東京商工リサーチは8月4日、2025年度国内銀行98行「平均年間給与」調査の結果を発表した。調査は、国内98銀行の2025年度有価証券報告書をもとに、従業員数、平均年間給与(基本給与+賞与・基準外賃金)を集計・分析した。対象は、大手行7行、地方銀行61行、第二地銀30行の計98行。

銀行の年収は684万円

国内98銀行の2025年度の年収は684万円だった。2024年度は63行だが、年収は653万3,000円で、30万7,000円増加した。比較可能な63行では、前年度を超えたのは59行で、9割以上(93.6%)の銀行で年収が増えた。

業態別では、大手行が854万4,000円で、前年度838万6,000円(参考値)より15万8,000円増加した。次いで、地方銀行が698万9,000円(前年度659万7,000円:参考値)で39万2,000円増、第二地銀が613万5,000円(同585万8,000円:同)で27万7,000円。

新卒採用の初任給の引き上げだけでなく、職種格差などで行員の賃上げも進んでいる。大手行と地方銀行の差は、155万5,000円(前年度178万9,000円)、地方銀行と第二地銀の差は85万4,000円(同73万9,000円)で、業態間の賃金格差は大きい。

  • 業態別 平均年間給与

    業態別 平均年間給与

  • 業態別 平均年間給与

    業態別 平均年間給与

年収トップは三井住友銀行の933万8,000円

銀行の年収トップは、三井住友銀行の933万8,000円(前年度891万6,000円)。初めて900万円を超え、2021年度(826万9,000円)以来、4年ぶりにトップに返り咲いた。2位は、前年トップのあおぞら銀行で927万7,000円(前年度906万8,000円)。3位は、三菱UFJ銀行の914万3,000円(同856万円)だった。

2024年度まで63行集計で参考値ながら、前年度と比較可能な銀行では、増加額トップが百十四銀行で67万2,000円増(当年度721万1,000円、前年度653万9,000円)。次いで、三菱UFJ銀行の58万3,000円増(同914万3,000円、同856万円)、福井銀行の58万2,000円増(同604万1,000円、同545万9,000円)と続く。増加率5%以上は17行で、最大が福井銀行の前年度比10.6%増だった。

  • 平均年間給与額分布

    平均年間給与額分布

銀行員数は23万9,757人

98銀行の行員数合計は23万9,757人だった。大手行7行で9万9,045人、地方銀行61行で11万1,905人、第二地銀30行で2万4,307人。2024年度までの63行対象の比較では、大手行6行は増加と減少が各3行。地方銀行37行は増加18行、減少17行、同数2行で、増加と減少が拮抗している。第二地銀20行では、増加8行、減少11行、同数1行で減少が多かった。

  • 業態別 行員数

    業態別 行員数

平均年齢は40.1歳

98銀行の行員の平均年齢は40.1歳だった。大手行が41.4歳、地方銀行が40.2歳、第二地銀が39.7歳で、大手行の年齢が高かった。2024年度までの63行比較では、大手行、地方銀行、第二地銀のすべてで前年度より0.2歳若返った。各行とも中途採用だけでなく、新卒採用も積極的に行ない、若干の年齢引き下げにつながったようだ。

  • 業態別 平均年齢

    業態別 平均年齢

  • 銀行別平均年間給与

    銀行別平均年間給与

  • 銀行別平均年間給与

    銀行別平均年間給与

  • 平均年齢・給与

    平均年齢・給与