マイナビは2026年7月28日、「企業の採用担当者に聞いた 従業員のSNS炎上に関する調査」を発表した。調査は、中途採用担当者816人と新卒採用を行う企業3,590社を対象に実施。調査期間は、中途採用担当者が2026年7月1日~7月7日、新卒採用企業が2026年6月3日~6月20日で、インターネット調査およびWEBフォーム調査で行われた。

  • 企業の採用担当者に聞いた 従業員のSNS炎上に関する調査

    企業の採用担当者に聞いた 従業員のSNS炎上に関する調査

企業の64.0%が「従業員のSNS炎上は発生すると思う」

中途採用担当者に「従業員のSNS炎上は発生すると思うか」と聞いたところ、「発生すると思う」は64.0%だった。

また、「従業員のSNS炎上への脅威を感じている」は58.7%となり、「感じていない」(41.3%)を上回った。企業名や業務内容、職場での出来事に関する投稿が拡散されることで、企業イメージや信頼に影響を及ぼす可能性があることから、発生可能性と企業への影響の両面で警戒感を持つ企業が多いことがうかがえる。

  • 従業員のSNS炎上は発生すると思うか/従業員のSNS炎上への脅威を感じているか

    従業員のSNS炎上は発生すると思うか/従業員のSNS炎上への脅威を感じているか

SNS炎上対策は「必要」74.5%、実施は52.2%

「従業員のSNS炎上対策は必要だと思う」と回答した割合は74.5%だった。一方、「実際に対策を行っている」は52.2%にとどまり、必要性の認識と実施率には22.3ポイントの差がみられた。

実施している対策としては、「定期的なコンプライアンス研修」や「情報セキュリティに関する教育訓練」などの研修・教育のほか、「業務内容の投稿禁止」「就業規則での禁止事項の規定」といったルール整備、「日々のミーティングでの周知」「定期的な通達」などの注意喚起、「投稿前の内容確認」などが挙げられた。

  • 従業員のSNS炎上対策について

    従業員のSNS炎上対策について

  • 具体的な防止対策内容

    具体的な防止対策内容

約3割がSNS炎上による損害を経験、約4割が採用時にSNSをチェック

「従業員のSNS炎上による損害を受けたことがある」と回答した企業は33.1%だった。従業員規模別では、「50名以下」(19.3%)、「51~300名」(27.3%)、「301名以上」(45.1%)となり、企業規模が大きいほど損害経験の割合が高い傾向がみられた。

  • 従業員のSNS炎上による損害の有無

    従業員のSNS炎上による損害の有無

また、求職者のSNSをチェックしている企業は41.7%。そのうち「会社の方針で実施している」は68.7%、「求職者全員を対象としている」は72.5%だった。

  • 中途採用における求職者のSNSチェック

    中途採用における求職者のSNSチェック

新卒採用企業の98.1%はSNSによるリスク発生なし

新卒採用を行う企業に対し、学生や新入社員のSNS投稿・発信による企業リスクが発生したことがあるかを聞いたところ、「発生したことはない」は98.1%、「発生したことがある」は1.9%だった。

  • 学生や新入社員のSNS投稿・発信による企業リスク発生の有無

    学生や新入社員のSNS投稿・発信による企業リスク発生の有無

一方、新入社員向けのSNSリスク対策では、「研修の実施」(38.8%)が最多となり、「誓約書への署名」(37.8%)、「口頭や書面での注意喚起」(33.0%)が続いた。

  • 新入社員向けのSNSリスク対策

    新入社員向けのSNSリスク対策