「上司からどう思われているのか分からない」「職場でうまく評価されたい」――そんな悩みを抱えたことはないだろうか。では、上司は部下のどのような行動を評価し、逆にどのような態度を敬遠しているのか。

そこで今回は、マイナビニュース会員300人を対象に2026年6月4日に実施した、理想の部下についてのアンケートの結果を紹介する。

理想の部下1位は「報連相がしっかりできる」

「あなたが思う『理想の部下』に最も近い特徴を教えてください」と尋ねたところ、最も多かった回答が「報連相がしっかりできる」(17.8%)、次いで「自分で考えて主体的に動ける」(15.8%)、「指示の理解が早い」(10.2%)と続いた。

  • あなたが思う「理想の部下」に最も近い特徴を教えてください

    あなたが思う「理想の部下」に最も近い特徴を教えてください

報連相がしっかりできる......17.8%
自分で考えて主体的に動ける......15.8%
指示の理解が早い......10.2%
周囲と協力できる......8.9%
挨拶や礼儀がきちんとしている......7.6%
気配りができる......7.2%
時間や締切を守る......6.9%
ミスを隠さない......6.3%
素直にアドバイスを聞ける......5.6%
レスポンスが早い......3.6%
愛嬌がある......3.6%
感情的にならない......3.3%
その他(記述回答)......2.0%
メモを取る......1.3%

「報連相がしっかりできる」を選択した人の意見

「報連相がしっかりできる」を選択した人からは、チームや組織として動く上で基本となる"報連相"ができていてほしいという声や、100%は求めないので"報連相"は最低限できていてほしいという声が上がった。

100点の仕事よりも、決められた期限までに結果を出してくれる信頼感が大事(60代/男性/兵庫県/その他・専業主婦等)

100%管理することはできないから、報連相がやはり重要(60代/女性/神奈川県/その他・専業主婦等)

一緒に仕事をしていく上で必要不可欠なことだから(40代/女性/岩手県/事務・企画・経営関連)

仕事の基本をきちんと理解してできている人が一緒に働いていて一番安心できるから(50代/男性/埼玉県/営業関連)

一方で、「働く上での基本だが、自身でもタイミングや言い方で苦労した」(70代/男性/宮城県/建築・土木関連技術職)といった声も上がった。報連相は仕事の基本とされる一方で、タイミングや伝え方に悩む人も多く、上司との相性や日頃のコミュニケーションの取り方が影響していることがうかがえる。

「自分で考えて主体的に動ける」を選択した人の意見

「自分で考えて主体的に動ける」を選択した人からは、主体的に行動してくれる部下は上司自身の負担が少ないという意見や、チームとしてうまくいきやすいという意見が寄せられた。

普段は指示を出せるけど忙しくて指示が出せない時に自分で考えて行動してくれると助かる(50代/男性/愛知県/技能工・運輸・設備関連)

一緒に働いていてストレスがないから(40代/女性/広島県/フリーター)

主体的に行動してもらえると、何倍も業務が捗る経験をしているから。たまに大失敗で逆もあるけれど、それはそれで良い経験になります(60代/男性/東京都/メカトロ関連技術職)

また、なかには「この選択肢1つで、ほかのすべての選択肢が完全に網羅されてると感じたから」(40代/男性/千葉県/専門職関連)といった、すべての根本となる理想の部下像が「主体的に動けること」だという声も上がった。

「指示の理解が早い」を選択した人の意見

「指示の理解が早い」を選択した人からは、「指示の理解が早い」人は頭の回転が速かったり、業務の質が良かったりと、それ以外の仕事の能力が高い人だと評価する人が多いことが分かった。

返事だけ良くても物事を理解していないで指示と違うことをされ、二度手間になることがある(70代/男性/神奈川県/事務・企画・経営関連)

一定の指示のみで、理解が早く、その意図を理解して動いてくれたほうが実現度が高まるため(40代/男性/埼玉県/営業関連)

指示を正確に理解できるならば、他のことにも正しく対応できる(40代/男性/大阪府/その他・専業主婦等) 理解が早い=頭の回転が速い、ということ。こういう人は、他に挙がっている特徴にも当てはまってくると思う(60代/男性/千葉県/専門サービス関連)

なかには「指示した相手が理解できないのは、指示した自分の責任である」(70代/男性/三重県/その他・専業主婦等)という上司側の伝え方や指示の明確さも重要だと考える意見も上がった。

「こんな部下は嫌だ」1位は......?

「反対に『こんな部下は嫌だ』と思う”部下の特徴”に最も近いものを教えてください」と尋ねたところ、最も多かった回答はやはり「報連相をしない」(16.4%)となった。また、次いで、「すぐ不機嫌になる」(15.1%)、「同じミスを繰り返す」(14.5%)、「ミスを認めない」(12.8%)と続いた。

  • 反対に「こんな部下は嫌だ」と思う”部下の特徴”に最も近いものを教えてください

    反対に「こんな部下は嫌だ」と思う”部下の特徴”に最も近いものを教えてください

報連相をしない......16.4%
すぐ不機嫌になる......15.1%
同じミスを繰り返す......14.5%
ミスを認めない......12.8%
遅刻が多い......9.5%
注意を聞かない......8.6%
指示待ちが多い......7.9%
相談なく進める......6.3%
その他(自由記述)......3.9%
レスポンスが遅い......3.0%
メモを取らない......2.0%

理想の部下についての問いでは、「愛嬌がある」や「感情的にならない」が下位であった一方で、嫌な部下についての問いでは「すぐ不機嫌になる」が上位に。常に明るく振る舞うことまでは求められていないものの、感情を周囲にぶつけたり、職場の雰囲気を悪くしたりする態度は敬遠されやすいことがうかがえる。


上司と部下の関係は人それぞれ相性によって変わってくるが、今回のアンケートを通じて、上司が求める部下像として「報連相ができること」は多くの人が重要視していることがうかがえた。

職場での振る舞いに悩む人は、ミスや仕事での失敗を恐れて抱え込むのではなく、まずは自分の状況や考えを上司に報告し、コミュニケーションを取ることが、仕事を前向きに進めるヒントになるかもしれない。

理想の部下についてのアンケート
調査時期: 2026年6月4日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 300人
調査方法: インターネットログイン式アンケート