながら、いつかの共演についてもアイデアを膨らませた。
―まず、今日SONIC ”METAL” STAGEに出演してみて、パフォーマンスの感想を聞かせてください。
ティモリス/八幡海鈴 役・岡田夢以(Ba):まず、このステージに呼んでいただけたことが本当に光栄でした。たくさんの刺激がありましたし、お客さんの熱量もすごくダイレクトに伝わってきて。新しいファンの方にも私たちのことを知っていただけたと思いますし、とてもいい経験をさせていただけたなと思います。
オブリビオニス/豊川祥子 役・高尾奏音(Key):自分たちの本番前に、METALVERSEさんのステージも先に観させていただいたんです。そこで、すでにギアが上がった状態でステージに出ることができたので、ご一緒できてめちゃくちゃ嬉しかったですし、すごく刺激になりました。
SAKIA:私たちも観させていただきました。もう二次元と三次元の違いがわからないくらい、皆さん本当にお美しくて、演奏もすごくかっこよかったです。
―METALVERSEは今日のステージ、どうでしたか?
MIKO:私たちも思っていたよりたくさんの方が来てくださって、すごく緊張したんですけど、SUMMER SONIC 25周年という記念の年に、BABYMETALさんがキュレーションするステージに出演させていただけて、本当に嬉しく思います。すごく楽しかったです。
―両者とも、一般的にイメージされるメタルとは少し違う角度から、この音楽に向き合っていると思います。Ave Mujicaの皆さんは、実際に活動するなかで「これがメタルなんだ」と感じた瞬間や、メタルという音楽について発見したことはありますか?
ドロリス/三角初華 役・佐々木李子(Gt & Vo):私たちはギター&ボーカルのギターが7弦で、ベースが5弦だったりして、より深い音まで出せるんです。演奏するというより、音を爆発させるような感覚で、いつも歌ったり演奏したりしています。その時々の感情を乗せて歌っている一方で、様式美というか、美しさや耽美な部分もAve Mujicaは兼ね備えている。そういう熱に対して、フロアのお客さんも同じようにぶち上がってくれているのが今日もよく見えて、嬉しかったです。
高尾:私自身はもともとクラシックをやっていたので、Ave Mujicaに入ってから初めてメタルに触れたんです。そこで感じたのは、一人ひとりが持っている心の奥底にある熱い思いみたいなものを、ステージの上で好き勝手にぶつけ合って、お客さんの思いともぶつかり合うのがメタルなのかな、ということ。私なんかは、ステージに出た時に会場にいる全員を仕留めるくらいのつもりでステージに立っているので。そういう思いみたいなものがメタルには凝縮されているんじゃないかなと思います。
―メタルというと、派手なギターソロやドラムのパターンなど、いろいろな要素があると思います。
佐々木:ギター&ボーカルとしては、やっぱり刻むところがかなり激しかったり、タイトなミュートが必要だったりするんです。そのシビアな緊張感のなかで、とにかく命を削って刻むようなところは、弾いていて「これがAve Mujicaのメタルだな」と思います。
―演奏しながら「Ave Mujica流のメタル」を見つけていった?
佐々木:そうですね。ドラムの地響きのような音を感じると、「もっと、もっと」っていう気持ちになります。観ている人をもっと引きずり込んで、Ave Mujicaのメタルに浸らせたい、という気持ちになりますね。
―METALVERSEは、新曲「Shoot Shoot Shoot」が11月公開のアニメーション映画『GROTESQQQUE-グロテスク-』のオープニングテーマに決まっています。METALVERSEの3人は、もともとアニメや漫画を観て育った世代ですか?
