「スターを育てていきたい」支配人が語る、神保町よしもと漫才劇場の未来
最後に、支配人にも話を聞いた。劇場支配人は公演の枠組みをつくりつつ、若手芸人をどうやって売り出していくか、にも気を配っている。大阪の漫才劇場に入社したのち、なんばグランド花月(NGK)で働き、昨年(2025年)8月に神保町よしもと漫才劇場の支配人に就任した経歴の持ち主だ。
「東京では、昨年から渋谷よしもと漫才劇場との2館体制になりました。それ以前は、東京の漫才劇場と言えば神保町よしもと漫才劇場のみだったんです。令和ロマン、ヨネダ2000などが所属する、いわゆる“若手小屋”の中心地でした」と話す。
――若手芸人の育成に関して心がけていることは?
これはボクの性格もあるんですが、うるさく言うことはほとんどないですね。若手中の若手が出演するので、まずは各人の魅力を伸ばしてもらえるよう、あまり口出ししないようにしています。バランスをみながらコミュニケーションを取る、というか。NSCを卒業したばかりの芸人も多いんですが、基本的にはお互い敬語で、距離が近くなりすぎないようにも気を付けています。支配人という立場ですので、特定の芸人を贔屓することのないよう、1歩引いて、後ろから見守るスタンスを大事にしています。
――直近で印象的だったイベントや舞台はありましたか?
今年の3月に東京・立川で、神保町よしもと漫才劇場と渋谷よしもと漫才劇場の2館による特別公演を行いました。13時から15時まで『トーキョーマンゲキ超お笑いライブ』、18時から21時まで『トーキョーマンゲキオールスター』を開催して、人気芸人のネタ、コーナー企画などを、たっぷりお楽しみいただきました。
――あらためて、神保町よしもと漫才劇場の魅力は?
やはり「若手を見てもらえたら」と思いますね。渋谷には、ドンデコルテ、エバースをはじめ、テレビでも引っ張りだこの芸人が登場します。神保町には、まだそこまで知名度のある芸人はいませんが、だからこそやれる企画、ライブがあります。最近の若手芸人は、「劇場でネタライブを続けたい」っていう子が多いんですよ。自由にチャレンジできる環境で、伸び伸びとネタをやっている若手を見に来てもらえたら嬉しいですね。
もともと吉本興業の東京本社は、神田神保町にあったんです。この建物の目の前にはNSCもありました。そういう意味では”東京吉本”のゆかりの地でもあります。東京本社は新宿に、NSCは池袋に移転して、ここには劇場だけ残った形ですが、昔から住んでいる町の人にとってみたら神保町は今もお笑いの町で、「ここもかつては芸人がたくさん歩いててね」という話をよく聞きます。
――今後、どんな劇場にしていきたいですか?
まずはスターを育てることですね。2025年のM-1グランプリでは、神保町よしもと漫才劇場に所属する芸人は準決勝まで進みました(大王、イチゴ、ゼロカラン)。2026年のM-1には、もっとたくさんの芸人が決勝まで行けますように――。私たちも、全力でバックアップしていきます。
オールマンゲキTOKYO~東京マンゲキの日~
・日程:8月13日(木)
<第一部>12:30開場 13:00開演 15:30終演
<第二部>17:00開場 17:30開演 20:00終演
・出演者
<東京>ダンビラムーチョ、蛙亭、滝音、九条ジョー、ケビンス、カベポスター、エバース、エルフ、9番街レトロ、イチゴ、しんや、ゼロカラン、ボブのコーラ、伝書鳩
<大阪>黒帯、華山、翠星チークダンス、愛凛冴、ぐろう、ライムギ、九ノ段、シカノシンプ、釈迦虎、生姜猫
オールマンゲキTOKYO~大阪マンゲキの日~
・日程:8月14日(金)
<第一部>11:30開場 12:00開演 14:30終演
<第二部>16:00開場 16:30開演 19:00終演
・出演者
<東京>今井らいぱち、さや香、ダブルヒガシ、ドンデコルテ、ミカボ、太鵬、めぞん、インテイク、ヨネダ2000、金魚番長、大王、兄弟、イワサキ、ナユタ
<大阪>豪快キャプテン、ドーナツ・ピーナツ、丸亀じゃんご、真輝志、フースーヤ、cacao、三遊間、空前メテオ、ジョックロック、例えば炎







