「寝る前に少しだけスマホを見よう」そう思って布団に入ったのに、気付けばネット通販で買い物をしていた……。そんな経験はありませんか。今回は、「夜のスマホとの付き合い方」によって、気付かないうちにお金を大きく減らしてしまう理由について解説します。※サムネイル画像:amanaimages

「寝る前に少しだけスマホを見よう」そう思って布団に入ったのに、気付けばネット通販で買い物をしていた……。そんな経験はありませんか。

「あと2時間でタイムセール終了」「本日限定50%OFF」「ポイント10倍は今日まで」。夜になると、ショッピングサイトやアプリでは、こうした魅力的なメッセージが次々と表示されます。一つひとつは2000円、3000円ほどの買い物でも、何度も繰り返せば年間では数万円、場合によっては十数万円もの大きな出費になります。

今回は、「夜のスマホとの付き合い方」によって、気付かないうちにお金を大きく減らしてしまう理由について解説します。

◆理由1:夜は「今だけ」の言葉に流されやすい

昼間であれば、「これは本当に今の自分に必要かな」と一歩踏みとどまって考えられる商品でも、夜になると「今買わないと損をしてしまうかもしれない」と感じやすくなります。

というのも、ネット通販やショッピングアプリには、「残り2時間」「在庫わずか」といった表示で、利用者の購入を上手に後押しする工夫が数多く仕掛けられているからです。

一日の終わり、頭も体も疲れている夜の時間帯は、理性が働きにくくなっています。そのため、「とりあえず今買ってしまおう」という目先の欲求に流されやすくなってしまうのです。

◆理由2:SNSは買い物のきっかけであふれている

また、寝る前のリラックスタイムに、何気なくSNSを開くという方も多いでしょう。

しかし、そこには「買ってよかった」「これで生活が劇的に変わった」「期間限定セール中」といった、他人のきらびやかな投稿や広告が次々と流れてきます。

これらを眺めているうちに、「便利そうだな」「私もほしいな」という気持ちがむくむくと湧き上がり、突発的な買い物につながることも多いです。高額なものではなく、数千円程度のお試し商品であればなおさら、財布のひもが緩んでしまうのです。

◆理由3:夜更かしは「日々のメリハリ」と「大切な健康」を奪う

寝る前にスマホの明るい画面を見続けていると、頭がさえてしまい、つい夜更かしになりがちです。

現役世代であれば「寝不足で朝お弁当が作れずコンビニへ走る」といった出費につながる可能性が高いもの。一方、時間にゆとりのあるシニア世代にとっての夜更かしの代償は、もっと深刻です。夜更かしによって朝起きる時間が不規則になると、日中も頭がぼんやりしてしまい、体を動かすのがおっくうに。

その結果、一日中家の中でダラダラと過ごすことになってしまうかもしれません。

日々の暮らしのメリハリが失われると、生活リズムが崩れ、シニア世代にとって「大事な健康」にまで悪影響を及ぼしてしまいかねません。体調を崩してしまえば、結果として医療費や薬代がかさみ、家計に大きな大打撃を与えることになります。

◆お金が貯まる人は「夜は買わない」

家計管理が上手でお金が自然と貯まる人は、「夜の疲れた頭で買う」ことはしません。

もし気になる商品を見つけても、その場では「カートに入れるだけ」、または「お気に入り(ほしいものリスト)に登録するだけ」にとどめます。

「買うかどうかの最終決定は、すっきりした頭で行う」というマイルールを設けているのです。時間が経過すれば「あんなにほしいと思ったけれど、よく考えたらやっぱり要らないな」と思えることが多いからです。

◆まとめ

「夜10時以降は買い物アプリを開かない」「買うかどうかは明日の自分に任せる」そんな小さなルールを1つ決めるだけでも、ムダな衝動買いがぐっと減り、睡眠の質も上がります。

一生貧乏や体調不良を避けるために、まずは毎晩のスマホとの付き合い方を少しだけ見直しましょう。

文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)

会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方を発信。3匹の保護猫と暮らす。All About おひとりさまのお金・ペットのお金ガイド。

文=舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)