MIKO:私は結構いろいろなジャンルのアニメを観るんですけど、今回、11月に劇場公開される『GROTESQQQUE-グロテスク-』のオープニングテーマを担当させていただけることになって、本当に光栄だと思います。まさか自分たちが担当するとは思っていなかったので、これをきっかけに世界中の方に私たちのことを知ってもらえたらいいなと思っています。
COCONA:私はちっちゃい頃によくアニメを観ていた思い出があります。私の世代でいうと、本当に『プリキュア』とか『妖怪ウォッチ』とか。『妖怪ウォッチ』はゲームにもハマっていて、ちっちゃい頃は家族で一緒に観る時間も多かったですね。今もアニメは観るんですけど、ちっちゃい頃よりは少し時間が減りました。でもアニメを観るのは好きなので、11月公開の映画のオープニングテーマを担当できるのは、すごく光栄だなと思っています。
SAKIA:私自身、本当にアニメが大好きです。『僕のヒーローアカデミア』もシーズン8まであるじゃないですか。今はシーズン7を夏休み中にずっと観ていたりして。あとは少女漫画原作のキュンキュンするアニメもすごく好きなので、小さい頃からアニメで育ってきましたね、私は。
―Ave Mujicaの皆さんは、「アニメ」というキーワードがあることで、いろいろな国の人や、違うジャンルのアーティストと話が弾むことも多いんじゃないですか?
アモーリス/祐天寺にゃむ 役・米澤茜(Dr):どうなんだろう。私たちはアニメがあって、リアルバンドもあるという形ではあるんですけど、全員が声優から楽器を始めたわけではないんです。楽器を始めてから声優を始めた人もいて、私もそうなんですけど。だから意外と、アニメの話というより、音楽の話で盛り上がることのほうが多いかもしれないです。
―音楽が先にあって、その後に声優の世界へ入ったとなると、かなり違う世界に感じました?
米澤:本当にびっくりしました。知らない世界すぎて。自分が声優をやるとも思っていなかったんですけど、それはそれで新しい刺激に出会えて、すごくありがたいな、感謝だなと思いながらやっています。
―先ほど取材したThe Warningのメンバーから「SONIC ”METAL” STAGEは”ガールパワー”がいっぱいで楽しかった」という話があったのですが、二組にも、そういう部分でもシーンを盛り上げていきたいという思いはありますか?
高尾:ありますね。女性グループならではの繊細さとか、麗しさみたいなところは、ある意味で武器だと思います。それを持ちながら、もっと力強くなっていきたい。
米澤:「女の子だから」ってナメられたくない、という気持ちでやっています。本当に気持ちの部分ですね。
―さっき「全員を仕留める」くらいの気持ちでステージに立つという話もありました。ライブに臨むうえで、精神的な部分で大事にしていることはありますか?
米澤:例えば私たちがやっている楽曲って、ひと口にメタルと言っても、妖艶な曲もあれば激しい曲もあるし、バラードっぽい曲もたくさんあるんです。だから、日常やプライベートでちょっとイラつくことやムカつくこと、悔しいことがあったとしても、「どの感情も曲に使えるな」と思っていて。その時の自分の気持ちを武器にしてパフォーマンスしたり、音に乗せたりすることを意識しています。「この気持ちでいよう」と決めるというより、「今の自分の気持ちを、曲のどこで使おうかな」と考えながらやっています。
―METALVERSEの3人は、これから3人でステージに立つ機会も増えていくと思います。今、「3人でこれを大事にしよう」と話し合っていることはありますか?
SAKIA:とにかくライブ直前まで、ギリギリのギリギリまで確認しています。「ここはこうしようね」とか、「今日はこういう気持ちで臨もうね」とか。そういうことをすごく大切にしています。
―「こういう気持ちで」というのは、感情的な部分も含めて?
SAKIA:そうですね。今日話したことで言えば、「今日はお客さんを見るのか、カメラも意識した方がいいのか」「ダンスで届けるのか、パワーで届けるのか」みたいなことを話しましたね。
―では今日は、ダンスやパワーというところでは、3人でどういうステージにしようと話していたんですか?
MIKO:今日は初めましての方も多いと思ったので、とにかく新しいファンの方をつかめるようなパフォーマンスにしよう、ということを3人で話し合ってステージに立ちました。
―その手応えはありました?
