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この日のほいは歌だけでなく、池ちゃんの「フライングゲット」にバックダンサーとして加わり、超ときめき宣伝部とのコラボでは激しい振り付けにも挑戦した。

その準備期間は、頭が休まる時間がほとんどなかったという。風呂に入っていても、車を運転していても、歌詞や段取り、客席への見せ方が気になって仕方ない。風呂から上がった後も、「体拭く前に1回そこで真っ裸で鏡の前で振りを確認しました」と明かし、「OK、OKって1日1回納得しないと次の日に進めない」と徹底ぶりを語る。

それだけ準備しても、当日のリハーサルでダンサーと初めて合わせると、動くタイミングがずれる振り付けなど、一人で練習していた時には見えなかった課題が次々に出てくる。とき宣とのリハーサルでも納得できない部分があり、本番直前まで頭の中で修正を続けた。

こうして迎えた本番では、「不思議と踊りはそこそこうまくいったと思います」と手応えを感じた様子。「いつもこういうオファーをもらうと無理なんじゃないかなと思うんだけど、結果的にできてるんです」といい、毎回終演後には「ほいけんたってのは、まだまだ捨てたもんじゃないな」と、自分自身を見直す時間になっているそうだ。

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「俺をイジられるやつにしてくれてありがたい」

『鬼レンチャン』でブレイク後、松崎しげるの『黒フェス』や、西川貴教の『イナズマロック フェス』などに出演し、大きなフェスの空気を体感。そうした経験を積んできた先に、自分の名を冠した『ほいロックフェス』が実現した。

当初は「夢のよう」という感覚だったものが、客席を見て、ステージを完走し、終演後には物販にも立ち、観客と直接交流。「また来年もやってね」「感動しました」「いつも鬼レンチャン見てます」「また来ますから」と次々に声をかけられ、「これ現実なんだ」という実感へ変化した。そして今では、「また来年もやらなきゃいけないんだという使命感」にまでなっている。

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その“夢”を実現させてくれた存在として、ほいが感謝を口にしたのが『千鳥の鬼レンチャン』だった。

「千鳥の鬼レンチャンpresents」と銘打たれたイベントだけに、千鳥やかまいたちからコメント映像くらいは届くのではないかと内心期待していたという。しかし、「本当に最後まで出なくて」と笑いつつも、こうしたイベントへ導いてくれたのは間違いなく『鬼レンチャン』であり、スタジオからツッコミを入れてくれる千鳥とかまいたちだと力説する。

中でも感謝しているのが、「俺をイジられるやつにしてくれた」ということ。芸歴が長く、それまであまり強くイジられる経験はなかったが、『鬼レンチャン』では容赦なくツッコまれた。当初は「なんで俺がこんなふうにイジられてるのかな」と不思議に思っていたものの、放送が大きな反響を呼んだことで、「あ、こういう時代なんだ」と考え方が変わったという。

そこからは、自らその流れに乗った。「じゃあ俺もイジられるようなキャラになってやろう」と考えるようになり、今の『鬼レンチャン』での立ち位置につながった。

一方で、歌に向き合う姿勢だけは変えなかった。「もともと歌に対して取り組む姿勢っていうのは、しっかりしてる」と自負し、笑いを取るためにわざと不自然な歌い方をするつもりはないと強調する。