千葉を率いる小林慶行監督[写真]=金田慎平

 ジェフユナイテッド千葉と柏レイソルによる第31回ちばぎんカップが行われた。シーズン移行に伴い、今年2回目の開催となった伝統の“千葉ダービー”は、スコアレスで90分が終了。2019年の第24回大会以来となるPK戦にもつれ込み、柏が5-4で制した。

「僕が千葉に来てから、センターバックの選手を3枚並べて戦うのは、おそらく初めてだったと思う」と、千葉を率いる小林慶行監督。新加入のダニエル・ホール、鳥海晃司、河野貴志の3人を並べる3バックを採用し、右に田中和樹、左に津久井匠海を配置した『3-4-2-1』の布陣で臨んだ。布陣変更の意図について、小林監督は「ケガ人やコンディション不良、移籍というところで、しっかりとトレーニングができるサイドバックの選手がいなかった。そういった背景の中、選手たちはこの1週間の準備でよくやってくれたと感じています」と説明。“急造”での3バックだったことを明かし、ファイトし続けた選手たちを称えた。

 先月28日、不動の右サイドバック髙橋壱晟が、ヴィッセル神戸へ完全移籍。開幕直前の電撃移籍となった。これを受けて千葉は、水戸ホーリーホックから右サイドバックを主戦場とする飯田貴敬を獲得。第1登録ウインドー(夏の移籍期間)は9月16日(水)までとなっており、開幕以降も主力選手のケガや移籍などで、さらなる動きがある可能性も考えられる。

 小林監督は「重要な選手が抜かれ、誰を獲得できるか分からない中でずっと進んでいく部分もあります。どのクラブもそうだと思いますが、リーグにおけるカテゴリーがあり、上から決まっていくものなので、時間的にもそうですし、下のテーブルにいるクラブは誰の出入りがあるのか分からない。いろいろな戦い方を決めていかなければいけないということを、僕自身初めて目の当たりにしています。そういったところも考えながら進んでいかないといけない」と難しさを吐露した。

 2026/27シーズンの明治安田Jリーグは、いよいよ来週7日(金)に開幕。千葉はアウェイでサンフレッチェ広島との一戦に臨む。飯田の獲得により再び4バックに戻す可能性もあるが、3バックを主体とする広島に対し、3バック同士のミラーゲームとする形も考えられる。小林監督は「やっていくしかないですし、積み上げていくしかない。なるべく早くチームとして固まればいいですけど、まだ分からない部分もたくさんあります。移籍市場がオープンしていること、ケガ人も含めて本当に何があるか分からない。しっかりと自分たちのマックスのパワーが出せるように準備はしていきたい」と前を向いた。

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