COCONA:できたと思います。結構、奥のほうのお客さんまでみんな盛り上がってくれていて。一緒に煽りに応えてくれたり、声を出してくれたりして、すごく楽しかったですね。いい時間でした。
―Ave Mujicaは、こういう大きなステージでライブをする時に気をつけていることはありますか? ライブハウスで演奏するのとは、また違う魅力があると思いますが。
佐々木:とにかく自分自身と、メンバーみんなのことを信じる。そして「いいライブをする」ということを忘れずにステージに立ちます。この瞬間は今日しかないので、初めましての方にもAve Mujicaをもっともっと知ってもらって、いつか世界で”本物のメタルバンド”になれるように、もっともっと頑張ろう、という気持ちで立っていました。
―今日のライブを終えてみて、どうでした?
佐々木:もう、すべてを出し切りました。喉がちぎれる(笑)。
モーティス/若葉睦 役・渡瀬結月(Gt):5人みんなが同じ気持ちで、同じ方向に進めているので、ライブをするごとに幸せな気持ちになるというか。「まだまだいろいろな景色を見たい」と思います。
高尾:今日は初めましての方がたくさんいらっしゃったので、より多くの方と一緒に遊ぶつもりで、Ave Mujicaの世界に誘えたらと思ってステージに立ちました。実際、弾きながらたくさんの方と目を合わせて、歓声をいただいたりもしたので、手応えはありました。
―今日、BABYMETALがキュレーションするSONIC ”METAL” STAGEに、こうしてラインナップされたわけなので、これをきっかけに、Ave MujicaとMETALVERSEで何か一緒にやるとしたら、どんなことをやってみたいですか? 曲でもライブでもいいですが。
SAKIA:声優にも挑戦してみたいですね。例えばライブの途中で映像を流して、その映像の声を私たちが担当するとか。
Ave Mujica:(笑顔、話し方に対して)かわいい!
―Ave Mujicaとしては、一緒にやるなら?
高尾:まずは普通に、私たちが後ろで演奏させていただいて。
佐々木:METALVERSEの皆さんに前で踊ってもらう形でライブしてみたいですね。
MIKO:私たちも楽器に挑戦してみたい気持ちがあって。教えていただきたいです。
岡田:いつかコラボしてみたいです!

Photo by Takuya Maeda
INFORMATION
『METAL FORTH (DELUXE JAPAN EDITION)』【日本独自企画盤】【ロングボックス仕様】
BABYMETAL
品番:UICC-90019
収録曲数:全15曲
価格:税込6,300円
発売中
▼封入特典
・ダイカットステッカー4枚セット(メンバー3枚+ロゴ1枚)
・ポスター
・ZINE(フルカラー・ミニマガジン)
【収録楽曲】
1. from me to u (feat. Poppy)
2. RATATATA (BABYMETAL x Electric Callboy)
3. Song 3 (BABYMETAL x Slaughter to Prevail)
4. Kon! Kon! (feat. Bloodywood)
5. KxAxWxAxIxI
6. Sunset Kiss (feat. Polyphia)
7. My Queen (feat. Spiritbox)
8. Algorism
9. METALI!! (feat. Tom Morello)
10. White Flame ー白炎ー
11. from me to u (feat. Poppy - Major Lazer Remix) *
12. from me to u (feat. Poppy - Jordan Fish Remix)*
13. from me to u (feat. Poppy - live from The O2) *
14. My Queen (feat. Spiritbox - live from Intuit Dome)*
15. Algorism (live from Saitama Super Arena)*
*ボーナストラック
ミニAlbum『神の名を』
Ave Mujica
ブシロードミュージック
10月21日発売
5,000枚限定生産特装盤:BRMM-11071
Blu-ray付生産限定盤:BRMM-11072
通常盤:BRMM-11073
予約・商品詳細はこちら:https://bang-dream.com/discographies/4238/
「GIZA」
METALVERSE
配信中
https://lnk.to/METALVERSE_GIZA
最新情報:新曲「Shoot Shoot Shoot」が、2026年11月6日(金)公開のオリジナルアニメーション映画『GROTESQQQUE-グロテスク-』オープニングテーマに決定。